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〜子供と私の成長日記〜

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・アメリカ人と日本人の両親を持つ、元気な3兄弟の成長と子育ての記録。 ・シンガポールで自由奔放に育つサードカルチャーキッズの我が子の様子や、多分化の中での日々の子育てで感じた事や…
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#海外生活

うちの子なかなかやるじゃない!と思えた次女の天晴れな行動。

今日は久しぶりに次女のお話をひとつ。 天真爛漫でまるで蝶々のようで、 気になることがあれば あっちへふらふら こっちへふらふら。 自由だな〜、を地で行くうちの次女10歳。 ウチの中ではすこぶる大変なのですが、 一歩外に出るとちゃんと周りを見ているというか、 とにかく歳下の子に優しく、ベビーが大好き。 そんな次女の こないだ一緒にお出かけした帰りの電車内での天晴れな行動です。 金曜の夕方18時あたり、 駅のプラットホームも帰路に着く人の群れでごった返しておりました。

利き酒ならぬ利きチーズ

それは昨日のことでした。 ごそごぞと冷蔵庫から何かを持ち出し、テレビの前で食べ始めた次女10歳。 「あれ? これは、 モッツァレラじゃなくて、 チェダーだね。」と一言。 「え!?、チェダーって分かった?」と聞くと、 「うん、白いからモッツァレラかと思ったけど、このシャープで強い感じはチェダーだね。」 ですと。 なんでしょう、10歳でチーズの違いを語るのがちょっと面白いなと感じたのは私だけでしょうか。笑。 そういえば小学校の頃の友達に「これはフジ、これは陸奥、

Where you come from? アナタはドコカラ来たんですか?

現在中3生の長女、とにかく高校受験に向けて勉強一本の毎日です。 塾に入り、帰宅が22時あたりになるまで勉強に勉強を続け、さらに土日も特訓やテストが続き疲れも見え始めるそんな中、幸か不幸か自分の偏差値(中学校では偏差値を出しません。)と、行きたい高校への合格率がクリアになり始めてきました。 これはちょっとマズイかもしれない。 (ちょっとどころではないのかもしれない…💦) と、本人も気づいたのかどうかは定かではないですが、自宅のリビングで寛いでいる時も、思い出したかのように

これが『類は共を呼ぶ』という現象なのか。長女の不思議な能力で繋がる友達の輪。

=== エピソードはこちらから↓ === 「ママ、一応伝えておくね。ママ、今 取り憑かれちゃってるよ。」 と、ソファーでくつろぎながら突然私に向かって言い放つ長女。 え? えーっと…… そうなんですか… パソコンに向かって黙々と作業をしていたところにいきなりのジャブで、どうリアクションを取っていいか分からない母。 以前にも書きましたが、どうやら長女は見える人らしく、時々不思議なことを言うので、ちょっとやそっとじゃもう驚かなくなった私。 先日は日本人会でタクシー

子供の成長を感じたアンニュイな気持ちにさせる雨の日の息子との会話。

ここ最近雨つづきのシンガポール。 常夏とはいえ、肌寒い毎日が続いていて短パンTシャツじゃ寒いくらい。 そんなのも相まってか、ここ最近パッとしない日々を過ごしています。 この天気に気持ちが左右されてしまうのは人間だけなのだろうか🤔 「なんだかな〜。」 とため息を着くと、 隣で息子(11歳)が、 「どうしたの?ママ?」 と聞いてくるので、 「なんだかな〜って思ってね。頑張ってるんだけど空回りしてるっていうか、上手くいかないっていうか…」と愚痴を垂れると、 「う

「ママ、なんか分かんないけど、全部が良い方向に向かってる気がする。」 と今朝、登校前の長女からの一言。 その言葉になんとも言えない逞しさを感じ、私も元気をもらった朝でした。 皆さんも良い一日をお過ごしください😊 Have a lovely day ahead!

