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一緒にゲーム?これこそ、本当の不登校対策だ

青田先生ビデオ講座をブログ化します。第一弾が今回のもの。不登校問題については一番深いノウハウがある、それが日生学園の青田先生だと。かつて青田強先代校長のころには極度のスパルタで社会問題にもなったよう。OBに今田耕司、浜田雅功がいて、ネタになって有名に。その反省からか、現在の青田進校長はビデオで見ても素晴らしい方。不登校問題解決をライフワークにご活躍中。「どんどん広めて」とのことで、ボランティアで文章化してブログ化していこうかと。ユーチューブの機能で文字起こし、修正した後、できれば1000字くらいにまとめて、目を通しやすくしたい。

すると構成は

①内容のあらすじ

②圧縮版

③文字起こし全文

となります。ちょっと長くなりますが、興味に合わせて貴重なお時間、有効活用してくださいね。


そこでいよいよ本題へ。

内容あらすじ

不登校に取り組み始めて20年。政府の対応も、世の中の動きも、ずいぶん進んできたけれど、、、まだまだ本物とは思えない。みんな表面ばかり見て、苦しんでいる不登校児の心の声に向き合っていない。それは、お父さんお母さんも同じ。
実は、不登校のご本人はものすごく苦しんでいる。でも、言葉にならない。できない。大切なこと、やっていただきたいことは、苦しんでいるお子さんと時間を共有すること。一緒にネットする、漫画する、時間を過ごす。時間を共有して初めて心が通う。通ってはじめて、悩みを打ち明ける。問題解決に、家族一緒に向かい始める。
どうか、苦しんでいるお子さんを一人にしないで。実はものすごく苦しんでいるのだから。ご両親の歩み寄り、それこそが、解決の糸口となっていく。

20年、不登校対策は進んだか

 ちょうど20年余り前から不登校問題に取り組んできた。すでに3,000名を超える子どもたちが、生きる力を取り戻して社会へと巣立った。この20年余りの間に政府を中心にしていろんなこの不登校の問題対応策が取られるようになってきた。
しかし、これで本当にこの子たちを救えるのかと、今疑問に感じている。
カウンセリングを受けると「無理に子供を学校に行かせるな。とにかくゆっくり休ませろ」。指導に従うと時間とともに、よけいに精神状態が悪化、そして、1年2年と続いてしまう。
 お医者さんに連れて行って、精神安定剤を飲んでると確かに落ち着く。だけど、1年2年とその薬を飲み続ける。そんな状態が続くだけ。
 数万円もする詐欺まがいのマニュアル本。不登校受け入れをうたいながら生徒に何の手立てもしない学校。
 不登校が一般化し、対応もいろいろとられるようになった。とはいうものの、まだこの不登校の真実を本当に分かっている人が少ないのが現実だ。

ご両親にもわからない、お子さんの本当の苦しさ

 お子さんはなぜ学校に行けなくなったのか。なぜ学校に行けない状況が続いているのか。そして、そのことを子供はどう考えている?そのことを皆さんは分かっているでしょうか? 多くの人々は子供の表面しか見ていない。昼遅くまで寝ていて、起きたと思ったらテレビを見、あるいは音楽を聴き、漫画ばかりみて、ゲームをして、パソコンをいじって、夜遅くまでそうやって一人で何か意味のないことをやっている。そういう表の姿しか、見ていない。
そしてもし「そんなんやったら学校行ったら」というような言葉をかけたら、暴れ狂ったり、あるいは泣き叫んだり、精神が一気に不安定になります。
 そうすると、もうこのことは触れておけないなと、触れたらいけないなというんで、ただジッと子どもの行動を見ている。お父さんお母さん、そういう状態で子どもを見ているだけじゃないでしょうか。

子どもは本当に苦しんでいる、死ぬほど苦しんでいる

 子ども達に「中学校時代、家にいるときにどんなことを考えていたか」と聞くとびっくりします。一人一人が、なんでこんなに悩み苦しんでたのか。2人に1人は自殺を真剣に考えていたという。自殺しようと必死に本も読んで自殺の仕方を勉強した。死のうとしたけれど死ねなかった。そんなことを言う子がたくさんいます。
 どうでしょう、お父さんお母さん。表面上はダラダラと毎日生活ているようですが、実際は本当に悩んでるんです。苦しんでるんです。それを、お父さんお母さん分かっているでしょうか。

