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転職エージェントも悩んでいる?

皆さん、こんにちは。カタリストエージェントの勝田です。
弊社は人材業界を中心にした人材紹介事業をしておりますので普段から人材業界で活躍されている方にお会いすることが多いのですが、最近はそのような業界経験者の方から転職相談ではなく、その方自身のキャリアについて相談をされるケースがとても増えてきました。
そこで今回は、「転職エージェントも悩んでいる?」というテーマを取り上げたいと思います。


キャリアの壁打ちをお願いします

冒頭でも述べたように最近、人材業界出身者(中でも人材紹介コンサルタント)の方からキャリア相談を受ける機会がとても増えました。キャリア相談といっても転職を前提とした求人案件を確認したいということではなく、あくまでその方のキャリアについての相談、具体的には現状についてや今後の方向性、あるいは市場価値などについて確認をしたいというケースです。

これは転職相談の面談というよりは1 on 1での「キャリアの壁打ち」のようなイメージに近いと思います。

例えば以前、私が面談をさせていただいた方で残念ながら弊社では転職のご支援ができなかった方なのですが、現在の転職先でのキャリア形成について悩んでいるので相談に乗って欲しいと連絡がありました。

また、別の方は現在大手エージェントにてトップレベルの業績を上げていらっしゃる方でしたが、今後の自身のキャリアの方向性について相談したいとご連絡を頂きました。

あるいは私が今まで在籍をしていたアデコやリクルート、JACリクルートメントについて教えて欲しいと言われたこともありました。

これらの方々は現職において、人材紹介のコンサルタントとしてはむしろ活躍されており、一見すると自身のキャリアは順調そうに見えるのですがそれでも更なる成長を目指して、「キャリアの壁打ちをして欲しい」とご相談を頂くのです。

社内には相談できる人や吸収できるものがない?

以上のような方にはどのような特徴があるのでしょうか?いくつか共通する点を挙げれば以下のようになるかと思います。

・業績はトップクラスである
・社内に相談できる上司がいない
・自分がトップランナーなので相談できる同僚もいない(少ない)
・社内にはもう学べることがない(少ない)
・自分のキャリアについて常に考えている
・自分を客観視することに優れている
・高い成長意欲を持っている

 

つまり、社内には相談したり、見本となる人がいない、あるいはもう吸収できることがなかったりする環境下で自分自身のキャリアについて、このままでいいのかと危機感を持っている方々というのが共通する点です。

そのような方が外に目を向ける中で私にキャリア相談をしてくれたということです。

私、個人ができること

それではこのように立派に活躍されている人材紹介コンサルタントの方に対して、私個人ができることは何があるのでしょうか?

結論から言えば、私ができることは今までの私の経験をその方の状況に応じて語ることくらいです。

今まで25年以上にわたってこの業界で仕事をしてきた者として、例えばその方の5年、10年後のキャリアのイメージを私の今までの経験を通してお伝えさせて頂くことは可能です。あるいは、マネジメントなどの経験からプレイヤーとの違いについてもお話しさせて頂くことができます。

このような話がその方にとってどれだけお役に立っているのかは分かりませんが、面談時のことを振り返ってみると皆さん、スッキリしたと仰って頂くことが多いので少なくとも「ガス抜き」程度には貢献できているのではないかと思います。

私も含めて、他人のキャリア支援を生業としている転職エージェントは実は自分のキャリアについては日々悩み、中々自信が持てないものなのかも知れません。

このような時にやはり「相談できる人」がいるというのはとても大きいと思います。

私も社長をしている以上、当然ですが誰にも相談できずに判断をすることも多いのですが、時には迷ったり、悩んだりすることもあります。そんな時、普段からコミュニケーションをとらせてもらっている同業の経営者仲間やあるいは異業界で活躍されている経営者の方との交流やアドバイスはとても参考になることが多いです。

自分のキャリアに悩む転職エージェントの方にとって、私がそのような役割を担い、少しでもその方がいい方向に進んでいくお手伝いが出来るのだとしたらこれ程嬉しいことはありません。

1 on 1のようなキャリアの壁打ちについてもお気軽に弊社まで相談下さい。




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