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仕事ができる人が選ぶブラウザは?

みなさんはブラウザは何を使っていますか?
パソコンにプリインストールされているインターネットエクスプローラやサファリを使っている人も居れば、クロームやファイアフォックスをダウンロードして使っている方もいると思います。

ところで、使っているブラウザの種類で、
離職率、欠勤率、仕事のパフォーマンスの高低
が解ると言ったら信じられますか?

今日は、アメリカの経済学者マイケル・ハウスマンの研究結果をご紹介します。

3万人のデータでわかった、離職しやすいブラウザとは!?

ハウスマンは銀行や航空会社、携帯電話会社の顧客へ電話対応(コールセンター)する3万名以上の従業員データを分析し、その雇用履歴と使用ブラウザの相関関係を分析しました。

その結果、クロームやファイアフォックスを使っている従業員はインターネットエクスプローラやサファリを使っている従業員よりも15%も長く勤務していることがわかりました。

15%と言うと大したことがないように感じるかもしれませんが、6人が15%長く会社で働くとなると1人分の雇用に相当します。使っているブラウザで1人分の雇用に相当するとしたら・・・すごいですよね。

欠勤率とパフォーマンスにも影響が!?

ハウスマンの調査はここで終わりません。
欠勤率についても同じように確認しました。

結果、クロームやファイアフォックスを使っている従業員は、インターネットエクスプローラやサファリを使っている従業員よりも19%も欠勤率が低いことがわかりました。

また、業績にも大きな差異がみられました。

売上、顧客満足度、平均通話時間に関する300万件ほどのデータを分析したところ、ファイアフォックス、クロームユーザーは売上が高く、通話時間が短く、顧客満足度も高い傾向がみられました。

ブラウザの選択が、離職率や欠勤率、仕事のパフォーマンスにまで影響すると言うのは本当に驚きの結果だと思います。それではなぜこのような差が生じるのでしょうか?

ブラウザが離職率、欠勤率、パフォーマンスに影響する理由

違いを生む違いは何から生まれるのか、2つの仮設を立てて検証しました。
仮設1 テクノロジーへの理解度の差
仮設2 入力速度などの技術の差

結果、どの仮設も誤りで有ることがわかりました。
従業員は全員、コンピュータの適性テストを受けていて、コンピュータの知識にも入力の速度にも技量にもさほどの差が無いということが確認されたのです。

この差を生んだのは、
「より良い選択肢を試すタイプかどうか」ということでした。

みなさんご存知のように、Windows PC にはインターネットエクスプローラが、Mac にはサファリがプリインストールされています。

このプリインストールされているブラウザを、何も疑問を浮かべずにそのまま使用しているグループとほんの少しの工夫をしているグループでこんなにも差が生まれたと言うことになります。

「自発的に環境を変える」と言う特性が、日頃「使用するブラウザ選び」に現れたと言うのがこの調査の結果と言われています。

キャリアの選択とブラウザの選択は同じ

キャリアの選択でも同じことが言えると思います。

なんとなく地元の中学校から地元の高校、大学へ進学し、大手の会社に入社して、10年以上1社の中でキャリアを築いている人の中には、

「ここではない、もっと自分にとって良い仕事があるんじゃないか?」

と言う、よくある疑問を感じることなく、目の前にある仕事に忙殺されて日々を過ごして居ることがあります。

時には疑問をいだいても、ブラウザの使いづらさを我慢するように

「まぁ、こんなものだろう」
「オレにはここが丁度いい」
「今さら他の可能性を考えるのは面倒だし」

流されて、自分の人生を諦めてしまう人も居ます。

それでいて、ある日ふと自分の人生を振り返り、
「あの時もっと考えればよかった」と後悔する人がいます。

オーストラリア人のブロニー・ウェアさんは看護の仕事を通し、多くの老人の最後を看取ってきました。その経験から、人が最後の瞬間に後悔することを著書「死ぬ瞬間の5つの後悔」にまとめています。

その後悔の一つが「他人の期待に沿うための人生ではなく、自分がやりたいことをやっておけばよかった」というものです。

ブラウザの選択から死ぬ瞬間の後悔へ、ちょっと話が飛躍しすぎたかもしれませんがキャリアの選択においても、盲目的にならずに常に可能性を模索し、行動しつづけることが大切だと思います。

まとめ

ブラウザの選択「ありものをそのまま使う」のか「自分なりにより良いものを模索」するのかが、仕事のパフォーマンスにまで優位な差として現れる例を紹介しました。

人生においても、常に現状に満足せずにより良い人生を模索し行動することで、今は見えない未来が開ける事があります。

もちろんただ闇雲にもがくことはおすすめしません。

私は、みなさんが自分の価値観を理解し、何を実現したいかをある程度明確化して、キャリアのプロトタイプを作り、仲間とともに検証して磨き、一歩を踏み出す。そんな環境を作りたいと思っています。


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ここまで読んでいただき、ありがとうございます。一人でも多くの方がウキウキ、ワクワク働く社会を実現します。週一更新LINE@【LINE】 https://line.me/R/ti/p/%40078qhmzv