苦しんでいるが、見せないから見えない

 実は多くの場合、子供はその心の悩みを、お父さんやお母さんには見せないようにしています。お父さんお母さんは表面しか見てないとその子どもたちの心が残念だけど見えない。
 子供自身が自分が今悩んでること苦しんでること、その原因が実はわからない。だから、お父さんお母さんに相談しても、自分でさえなぜなのか分からないのだから相談にならないです。
 自分の悩みを相談しても、「お医者さん行こう、カウンセリングを受けに行こう」という以外に答えが出ない。ということを子どもたちは知っている。

悩みながらゲームする子供たち

 だけど本当に苦しいんです。苦しいもんだから本当は悩みを理解してくれる人が欲しい。だったら、お父さんお母さん、お子さんと一緒に苦しみましょう。
 何をすることかというと、悩みを持っている、持ってるけども何ともしようがない。しようがないけれども、朝になると太陽が登ってそして目が開きます。目が開いたら夜眠りにつくまでは起きておかなあかん。無駄な時間がずっとすぎていく。すぎていけども、自分で解決できない。致し方なく漫画、パソコン、ゲーム、テレビ、なんとかそうやって時間を使おうとしている。

時間を共有すると心がつながる、悩みが共有できる

 子どもたちがそうやって時間を潰している、その時間を共有してやることからはじめたらいいと思うんです。 一緒にテレビを見る。一緒にゲームをする。
 一緒に何とか子供たちとその時間を使っておれば、子どもにとっては今までの無味乾燥な時間が過ぎていくのと違う。一緒にお父さんであったりお母さんがその時間を共有してくれている。
 お父さんお母さんは私を本当に分かろうとしてくれているんだ、ということは、お父さんお母さん口に出さなくても子どもは理解できるんです。そしたら、子供の方から悩みを一緒に共有してくれないかという、そういう声が必ず出てくるはずです。


最後に文字起こし原文のまま

こんにちは、青田進です。

このたびはメールマガジンにご登録頂き、ありがとうございました。
私はちょうど20年余り前からこの不登校の問題に取り組んできました。

私が初めて不登校だってすると受け入れた当時は
まだこの不登校という呼び方さえはっきりしていなかった時代で、
登校拒否といった言い方で学校に行けない子達を呼んでいた
そんな時でした。

それから20年余り。
すでに3,000名を超える子どもたちが
この日生学園で生きる力を取り戻して
社会へと巣立って行ってくれました。

そして、この20年余りの間に政府を中心にして
いろんなこの不登校の問題に対する対応策が
取られるようになってきました。

しかし、よくよく見てみますと
これで本当にこの子たちを救えるのかなと
私は今疑問に感じています。

日生学園に入学して来られた生徒の保護者から
こんな話を聞いたことがあります。

子どもが学校に行けなくなったもので本当に困って
カウンセリングを受けに行った。そうすると

「学校に行けなくなったのは心が39度の熱を持っている
そんな状態と一緒なんだから、
無理に子供を学校に行かせようとしては絶対いけません。
子供をとにかくゆっくり休ましなさい」

そう言ってアドバイスを受けてそのアドバイス通りに
とにかく行かせようと思わないで
ゆっくり休め、ゆっくり休めと言っておったと。

ところが1ヶ月2ヶ月、時間が経つごとに結局だんだんと、
よけいに精神状態おかしくなってしまって
そして、1年2年とこんな状態が続いてしまったんです。
こんな話を聞きました。

あるいは、精神状態があまりにおかしいので
お医者さんに連れて行って、見てもらったら結局
精神安定剤をくださったと。
薬を飲んでると確かに落ち着く。
だけど、1年2年とその薬を飲み続ける。
そんな状態が続いてきただけなんですと、
こんなことを言われています

