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相続

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2023年7月の記事一覧

相続: 「一次相続 & 二次相続」 <ー そもそもどういう意味?

今回は「一次相続 & 二次相続」について見て行きましょう。

相続時に二次相続の方が相続税が高くなりそう~

「一次相続」: 亡くなった個人(被相続人)の遺産を、直接的な法定相続人によって相続することを指します。法定相続人とは、法律によって被相続人の遺産を相続する権利を持つ人々のことです。一次相続人は通常、被相続人との家族の関係に基づいて定められます。
一般的な一次相続人の例は次のとおりです:

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相続: 「相続税の申告期限に間に合わない、延長はできるのか?」

今回は「相続税の申告期限に間に合わない、延長はできるのか?」について見て行きましょう。

相続税の申告期限は10ヶ月で、これは原則として延長することはできません。

現実的にある話なのですが...特にあり得る

1.遺産分割協議が整わない
2.財産内容が把握できない
3.相続人と連絡がつかない

などというような理由では、延長は認められません。



苦肉の策としては、「申告期限後3年以内分割見

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相続#15:  「相続税の延納?」 

今回は「相続税の延納?」について見て行きましょう。

これはあり得そうですね。

さて、その場合?

相続税の延納(国税庁の内容です: ↓)

延納の要件
次に掲げるすべての要件を満たす場合に、延納申請をすることができます。

(1) 相続税額が10万円を超えること。

(2) 金銭で納付することを困難とする事由があり、かつ、その納付を困難とする金額の範囲内であること。

(3) 延納税額および利

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相続#14: 「相続税の申告と納税」 <ー 期間は、思っているより短いと思います

今回は「相続税の申告と納税」について見て行きましょう。

実は、思っているより短いです。

「相続税の申告と納税」税務署の受け売りですが: ↓

申告期間: 相続税の申告は、被相続人が死亡したことを知った日(通常の場合は、被相続人の死亡の日)の翌日から10か月以内に行うことになっています。

例えば、1月6日に死亡した場合にはその年の11月6日が申告期限になります。

なお、この期限が土曜日、日曜

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相続#13:「名義預金」 <ー 税務署は知っています、また相続でもめる内容です 

今回は「名義預金」について見て行きましょう。

結構、相続でもめる内容ですが、最初に意味を確認しましょう。

「名義預金」: 口座の名義人と、実際にその口座にお金を預けている人が違う預金のことです。口座名義人と真の預金者が異なる預金ともいい、借名預金と呼ばれることもあります。

よくある例は、祖父母が孫や子の名前で口座を作って預金をすることや、配偶者の給料を自分名義の口座で管理することです。名義預

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相続#12: 「相続時精算課税」 <ー 凄まじい節約、正し条件あり。 とはいえ、もしかすると、この法律は、お金持ち用の相続税節約術?

今回は「相続時精算課税」についてみて見ましょう。

相続時精算課税の制度とは、原則として60歳以上の父母または祖父母などから、18歳(注意1)以上の子または孫などに対し、財産を贈与した場合において選択できる贈与税の制度です。この制度を選択する場合には、贈与を受けた年の翌年の2月1日から3月15日の間に一定の書類を添付した贈与税の申告書を提出する必要があります。

この制度を利用すると、贈与された財

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