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「うつ」ってなんだ?

こんにちは!みかんです。

先日復職したAさんと面談をしました。

Aさんの過去の記事はこちら!

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心のことを勉強中の私

Aさんの復職が決まってから配属されるまでの間、私は1冊の本を読んでいました。

精神科医である泉谷閑示さんの著書。

泉谷さんはとてもやさしい考え方をされています。

過去にもこれらの本を読んで、自分の心から出る声の大切さに気付きました。

最近の思考の30%は泉谷さんでできているかもしれません(笑)


今回「うつ」の効用を読んだのは、Aさんのことを少しでも理解できればと思ったからです。


Aさんとの面談

心と身体、頭との関係性の図。引用元:https://ameblo.jp/bfxkn652/entry-10821874180.html

私「この図のように心と身体はつながっていて、頭は分かれていると考えるといいらしい。」

Aさん「どういうことですか?」

私「〇〇したい!〇〇したくない!という気持ちは心と身体からきて、〇〇すべき!〇〇すべきではない!という気持ちは頭からくるみたい。」

Aさん「なんかわかる気がします。」

私「心の〇〇したい!を合理的な頭がフタをする。それが続くと人間はおかしくなるみたい。私の休職の時も同じ!」

Aさん「それわかるなー。私もそうだったかもしれません。」

こんな話をしました。

心は脳であるという最近の脳科学の考えも、私は少しだけ理解しています。

でもこの図は非常にわかりやすいのです。

この図を見ていると、自分は何がしたかったんだろう?という心の声に目を向けることができます。

「うつ」は〇〇したい!〇〇したくない!という心の声を、合理的な頭が抑え続けて、心と身体がストライキを起こしてしまうのだ、と泉谷さんは言います。

自分の経験を振り返ってもそうだなと思います。


心に突き刺さった文章

少し長くなりますが引用しますね。

およそ人間的とは言えない満員電車に押し込まれて毎日通勤し、機械仕掛けの時計の時間に追い立てられ、効率優先・利潤優先の要請に追い回されて、プライベートを楽しむための方便として仕事に行くはずだったものが、仕事の疲れをとるだけのプライベートになってしまう本末転倒。

老後の心配のほうに重点がシフトして「いまを生きる」ことがなおざりにされ、生きる楽しみの大切な一つであるはずの食事までもガソリン補給のようなものに成り下がる。

翌日起きなければならない時間のために就寝時間が決められ、すぐに寝つけなければ「不眠症」ということになってしまう…。

このような現代人の生活に疑問を抱かないことを「適応」と呼び「正常」と見なし、そこに戻すことを治療のゴールと思い込んでいる現代医療も、「うつ」の発する警告を真摯に受け取る必要があるでしょう。

「うつ」の効用 P141

あまりに強烈すぎる文章。

私たちは会社を休む人が「異常」であると考えます。

「彼らは環境に適応できていないのだ。」

「適応できないから休職するのだ。」

少し考えてみると、その環境は果たして「正常」なのか?

環境自体が人間本来の性質に合わない「異常」なものではないのか?

その「異常」な環境に「適応」している人の方が「異常」ではないのか?

泉谷さんの本を読んでいると、私が当然と思っていた考えが、ぶち壊されます。

Aさんと出会って

Aさんと一緒に働くようになってから、考えることがたくさんあります!

もちろんいい意味で。

彼女と関わりながら自分自身を見つめ直す、そんな経験をさせてもらっている気がします。

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