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めちゃうま白米・味噌汁・納豆ご飯革命(レシピ動画リンク有)

旦那さんが「リュウジのバズレシピ」から至高の白米・味噌汁・納豆ご飯を作った。正しい作り方と真の味を知った。味の革命ですわ。


旦那さんが酔いどれ料理研究家リュウジ氏のレシピにハマってから、ずっと気になっていたレシピ、「至高の白米」「至高の味噌汁」「至高の納豆ご飯」をとうとう作った。一手間加えたり、一手間加えなくても正しい作り方をすることで、味の革命が起こった。

…というか、普通の米とか味噌汁とか、納豆ご飯とか、今まで食べてたのは70%くらいのポテンシャルしか出ていないもので、それを「それの味」だと誤解していたんだと思い知らされた。ポテンシャル100%の白米とか、味噌汁とか、納豆ご飯とか、もうヤバイですよ。


いつもの米、いつものネギに豆腐、スーパーで売ってる普通の味噌、ごく普通の納豆と卵。俺はそれらの味を知らなかった…。今まで食べていたのは何だったのか…真の味を知らずに「まあ、スーパーの普通の食材ならこんなもの」とか思っていたのか、すまねぇ、すまねぇ… と、旦那さんと一緒に激しいショックを受けたので、これはちゃんと書きたい。


本当に、この3つのレシピだけは、試してみてください。何の特別なものも使いません。普通の米と、ネギと、豆腐と、味噌、納豆、卵。全てスーパーで売ってる普通のもの、普段食べているそれらそのままで、作り方だけレシピ通りにしてみて下さい。と言っても、全然難しかったり面倒だったりはしません。衝撃を受けますから、きっと。

ということで、それぞれレポート。
 

「至高の白米」編

普段のお米を、ザルで水を溜めずに流しながらよく洗うことと、1時間ほど冷蔵庫で冷やして吸水させること、清酒をちょっとだけ入れることだけで、あとは炊飯器で普通に(ただし高速炊飯モードで)炊くだけのレシピ。 吸水1時間だけが一手間だけど、買い物行ったり風呂入ってる間にしておけば、あとは普通の炊飯と全く変わらない。

だがしかし

米の味が全く変わる。いい旅館のご飯みたいに、雑味がなくて、甘さがすごくて、口の中にいつまでも旨味の余韻が残る味。この白米と、きゅうりの浅漬けだけでいい。昆布茶を使ったきゅうりの浅漬けの作り方も白米レシピで紹介されている。

「至高の白米」と昆布茶で作るきゅうりの浅漬け。海苔佃煮や千枚漬けも最高に合います。


「いつもの米はポテンシャル70%以下だったんだなぁ…」と言ったのは旦那さん。

リュウジ氏はコシヒカリやあきたこまちやつや姫、ゆめぴりかなどのブランド米を使えと言っていたけど、うちにあったのは千葉県産ふさこがね(10kg 2800円)。それでもそう感じたので、普段の米で、まず炊き方だけを変えてやってみるといいと思う。


毎日のご飯の基本がこれになったら、もう下手な外食できないな、とは思う。本当、お米は美味しいと思えた「至高の白米」。たくさん炊いてラップに分けて冷凍しておけばいいらしい。それで簡単にこの味が毎日食べられるのなら、それはそうするわ。

ご飯革命。
 

「至高の味噌汁」編

下の写真は「至高の味噌汁」&「至高の納豆ご飯」。昨日の晩ご飯。味噌汁について話します。

「至高の味噌汁」&「至高の納豆ご飯」。


ネギと木綿豆腐だけのシンプルな味噌汁のレシピなんだけど、粉にした鰹節と味の素で、動物性の旨みと植物性の旨みを加えて、なおかつ「だしの素」を使わないことで余計な塩分や味・香りを加えないから、最大限まで味噌を入れられて、味噌と鰹節の香りだけが生きるという、余計なものを削ぎ落とし磨き上げられたレシピ。

作り方は簡単で、鰹節も粉にしたものをそのまま入れて最後まで取り出したりしないから、出汁をとる手間とかもない。むしろ普通の味噌汁の作り方より簡単までもある。

鰹の香りが純粋で、味と香りがすごい。丁寧に出汁取った時と同じくらい香りも味も出てる。味噌も、他に塩分が入ってない分たくさん入れられて、香りも味も豊か。白米と同じ表現だけど、「雑味がない」「磨かれた味」がする。

「簡単で」かつ「最高に美味しい」ので、毎日の味噌汁の質が変わる。

味噌汁革命。
 

「至高の納豆ご飯」編

衝撃の強さで言えば、一番はこれ。他2つは、「知ってる味がものすごくグレードアップする」というタイプの衝撃なんだけど、この納豆ご飯は…「確かに卵を入れた納豆ご飯ではあるんだけど、知ってる味と全く味の方向性や濃さが違う」という「別物」の衝撃がある。

普通の納豆ご飯と何が違うのかというと、納豆には卵の黄身とネギたっぷり入れるだけでそんなに変わらないんだけど、ご飯の方が違う。熱々の白米に卵白と胡麻油を混ぜて、味の素を入れて、しっかり混ぜたご飯は、卵白がご飯の熱で固まってご飯をコーティングした状態になり、胡麻油の香りと味の素の旨みを閉じ込めたご飯になってる。そこにネギのみじん切りたっぷり(ネギの食感がまたいい)の納豆をかけることで、ものすごくリッチで濃厚な、ガツンと来るような納豆ご飯に変貌している。

これが「至高の納豆ご飯」。ネギマシマシ感と、ご飯が少し卵白でコーティングされてるのがわかるかな?


ごま油の香りがまた食欲をそそるし、下味で旨味がしっかりついているご飯は納豆に味が負けていなくて、いつもの「納豆と、その味で一緒に食べてしまうご飯」という「納豆主役・ご飯は脇役」の関係がなく、納豆もご飯も完全に対等で混ざり合った味。とにかく味が濃厚。

味噌汁と一緒に食べたが、正直味噌汁は必要なかったかもと思ったくらい、それ一品で食べ応えがあった。朝ご飯だったら絶対、この納豆ご飯はこれだけで他に何もいらない。


あつあつご飯に卵白と胡麻油を混ぜるという一手間はあるけど、逆にいうと増えるのはその手間だけだから、このレシピのやり方で納豆ご飯、作ってみてほしい。

納豆ご飯革命。
 


…というわけで、1日で3つの革命を感じてしまったのだけども、これは本当に、「こういう当たり前の、レシピと言えないような基本的な食べ物を最高に美味しくする」という点に、リュウジ氏の真の力というか、料理研究家の底力を見た気がした。本当にヤバいよあの酔っ払い、すごいよ。

この3つのレシピは誰でもできるし、当たり前に食べるレシピだと思うから、この3つだけは本当に試してみて。革命を感じて下さい。
 

レシピ動画はこちら(YouTubeリュウジのバズレシピ)

なお、同じようなレシピに「至高の卵かけご飯」もあり、それは旦那さんが狂乱していたから、TKG好きな人はそちらも検索してどうぞ。(※私はTKG苦手なのです)

楽しんで頂けたなら幸いです。ご寸志、受け付けております。