ケーキとおじさんたち。

自分のどっぷり偏見を思う出来事。

仕事の合間のランチで上島珈琲店へ。
ふと、隣を見ると、太ってだらしない
お腹をした、メガネの五分ガリの
黒いTシャツ、ジーパン、
おまけにウエストポーチのザ·オタク的な
おじさん(30代?)と、向かい合うのは
同じような体型のメガネの上下黒い服装の
おじさん。

なにやら2人して、銅製の冷たい飲み物の
カップと、ケーキをテーブルに、
いかにも理屈こね~というような口調で、
ドリンクやケーキの感想を話している。

オフィス街のランチタイムに、
働いてなさそうな、全く見かけに
気を使ってない服装をして、
大のオトナが、ケーキでうんちく
たれてるって。
おいおいおい、と横目で観察して
思ってしまった。

と同時に、自分の中のすごい偏見を思う。

皆が仕事してるお昼時間だといっても、
その人たちはその日が仕事の休みかも
知れないし、好きなケーキなどを、
気の合う友達と食べてて、何が悪いのだ。
おまけに、2人とも飲食店で働いてるとか、
調理人やパティシエだったら?
味のうんちくや感想を言い合ってても
不思議ではない。
またはスイーツを食べ歩いてるYouTuberとか
覆面調査員とか。

いずれにせよ、仕事でキリキリしてて、
少しでもホッとしたくて、
ひとときのランチタイムで何とか
息抜きできたら···と、ささくれた心でいる時に、
のんびりだらりと、友達とケーキ食べて、
どうでもいい話をしても良いような、
そんな2人が羨ましかっただけかも。

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