読書録「AWAY GAME」シェリー・アシャンポー
著者は?
シェリー・アシャンポー
幼少期カリフォルニア州主催のギフテッド教育プログラムに選出され、ペンシルバニア大学ウォートン校出身の才女。
家族も揃って優秀で、父はIBMに勤務。
ビジネスのトップスクールでありMBAを取得せずともそれ相応の教育が受けられるためウォートン校へ進学。
在学中からIBMのインターンとして働き、その間に様々なIBMの要人にコンタクトを取り、IBMに入社、IBMの経営層になると言う目標のため、過去現在の役職者の出身部署を調べたところセールスバックボーンがほとんどということでセールスとしてキャリアをスタートし、IBM日本法人副社長兼アジアパシフィック地域の事業公共機関事業部担当ゼネラルマネージャーまで昇進。その後、アフリカ系アメリカ人として初のシリコンバレーIT企業CEOとなり、影響力のあるランキング(雑)に選出もされている。
才能も努力も行動もできる超やり手女性経営者が書かれた本。
この本を読むべきと思う人
高校生〜20代くらいの人
人生設計をまだしていない人
なぜ私がこの本を購入したか
事業開発担当として、将来やりたいことがあり起業の選択をする可能性もあるから。
女性の事業開発者として、同じ女性リーダーの本を読みたいと思ったから。
帯コメントが私の好きな元Facebookのシェリルだったから。
要約
著者説明の中で分かるとおり、裕福な家庭で、本人も優秀な女性、アフリカンアメリカンで女性である、ビジネスマンとしてはある意味ハンデのある中で、とことん戦略的に人生を設計し自分の望む人生を手に入れたと言う話である。
家庭や才能に恵まれた彼女でさえここまで人生を緻密に設計しそのために努力し行動し続けてやっと手に入るものなんだと思うと、自分の人生を嘆いている暇があったら考え行動しなくちゃいけないなと思わされた本だった。
実践したいと思った本の内容
仕事のキャリアだけでなく、自分の人生も同じくらいの解像度で計画し、逆算して実行していく。※目標には必ず期限を設ける
結婚もしくはパートナー選定の条件を定義すること(ドライに聞こえて最初違和感があったけれど最近は逆に変に色々考えずドライに考えるくらいが自分には合っているのかもと思えてきている)
私はこんな感じ
共通の性質:仕事が好き、インドアだけど色々体験したい(旅行好き)、プライベートは穏やかに過ごしたい、食べることが好き
補え合える性質:家計を管理するのが得意、家事が得意、きちんとしている
将来設計の一致:子供がほしい、仕事はなるべく長く続けたい、挑戦を後押しできる関係性
勝手にメンターにすること
メンターになってください!と申し込み、承諾した人にしか相談してはいけないルールはない、この人に話を聞いてほしい、話を聞きたいと思えば邪魔にならないように会話の時間を設けてもらえば良い
自分のキャリアは自分で計画し行動するもの。自分のキャリア軸で見ればあなたは個人商店であり、同じチームのメンバー、上司、会社の人は顧客になり得る。
Twitterにその辺の考えを書いてみた
この本を読んでいた同時期くらいに、コーチングセッションの中で50歳までの人生計画をざっくり立てていたので重要性がより深まった本でした。
脱線:高校生よ、サラリーマンの中身を知れ
告白しますが、私は高校は偏差値50で浪人しFランク大学を出た人間です。
でも、自分は本来もっとできると言う向上心だけは人一倍強かった。
今は、優秀な人たちと肩を並べ仕事をしている。(多分私が段違いで一番アホな大学出身)
だからと言って、
大学は関係ない、学生時代は好きなことして遊べとは言えない。
高校生の時、もっとビジネスの面白さを知るべきだった。
(当時は何者かになるんだ!代えの効かない人間になるんだ!声優か俳優になるんだ!と思っていた。※誤解して欲しくないから念のため、、声優か俳優を目指すのがダメなのではない)
会社の職種を知って何をしたいのか狙いが付けられていれば大学を偏差値意外で選ぶことができた。
自分にもし子供ができたら、会社のことを話したい。解像度を上げさせたいと思う。
サラリーマンと呼ばれている人の中身をもっと知ってほしい。会社と呼ばれている中身を教えたい。
言っとくけど仕事楽しいし、企業も面白いぞ。
子供のビジネススクールとか面白そう。
とか思ったらすでにありました。
法人向けサービスがメインなんだね。
toCだと教育にそこまで費用かけられないよってことなのかなあ。
でも我々ミレニアム世代は「何のためにやるの?」が大事だったから必要だと思うけどZ世代以降はまた違うのかしら。
同じっぽい。↓
塾に通う前に(勉強好きな子なら問題ないけど)、なぜ勉強をしなくちゃいけないか、何を目標にするか、何をしたいか知れる環境を整えてあげることを自分の子供にはやってあげたいな。
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