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なぜ酒が飲めない人を「下戸」というのか!?

10月1日は「日本酒の日」です。
秋の夜長の晩酌をとても楽しみにしている人は多いと思います。
お酒が好きな人にとっては、日本酒とか、ビールなどの言葉の響きはとても心地よく聞こえたりもします。

コロナのせいで外で飲む機会も減っていましたが、徐々に元の生活が戻って来そうです。
いろいろなお店で、お酒大好きな人にとっては飲み放題プランなどはたまらないサービスです。

ところが、お酒に弱い人も少なからずいます。
体質的にお酒が全く飲めない方もいます。

そういう人のことを総称して「下戸」といいますが、なぜ酒が飲めない人を「下戸」というのでしょうか?

それはかなり昔の階級制度が由来となっているのです。
「大宝律令」と呼ばれる法律があったのは、学校で習って知っている人も多いですよね。
その法律は、一家にいる働き手となる成人男性の数で階級が定められていました。

その数の多い順から、大戸(たいこ)、上戸(じょうご)、中戸(ちゅうこ)、下戸(げこ)と階級が分けられていました。

大戸が上流階級とされ、下戸が下級階級とされていたのですが、働き手となる成人男性の数多いと、そのだけ納税額も多かったので、より多くのお酒が分け与えられたそうです。

分け与えられたお酒は、上戸で8瓶、下戸で2瓶だったようで、このことから上戸はたくさんお酒を飲める人たち、下戸はお酒を少ししか飲めない人と呼ばれて、鎌倉時代以降に体質的に酒が飲めない人のことを「下戸」というようなったみたいです。


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