漬物についての発表(トップ画像:パン床漬け)
ブラジル日本語センターで毎週月曜日に行われている「日本語ではなそうかい(Bate Papo em Japones 通称:バチパポ)」。
これは、日本のことを学びたい、日本のことが好き、日本語を話したい、そんなブラジル人が集まり、日本語ボランティアと一緒にお話ししながら日本の文化や慣習を学んだりする場です。
毎回、前半に日本語ボランティアのうち一人が日本のことについて、ブラジル人へ向けてプレゼンする時間が50分ほどあります。(通訳あり)
昨日は私の発表の番。
テーマは「漬物について」
パワポで資料作ってプレゼンするなんて久しぶりだったけれど、私自身とても楽しく発表することができました。
内容としては、一汁三菜、歴史的な背景、摂取量の推移、梅干し、漬物ができる過程、漬物の種類、京都の三大漬物、世界各国の漬物、漬物の上手な取り入れ方、ぬか漬けについてなど、
そして、最後に、「パン床漬け」をご紹介しました。
これは、杵島直美先生や、きじまりゅうたさんが、NHKきょうの料理や雑誌で紹介されていて、その都度私もアシスタントとして関わっていた、とっても思い入れが深いもの。
そして、もともとは、杵島直美先生のお母さまの村上昭子先生がNHKきょうの料理で、海外でぬかが手軽に手に入らない方や、より気軽に作れるぬか漬けの代わりの漬物としてご紹介したものでした。
そんな村上昭子先生の思いを、ぬかが手軽に手に入らないブラジルの方々にも伝えられたらと思い、今回、作り方とともにご紹介させていただきました。
また、試食も作っていきましたが、これも好評で嬉しかったです。
最初、え、パンで漬物?と、はてな?の顔色だった皆さんの顔が、
作り方をみて、試食もして、最後には、
家で作ってみますという声を沢山いただきました!
また、発表の後のトークタイムでは、日系人の方が、その方のおばあさまがぬか漬けをよく作ってくれた、懐かしいです、このパン床漬け、絶対に作りますと思い出話をしながら話してくれて、
感慨深く嬉しく思いました。
この「日本語ではなそうかい」には、私は今年の1月から参加しています。
毎週月曜日に開催されているのですが、日本のことを積極的に学んでいる、日本が大好きな皆さんから、毎回沢山の刺激とパワーをいただいています。
そしてボランティアとして参加しているはずなのに、ブラジル人の皆さんから教えていただくこともとても多いです。
そこに溢れる皆さんの笑顔が本当に素敵で、いつもいい気持ちで月曜日をスタートさせていただいています。有難うございます。
このような素敵な輪が食を通じてどんどん広がっていく活動も何かしたいなぁと思ったりもしています。
想像するだけでワクワクします^^
いしづあきこ
料理研究家/管理栄養士/フードコーディネーター/ブラジル料理探検家
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