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圧巻!盤石!近江1強時代再来か~2021夏の最終報告

第103回全国高校野球滋賀大会が閉幕。近江が中止だった去年を挟み、3大会連続15回目の甲子園出場を決めました。優勝自体は16回目。甲子園は春・夏合わせ20回目です。おめでとうございます!
以下、私なりの総括です。いつも通りのランク制。ひまつぶし程度にどうぞ。

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近江の戦いぶり

ランク1位・近江は盤石の強さでした。岩佐、山田両投手は大会を通して打ち込まれることなく、懸念されていた打線も1番に抜擢された井口選手が結果を残しました。一番苦戦した試合は3回戦の八幡商業戦で、あとは水口東、綾羽、立命館守山と上位ランカーにも快勝。なぜノーシードだったのか、秋と春を見ていない人にわからないぐらい圧巻でした。本当に仕上げてきましたね。この勢いを持って甲子園でも強さを見せてほしいものです。

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他ランカーの結果は…

上記の通りランク上位はことごとく近江に敗れました。その中でも健闘したのは立命館守山と彦根翔西館。どちらも初のベスト4入りでした(立命館守山は最終的に準優勝)。特に彦根翔西館は滋賀学園を破り、夏終わりでは公立2位までランクアップ。他のランカーは、比叡山は滋賀学園に、光泉カトリックは伊香に、近江兄弟社と伊香は立命館守山に敗れました。ランカー同士のつぶし合いが多く、大会を通して波乱の印象は少なかったように感じます。

新チームの展望は…

3年生分を除いたランクを見ると、「近江1強」の時代が終わったようにも感じます。滋賀学園との差はわずかで、1年生大会だけで逆転の可能性があります。

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ただ、主観的にはかなり異なります。上位5チームに所属する2年生以下の投手で、この夏に大きな役割を果たした印象があるのは近江の山田投手と水口東の今村投手ぐらい。滋賀学園、綾羽、立命館守山は3年生エース中心の投手陣でした。近江はベンチ入りを果たした星野、外義、副島3投手も2年生。投手層の厚さは県内トップクラスで、また連勝が始まる気配もあります。秋の県大会で津田選手や山田選手擁する近江打線を抑える投手が現れるか、大きなポイントです。

いずれにしても、秋の近畿大会は春に続いて6年ぶりの滋賀県開催。6年前は私がBBCに入社した年で、滋賀学園の1年生・神村投手が報徳学園相手に見事な投球を披露しました。ただ近江、彦根東、膳所が出場した2018年以来、滋賀県勢はセンバツに出場していません。何とか1校、あわよくば2校、近畿初戦の壁を破って春の大舞台に臨むチームが登場することを楽しみにしています。

その前に近江は2年ぶりの甲子園!きょうが抽選会ですね。先輩たちの思いも背負い、存分に楽しんでもらえればと思います。例年であれば取材に行けるのですが、今年は報道制限もあるので実際どうなるか…

以上、報告でした!

https://twitter.com/asahi_koshien/status/1420583070030172164?s=19

【世代ランキング】
・最高学年入学後の実績をポイントで判定
・県大会は優勝10/準優勝8/3位6/4位4/ベスト8で2
・3位決定戦のない県大会はベスト4の2校が5
・1年生大会は×1/春は×1.5/夏と秋は×2
・近畿大会は春、秋とも出場3で1勝ごとに3
・全国大会は春、夏、秋とも出場5で1勝ごとに5

【例】2018夏の近江は40P ※滋賀大会で10×2、甲子園で5+5×3

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