あるいは、最近はインターネットを見ておりますと
こうやりさえすれば問題は解決するよ、
といったようなことを書いたマニュアル本が数万円で売られています。
しかし、それをチラッと見せてもらうと
そんなことでこの問題が解決するかといっ
たような詐欺まがいのようなものも
たくさん含まれている様子。

不登校の生徒を受け入れる学校も次々と増えてきました。
しかし、これも不登校であっても受け入れはしてくれは
するけれども、じゃあ入学してから
この不登校の生徒が抱えている問題を解決するための
何か手立てを打ってくれるかというと
残念ながらそういったことをやっている学校は非常に少ない様子。

不登校が一般化して対応もいろいろとられるようになった
とはいうもののまだこの不登校の真実をを
本当に分かっている人が少ないのが現実だと思います。

この10年あまり、ようやく不登校のことが私自身わかり出して
全国各地で講演をしたり本を出版したりして
何とか多くの人にこの不登校の問題の根本を
分かってもらおうと努力してきましたが
残念ながらそれも不十分であったようです。

そこで今回、なんとかこの問題はもう一度ですね
皆さん方にお話しし、そして何とかこの不登校の問題が
この日本からなくなるようにですね
努力をしていこうというように考えて、
これから毎週、皆さんがたにメールを送りしたいと思います。

どうかこのメールを参考にしていただいて
子供の抱えている問題を解決しそして
不登校という深い苦しみの中から子供を解き放つためにですね
共に頑張っていこうではありませんか。

さて、皆さんは子供のことが分かっていますか。
お子さんがどんなこともなく(?)
お子さんはなぜ学校に行けなくなったのか
なぜ学校に行けない状況が続いているのか
そしてそのことを子供はどう考えている
そのことを皆さんは分かっているでしょうか?

これが分からなければ
子どもの問題を解決することは
残念だけど永遠にありえないでしょ。
まずは、子供が本当に考えていること、悩んでいること
これを実は知ることが大切なんです。

しかし、実際のところは、多くの人々は
子供の表しか見ていないです。
昼遅くまで寝ていて、起きたと思ったらテレビを見、
あるいは音楽を聴き、漫画ばかりみて
ゲームをして、パソコンをいじって、
夜遅くまでそうやって一人で何か
意味のないことをやっている。
そういう表の姿しか皆さんは、見ていないんじゃないでしょうか。

だから、時間がたつにつれて、だんだんだんだんど
子供に対して憤りさえ感じてる。

子供が最初学校に行けなくなった当初は
かわいそうに何か学校であったに違いない
だから子どもが学校行けなくなった
かわいそうな子だというような目で子どもを見ている、
ところが時間がたつにつれて今言ったように
何かだらだらだらだら毎日、ただ時間が過ぎていくのを
子供は待っているような生き方している。

そんなことするんやったら学校行ったらどうだと
いうような気持ちがしだいに湧いてきてるんじゃないでしょうか。

そしてもし子供に、
「そんなことばっかりやってるんやったら学校行ったら」
というような言葉をかけたら、
それをきっかけに多くの子どもは暴れ狂ったり、
あるいは泣き叫んだりして、
精神が一気に不安定になります。

そうすると、もうこのことは触れておけないなと、
触れたらいけないなというんで、ただジッと
子どもの行動を見ている。
今のお父さんお母さんそういう状態で
子どもを見ているだけじゃないでしょうか。

実はこれではいつまで経っても
子供が抱えている問題が分からない。

3,000名余の生徒を卒業させたと言いましたが
私は毎年入学してくる不登校だった生徒に
中学校時代家にいるときにどんなことを考えていたか
ということを聞くようにしています。
聞いてみるとびっくりします。
本当に一人一人が、なんでこんなに悩んでたのか、
苦しんでたのかというぐらい、
非常に大きな心に、深い悩みを抱きながら
実は生活をしていました。

入学してきた生徒の2人に1人は
自殺を真剣に考えていたという、
自殺しようと必死になって、本も読んで自殺の仕方を勉強した。
死のうとしたけれど死ねなかった。
そんなことを言う子がたくさんいます。

どうでしょう、お父さんお母さん。
表面上はダラダラと毎日生活ているようですが
実際は本当に悩んでるんです。
苦しんでるんです。
それを、お父さんお母さん分かっているでしょうか。

2人に1人が自殺を考えていたと言いましたけども、
そうするとお父さんお母さんのお子さんは
もしかしたら今、死ぬことを真剣に考えているかもしれない。
どうです、そう見えますか?

