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「言葉が好き」ってなんだろう?

こんにちは!みかんです。

私が尊敬しているクリエイターさんに、パールさんという方がいます。


この記事もそうですが、文章からにじみでるお上品な人柄。

私もこんな文章を書けるようになりたいなーと、パールさんの記事を読むたびに思います。

何でこんなに文章がお上手なんだろう?

その秘密に迫りたくコメント欄で質問してみました!


パールさんの記事のコメント欄。


パールさん、コメントの返信もご丁寧にありがとうございます…!

最後の、「ただただ書くのが好き・言葉が好きなんです。」の部分。

「書くのが好き」は私もなんとなくわかります。

書いていると頭の中のぐちゃぐちゃが、外にとりだされて客観的に考えられるようになる。

自分自身と向き合う時間になる。

書いた記事たちが可愛くなってくる。

( わが子のよう!笑 )

どうしてもわからなかったのが、「言葉が好き」の部分。


「言葉が好き」の探求


言葉が好きが頭から離れない!

パールさんのコメントを仕事に行く前に読みました。

「言葉が好き」ってなんだろう…?

駅まで道のり。自転車に乗っているときも。

「言葉が好き」ってなんだろう?

電車に乗っているときもそう。

部下とランチを食べているときも。

私「言葉が好きってどういう意味やと思う?」

部下「どうしたんですか、急に(笑)」

家に帰ってからも妻に。

私「言葉が好きってどういうことやろ?」

妻「また変なこと言い始めて。誰かに言われたの?」

私「パールさん。」

妻「パールさん誰?(笑) 外国人の友達できたの?」

私「違う(笑) 前noteですごくきれいな文章書く人おるよ!って話したやん。あの人が言ってた。」

妻「あの文章お上手な人ね!言葉が好きって何だろうねー。」

妻との会話。

2日間ぐらい「言葉が好き」を考えました。

全く答えは出ないのですが、考え続けると連想されることもあります。


言葉の定義

まず連想されたのが言葉の定義。

以前、会社のチームでこんなワークショップをしてみました。

テーマは言葉の定義を考えよう!

みんなの言葉の定義。

チームみんなで「仕事とは」、「会社とは」、「チームとは」など、言葉を定義してみました。

これで分かったことは「仕事」という言葉一つにしても、当たり前のことながらみんなの認識は違います。

これは当時、社会構成主義という考え方を知ったので、実践してみたワークショップ。

社会構成主義とは

世界がまずあって、それが言葉で表現されるのではなく、言葉が先に会って、その言葉が指し示すような形で世界が経験されるという考え方。

『物語としてのケア』 野口裕二 P17

社会構成主義に関連するナラティヴ・アプローチを知りたくて偶然Amazonで買った本です。

医療従事者の方が読む本ですが、全く関係のない私も理解できる易しい内容でした。

この社会構成主義、分かりやすい例として、医療現場の「告知」があげられます。

癌の患者は、医師から「癌である」と告知を受けると世界が一変します。

よくよく考えてみれば、その患者は告知をされる前から癌です。

でも告知をされると、世界が全く違うものに見える。

これが「言葉が世界を作る」ということの一例です。

社会構成主義の視点に立つと、チームメンバーが言葉をどう定義しているかで、それぞれの世界の見方が変わることが分かります。

このワークショップでは、みんなの言葉の定義を知ることでお互いを理解しようね!というのが目的です。

ここまで書いてみて、「言葉が好き」とはなんか違う(笑)


翻訳できない 世界のことば

次に連想されたのはこの本。

いろいろな国の翻訳できない、ことばたちが集まっている本です。

日本からはこんなことばたちが。

「ボケっと」・・・なにも特別なことを考えず、ぼんやりと遠くを見ているときの気持ち。

「詫び寂び」・・・生と死の自然のサイクルを受け入れ、不完全さの中にある美を見出すこと。

「積ん読」・・・買ってきた本をほかのまだ読んでいない本といっしょに、読まずに積んでおくこと。

『翻訳できない 世界のことば』  エラ・フランシス・サンダース


私が気になった海外のことばたち。

「アキヒ(ハワイ語)」・・・だれかに道を教えてもらい、歩き始めたとたん、教わったばかりの方向を忘れたとき、「アキヒになった」と言う。

日本と比べると、人同士の距離感が近いのかなーと思いました。

知らない人に気軽に道を聞ける。

忘れてもまた聞いたらいいや!というおおらかさを感じました。

「ドラッヘンフッター(ドイツ語)・・・直訳すると、「龍のえさ」。夫が悪いふるまいを妻に許してもらうために贈るプレゼント。

世界のどの国でも妻は強し。ですね(笑)

「ナーズ(ウルドゥー語)」・・・だれかに無条件に愛されることによって生まれてくる、自信と心の安定。

この言葉が生まれたこと自体、この国の温かさを感じます。

パキスタンやインドの言葉みたいですね。

ここまで書いてみて、これは「言葉が好き」に近い感じがする!(笑)


さいごに

いまだに「言葉が好き」の探求は道半ばです。

「言葉が好き」な人は言葉を大切にしている人なのかな?と勝手に思いました。

それは書くだけではなく、日々の話し言葉なども含まれるような気がします。

いつの日か私の口からも「言葉が好き」という言葉が自然と出るように、これからもnoteがんばります!

パールさんのコメントで私の思考が広がり、記事にすることができました。

ありがとうございます!!

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