ー1ー 休職のち、復職
結局復職するまでに9ヶ月程度かかった。
復職するまでに数時間職場に入らせてもらったり、生活リズムが整えられるように日中の活動を意識したり、それを記録につけたりもしていた。
ウォーキングや家でできるヨガ
リラックスする時間を意図的に作るために、アロマキャンドルを焚いたり、お風呂にゆっくり浸かったり
そして、無理なく復職した。
最長一年かけて今までやっていた勤務、早番・遅番・夜勤(月6回)の変則勤務に戻っていかなければならなかったのだが、その中でも抗うつ剤の量を減らすことも出来なければ、度々体が動かなくなってしまい休むこともあった。
ただ、職場に理解があることと、今もっている担当の子どもの行く末を見届けたいがために、ある程度は頑張ろうという気持ちで仕事をしていた。
でも、結局は一年かけても職場でいうところの通常の勤務に戻ることはできなかった。もどかしくもあり、自分はなんで出来ないんだろう、どうして気持ちと身体がついていかないんだろう。
勿論ゆくゆくは転職を考えていた。
そして新年度、信頼している上司が異動になり、先輩もいなくなってしまった。経験年数でいうと私が一番上。だけど、私の状態を考慮され、私の1つ下の後輩が新しくリーダーとなった。
申し訳ない気持ちと、自分の力の無さを感じた。でももし私に話がきたとしても受けられるキャパもないので断っていただろう。
でも、新体制となって新しいリーダーを自分のやり方で支えていこう、子どもの為に。チームの為に。そう思っていた。
ーーーーけれど、結局できなかった。
復職した後、私は懲りもせずアプリの男性と何人か会い、ひとりの男性と付き合うことにした。
バイクの趣味が同じであること、最初に変に着飾らず自然体で話すことができたこと、考え方に芯が通っていること、好きだという感情が伝わってきたこと、尊敬できそうなところ
それで交際を始めた。
色々なことがあった、辛いことも、もどかしいことも、悲しいことも
勿論、楽しいことも、嬉しいことも
人と付き合っていく上ではどうしても、深く付き合っていくにはどちらの面もみなくてはならない。良いところも悪いところもあるのが人間で、そこを上手くお互いが思いやりを持ってやり取りしていく。良いところしかない完璧な人間なんていない。
ただ、その ”好き” と ”もう無理” という感情を天秤にかけて、”もう無理”のほうが重く、戻りそうにもならない状態が続くとダメになってしまう。
これは私の考え方。
そして、もうダメだと思った。
きっかけは彼との間授かった、望まれてできたはずの命。
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