実は多くの場合、子供はその心の悩みを
お父さんやお母さんには見えないようにしてるんです。
見せないようにしています。

見せないようにしてるもんだから
お父さんお母さんは表面しか見てないと
その子どもたちの心が残念だけど見えない

なぜ見せないようにしているかと言うと
実はそれには原因がある。
何かというと、子供自身が自分が今悩んでること苦しんでること
その原因が実はわからないんです。

学校へ行けない。
学校行けなくなったけれども、自分がじゃあ
なぜいけないのか。その理由がわからないんです。

学校には本当は行きたい。
行きたいと思うんだけど、行こうとすると体が動かない。
なぜなのか分からないんです。

だから、お父さんお母さんに相談しても
自分でさえなぜなのか分からないのだから
相談にならないです。

ましていわんや、相談してみても
お父さんお母さん
表面的なものしか見てないお父さんお母さんに
自分の悩みを相談しても、
「わあ、それは大変や余計わからなくなってた。
お医者さん行こう、カウンセリングを受けに行こう」
という以外に多分お父さんお母さんからは答えが出ない。
ということを実は子どもたちは知ってるんです。

だけど本当に苦しいんです。
苦しいもんだから本当は自分のこの悩みを
理解してくれる人が欲しくてたまらん。
だけどお父さんお母さんは判ってくれない。

だからこそ余計に苦しいし、
余計に悩んでるんです。

ここで、お父さんお母さんがまずやるべきことが
見えてくるではありませんか。

それは、まず、子どもたちのその心、
子どもたちが悩んでいるその子どもの目線に、
お父さんお母さんが立つ、ということが大切だと思います。

「立つ」ということはどういうことかというと
一緒に悩みましょう、一緒に苦しみましょう、
あんた苦しんでるんだね、
だから私もあなたの苦しみを分かろうとしますよと
いうようなことを口に出すことではないんです。

何をすることかというと先ほど言ったように
実は子どもたちは本当は深い苦しみや悲しみ持ってるんですね。
悩みを持っている。

持ってるけども何ともしようがない。
しようがないけれども、
朝になると太陽が登ってそして目が開きます。
目が開いたら夜眠りにつくまでは起きておかなあかん。

何とも仕方ない時間、無駄な時間がずっとすぎていく。
すぎていけども自分で解決できないもんだから
その時間の中でその過ぎていく時間を
自分で我慢しとかなあかん、我慢できない、
なんとか時間を使うために先ほど言いました漫画を読んだり
パソコンしたりゲームしたりテレビ見たり音楽を聴いたり
なんとかそうやって時間を使おうとしているわけですね。

だとしたらお父さんお母さんがやってやれる第一は何か。
子どもたちがそうやって時間を潰している
その時間を共有してやることからはじめたらいいと思うんです。

一緒にテレビを見る。
一緒にゲームをしてやる。
一緒に漫画の本を読んでやりましょうよ。
わーこの本面白かったねー。
この漫画のこの表現は本当にスゴイね。

時間がたっぷりあるんだから
子どもと一緒にその漫画を複写(?)してみてもいいでしょ。

一緒に何とか子供たちとその時間を使っておれば
子どもにとっては今までの無味乾燥な時間が過ぎていくのと違う。
一緒にお父さんであったりお母さんがその時間を共有してくれている。

あっ、お父さんお母さんは私を本当に
分かろうとしてくれているんだということは、
お父さんお母さん口に出さなくても
子どもは理解できるんです。

そしたら、子供の方から
悩みを一緒に共有してくれないかという
そういう声が必ず出てくるはず。

これから、毎週、今まで私は20年間様々取り組んできた中で
家庭でもやれるであろう手立て
解決に近づける方法についてお話をさせて
いただきたいと思いますのでどうか
これから、このメールを利用しながら
少しずつ子供のことを理解して
そして子どもとともにこの問題を解決していきたいと
思います、どうかよろしくお願いします。

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