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芦田愛菜が就活したら最強な件

この記事/小説(笑)は、就職活動(新卒、既卒、第二新卒)でこれから面接がある方に、暇つぶしにお読み頂きたい投稿です。(この話は完全なフィクションです。)

「芦田愛菜です」が最強の自己PR

灰原澄男(32)は、とある日系大手BtoBメーカー、ナニワ鉄鋼の新卒採用面接官。ナニワ鉄鋼は売上は1兆円、利益1000億円超えの上場企業だ。入社10年目で、新卒採用の面接官に任命された。

慌ただしく面接をこなし、3日連続で学生さんの面接を5人以上担当し、ふと感じた。「さっきもサークルの副代表で、モチベーション上げた子がいたな。この子誰だったかな、、、」と。金太郎飴の如く同じ様な話を聞くことに飽き飽きしていた。

同室で面接フォローをしている人事担当と、「次の学生さんが、サークルの副代表か、新歓代表、バイトの売上1.2倍マンのどれか賭けようぜ」と談笑していた。

そんな中、3日目の最後のタームの面接に現れた小さな女の子。

学生さん「こんにちは。芦田愛菜です。

着席後、一言目の挨拶を聞いた灰原は心の中でニヤけた(「あしだまな」だって、今まで散々いじられて来たんだろうなぁ笑)と。

笑いが顔に出る事を我慢しながら、灰原はその学生さんの顔を見た。天才子役として日本を感動で包んだ芦田愛菜が、そこにちょこんと座っていた。

灰原「ホンモノかい!」(芦田愛菜さんって、あの芦田愛菜さんですか?)

思わず本人に聞いてしまった。

芦田愛菜「KO大学の芦田愛菜です。本日はよろしくお願い致します。」

礼儀正しく清楚で凛とした芦田愛菜が、なんとナニワ鉄鋼の面接を受けに来たのである。

形式的に面接を進める灰原。明るくハキハキと答える芦田愛菜。夢の様な面接の時間はあっという間に終了した。

2次面接の面接官への申し送り票には、

芦田愛菜さん本人。来る、来ないに関わらず、絶対に内定出したほうが良いと思います。広告効果バツグン。社員の士気も上がる。

とメッセージを添えて次の面接に進めることにした。

同席している人事担当に「本物の芦田愛菜ちゃんくるなら先に言ってよー!びっくりしたじゃん!」など笑いながら面接の部屋を後にした。

※他の面接した学生さんの印象は忘れ去られてしまいました。あぁ無念。

===謎のストーリーは以上です===

「芦田愛菜です」が想起させる事は?

もしあなたが面接官だったら、面接を受けにきた芦田愛菜さんが、会社にどの様な利益をもたらすと思われるでしょうか?

・天才子役=知名度バツグン
・スポンサー集められそう
・話題性/広告効果ありそう
・社員の士気も上がりそう
・(他の芸能人も連れてきてくれるんじゃね?)という期待感

などが想起させられます。

これって、面接をする上でとても大事なことです。面接は、「あなたはうちの会社にどんな利益をもたらすことができますか?」という事を、会話の中で伝える必要があります。

「芦田愛菜です」の一言で、会社にどんな利益をもたらせるか伝えられる事は、面接において最強です。

「芦田愛菜」ではない私はどうすればいいの?

残念ながら、私達は芦田愛菜さんではありません。土屋太鳳さんでも、手越祐也さんでも、藤井聡太さんでもありません。

名前だけでPRできないのではれば、自分のことを説明する必要がありますね。

自分の事を説明するには、

・所属、役割
・具体的な行動
・理由:なぜやろうと思ったか
・どんな工夫があったか

など、「あなたについて」わかりやすく伝える必要があります。

中には、「日本一になりました」「世界大会で入賞しました」など、高い成果をPRする方もいます。

もちろん結果だけでは無く、ご自身の役割、理由、具体例、工夫などが話せないと、自社に合う人材なのか判断する事はできませんが、面接官も人間なので、高い成果を出している人の印象は残りやすいですね。

→そんなに高い成果を上げた事がある人ばかりでは無いですよね。

具体的なエピソードで、面接官に「あなた」をイメージしてもらう

あなたが面接官なら、以下のどの学生さんを通したいと思う(印象に残る)でしょうか?

【質問】力を入れた活動を教えて下さい。

Aさん「私は、チームをリードする事に力を入れています。高い成果を残すため、チームメンバーのモチベーションを上げることに特に注力しました。人によってモチベーションが異なっていたので、まずはメンバーとコミュニケーションを取りました。チームでプロジェクトの方向性を固め、リーダーとして、マネジメントすることは、とても難しく挑戦しがいがありました。」

Bさん「アルバイト先の売上を1.3倍に上げました。そのために、全力でアルバイトに取り組み、誰よりも頑張りました。積極的にお客さんとコミュニケーションを取り、売上向上に貢献しました。」

Cさん「オンライン不動産メディアを運営する会社で、週2回の長期インターンを行っています。1日150件以上のテレアポと、半年で100以上のウェブ記事の作成を行いました。」

私が面接官なら、Cさんを通すと思います。(Aさん、Bさんは何言ってるかわからない)

※経験上、AさんとBさんのような話をされると、どれだけ深ぼっても抽象的な返答しか返ってこない事が多いです。面談しててくっそストレスが溜まります。笑

あなたが芦田愛菜さんでなく、名前を伝えても一言で理解してもらえない場合、具体的な事例を伝える事が重要です。

今から芦田愛菜さんになるには

今から芦田愛菜さんになるとしたら、裁判所にいかないといけません。https://www.courts.go.jp/saiban/syurui/syurui_kazi/kazi_06_19/index.html

https://www.courts.go.jp/saiban/syosiki/syosiki_kazisinpan/syosiki_01_20/index.html

ただこの方法で名前だけ芦田愛菜さんになっても意味がないので、「芦田愛菜さん」という名前が持つ意味を自分に装着する必要があります。

面接に置ける「芦田愛菜さん」の名前が持つ意味は、話を聞けば誰だか、どんな活動をしている人かがわかる。ということだと考えています。(以下、「アシダマナ化」といいます。)

そのためには、

①結果を出し、認知度を上げる(名前を聞けばあなたがどんな人で何をしている人かわかる様になる。)=アシダマナ化

②具体例を話せば自分が何者か理解してもらえる様に、自己理解とわかりやすく伝える練習をする

ことが必要です。

①ができたら就活は苦労しません。(というかおそらく就活する必要がありません。)

99%の方は②をする必要があります。

そのためには、自己分析/他己分析をして下さい。

アシダマナ化することができない方は、自己分析/他己分析が必須です。

自己分析/他己分析の手法に関しては、後日またまとめてみます!

めちゃ簡単な活動内容紹介

本業で就活支援をしています。11年目。基本的に毎年商社やデベロッパーなどのハイクラス層を支援中。

※特に今年はある商社から依頼をうけ、4~5月にかけて50名程度選抜した学生さんの集客と、個別フォロー施策を行いました。結果、その総合商社に10名内定、他商社に10名内定、その他デベロッパーや政府系金融など名だたる企業への内定に繋がりました。





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