「説明のうまくできないなんとなくの感覚」 それこそが定着の証明なんじゃないのかな。

この4月から小3生になる次女8歳。 日本人小学校に通っていますが、英語の方が強く、漢字や文章作成が大の苦手です… 春休みの宿題もこのままだと終わらないんじゃないかと心配になり、時間があれば次女の横に付いて問題を解くのを見ていて気づいたことがありました。 漢字や文章作成はとにかく危ういとしても、「て、に、を、は、」の格助詞を選択して文を完成させる問題については感覚で分かるらしく、ブツブツ言いながら空欄の◯に選んだ文字を書き込んでいて、なにげに全問正解。 これ、恐らくピュ

私が感じる子供の『自分らしさ』を引き出すお手伝いの方法とは。

有難いことに私はいろんな物をいろんな方から頂きます。 特に多いのが子供用品のお下がり。 服や靴や玩具や雑貨などなど。 シンガポールは四季がないためほとんど夏服だけなので、3人の子供服はほとんど貰い物で済ませており、こないだは日本からわざわざ『お下がり』を送って下さったお友達もいます。 ほとんど新品で捨てるには忍びないけど、周りにあげられる人がいなくて。 と、海を越えてやってくる。 有難いことじゃないですか。 子供らもなんの文句も言わないし、何よりその『お下がり』がすこぶ

バレンタインデーのおすそ分け。

今日はバレンタインデー。 娘13歳は、クラスの友達と先生に友チョコを渡したい!と、せっせせっせと昨日の日曜はキッチンにこもって作っておりました。 夜になり、さあ1つずつ詰めようと個数を数えると、モールで固めた小さめのチョコが4つ足りない… (ここら辺が13歳らしいと言えば可愛らしいのかもしれませんが😅) 「明日の朝4時起きすれば大丈夫かな….」とつぶやき、不安な様子を見せる娘を見兼ねた料理好きなパパは、 「パパやっとくから任せとけ。もう寝なさい。」 と、夜9時過ぎ

これが『時代に沿った』という事なのかもしれない…と考えさせられる息子の漢字学習から感じるジレンマ。

うちの息子10歳。 なかなか漢字を覚えられません。 覚えられないというか、音読などの読む時は読めているので、その要所にあった漢字を選び出して書く事ができていない、と言った方が正しいのかもしれません。 なので漢字の宿題で分からない漢字が出てくると、パソコンで検索して出てきた漢字の中から選んで書き出しています。 そんな様子から、もしかしたら「覚えなくてもパソコンで検索すれば出てくるからそれでいい」と潜在的に息子は考えているのかもしれないと母は感じ始めました😓 もちろん親

我が子のつぶやきから感じた「違い」や「区別」と「内と外の関係」

とかく人間は内と外の関係を作りたがる生き物だと思う。 作りたがるというか、作らないと自分の立ち位置が不安でしょうがないのかもしれない。 それは、 言語だったり、 肌の色だったり、 国籍だったり、 性別だったり、 出身地だったり、 学歴だったり、 部署だったり、 ありとあらゆる見方と理由で暗黙のカテゴライズをしているし、されていると思う。 会社では内の関係だったはずなのが、プライベートでの集まりに参加して顔を合わせてみると外の関係に変わった気がして、なんだ

海外に出たからこそ見えてきた日本の教育の良いところ。

海外に出ると良くも悪くも日本の事を語る機会が増えます。 いわゆる外から内を見るってヤツですね。 一歩外に出たから見える景色ってのは確かにあります。 政治や、週間、文化、働き方、そして教育。 私には3人子供がいるので、殊更教育については関心があり、昨今はいつからこの「塾ありき」の学習が根付いたのか知りたいところです。 というと、また日本の教育批判か。と思われてしまうと思いますが、 いやいや、日本の教育捨てたもんじゃない。というか、捨てたもんじゃないではなく、誇れるも

子供の頃からお金の事を知るのはタブーな事なのか。

以前の記事にもチョロっと書いた事がありますが、日本はどちらかと言うとお金の話しをタブー視する事が多いと思う。これは何でなんだろう。と日頃から思っていた矢先、 知人から紹介されて先日、村上世彰著の『いま君に伝えたいお金の話』を読んでみました。 正直あまりこの方に良い印象を持っていなかったけど、さすがお金のプロの話し、腑に落ちる。 お金に対する考えや思いがサラっと書かれていて『お金って本当は良い物なんだよ』とクリーンで爽やかに思えるような内容で、また、子供も読めるように分か

多様性の中で成長するということ。

子供の成長には目を見張るものがあって、何事もまだまだ先の事だと鷹をくくっていたら、痛い目にあうと言うか、心の準備ができてなくてうろたえる。 うちの長女も来年春にはもう中学生。 いったいいつの間にこんなに大きくなったんだい......? 長女は幼稚園から、下2人に関しては生まれも育ちもシンガポール。なので、日本に一時帰国する際は、「戻る」でなく「行く」感覚。 インター、ローカル、日系と、幼稚園や学校はたくさんの選択肢があるけれど、日本語をしっかり使える大人になって貰いた