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アラフィフ公務員・新キャリア開拓の旅-早期退職準備編⑤

組織のビジョンや価値創造と書いたが、そんなに大きなことを指しているわけではない。

-私の立場から手の届く範囲を見つめ、何に対応するべきなのかを見定める-

世のサラリーマン、世の管理職は、必ずと言っていいほど直面しているテーマだろう。
しかし、これが難しい。これは、才能だろう。

私に才能があれば、自分の上下左右の人を見渡しながら、何を推し進めるのか、仲間を見つけて解決に導く、それができるのだろう。
それが組織の強みだろうし。


でも、それが難しい。

何が難しいって、自分がそれをできる人間であると、頑張っている誰かの目に触れて、仲間を作ることが難しいのだ。
結局、自分で処理できる問題のレベルで課題をセットし、それをやる。その繰り返し。

今までの私は、人員削減という課題にスキルや効率化で目の前の仕事を捌いていく、そんな能力しか、磨いてこなかったんだと思う。

手間ひまかけて解決したい問題を見定め、どんなプロセスを踏んで解決に導きたいのか、そして何より、それを一緒に取り組む仲間は誰なのか、それを考え生み出す工程が、ポッカリ抜けているのだ。

これは、私だけの問題じゃなくて、この組織の抱える問題のように思える。


管理職が処理でセットする課題の向こうに、組織の未来は広がっているのだろうか。

せめて若者たちだけでも、自分達の手で何かを生み出そうと思ってくれているのだろうか。


他の人のことなんて、本当はどうでもいい。

ここに、私の居場所がない。私の悩みを打ち明ける場所が、この組織の中にはどこにもないと思うのだ。


今更私に何ができるのだろう。


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