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『怒る』と『叱る』の違い

皆さんはこの違いについて、どう考えているでしょうか。

『怒る』
相手を支配する、
自分の意のままに動かしたい時に取る行動。

では、『叱る』はどうでしょうか。
・・・。

残念ながら、同じです。

『怒る』と『叱る』

イメージとしては、
『怒る』は頭ごなしで感情的、
相手の意見よりも自分の想いや感情を伝える方が優先。
『叱る』は落ち着いて冷静に、
相手の意見もきちんと聴きながら諭すという感じですが、
『相手を支配する』という目的においては同じです。

「子どもが悪いコトをしていたら叱ります。
それは支配ではなく、教育です。」
そんな声が聞こえてきそうですが、
それなら叱るのではなく教えてあげれば良いのです。

それが、『教育』です。

「それは違うよ、こうするんだよ」
と教えるのではなく、
「何でこんなコトしたの⁉
こうしなきゃダメじゃない!!」
と強い口調で相手を否定する言葉を並べるのは、
教育ではありません。

ただ、あなたの意見を一番簡単な方法で、
手っ取り早く通したいだけ
です。

『怒る』も『叱る』も、
『相手が間違っていて、それを正す』
というコトが前提にあります。

『叱る』自体が目上の人にはしない行為であるコトを考えると、
『相手より自分の方が立場が上であり、自分の方が正しい』
と最初から思い込んで叱っているはずです。

相手の意見を聞くとは言っても、
取り入れるつもりはないのではないでしょうか。

『相手が間違っている』
という前提がある限り、
その意見は聞いてないのと同じです。

『私は善いことをしている』という意識がある分、
『叱る』
の方がたちが悪い。

著書【幸せになる勇気】

自分の子どもや後輩が、
間違った(と、あなたが思った)コトをした時、
誤った(と、あなたが思った)道に進もうとした時は、
怒るのでも叱るのでもなく、
冷静にそして対等に、
会話をする
コトが必要です。

どちらが正しいかではなく、
「なぜそうしようと思ったのか」
を相手の立場に立って聴いてみて下さい。

これは自分と異なる意見を聴けて、
視野を広げられるチャンスでもあります。

上からではなく本当に対等に話を聴いた時、
「なるほど!そんな考え方もあるのか!!」
「へぇ~あなたにはそんな風に見えてたんだね❣」
という発見があったりもしますよ。


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