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不思議な体験、あれは一体何だったんだろう…。

それは、この夏休みの一時帰国を終え、シンガポールに戻る飛行機内での出来事でした。

これまで数えきれないほど飛行機に乗ってきた私ですが、あんな感覚に陥ったのは初めてで、パニックになるってこういう事なんだろうなと身をもって体験したお話です。


機内で1本映画を見終わったので、忙しくなる前にトイレに行っておこうと席を立ち、待つことなくスムーズにことを終え、自分の席に戻ろうと、歩いてきた一本道の通路を戻っていたところ、なかなかそれらしき場所が見つからない。

進行方向の右手に並ぶ青一色の小窓を見ながら、ここら辺だったな。と通路側に座っている主人を目印に自分の座席を見つけようとするけれど、

やっぱり見つけれない…。

おや?

と、そのまま見つけきれずその前方のトイレ前まで歩き着いてしまい、

(おや、どう考えても行き過ぎたな。)とあたりを見回すけれど、やはり自分の席は見つからず…

うん…?

何だ、これは。

何かがおかしい…

. …どうしたものか…

と状況が掴めず、よく分からなくなったので、

取り敢えず来た道を戻って最初からやり直そうとトイレに戻ると、
そこには順番待ちをしている長女が立っていました。

長女の顔を見て何故かホッとした私。

さあ、トイレまで戻ったので、またそこからスタートして席を探そうと歩き、また来た道を戻るけれど、やっぱりない。

ええ、

あれ…?

どうした…?

と焦り始める。

「あの人ウロウロ何してるんだろうって見られてるかもしれない💦」と変な被害妄想も入り始めて、

しまいには、

あれ、飛行機間違えちゃったかな💦?

なんてあり得ない考えまでも忍び寄ってきました。

(ああ、パニクるってこういうことなんかな。)

と、自分を客観的に考え落ち着かせながら、

(あ!そういえば、あそこに長女がいたな。)

と思いだし、

また、同じ通路をトイレに戻ると、トレイの順番待ちをしている長女が怪訝な顔で立っていました。

今思えば、長女は一連の私の行動を見ていたんだろうと思います。

長女の顔を見て安心した私は、

「ママ、席が分からなくなっちゃった…」と伝えると、

「はー…。はい、もー…、ついてきな!」

と、若干呆れ顔の長女は頼もしくも私の腕をとって、すでに2往復した通路をズンズンと進み、

「はい、ママの席は51のKね!」

と番号を指差し教えてくれました。

(あ、なるほど!番号ね。)

確かに乗る時には意識していた自分の座席番号、全く頭になかった私。

あ〜、やれやれ。とまたトイレの順番待ちに戻る長女。

何だかキツネにつままれたような気がしながらも、眠っている主人を跨いで自分の席に無事戻れた私。

ホット安堵した私は席に着きながら「長女も頼もしく成長したな〜」と感謝しつつも、なぜにこんな状況になったんだろう。と静かに一人で考えさせらる出来事でした。



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夏の思い出

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