面接で不合格になる7つの理由
こんにちは!
個人のキャリアデザインや組織開発を支援している山本(@pariporin)です。
一生懸命職務経歴書を編集し、志望動機を整理して挑んだ第一希望の企業面接で不合格となった経験を皆さんお持ちかも知れません。
今日は転職活動時の面接で不合格となる7つの理由についてお伝えしたいと思います。
面接不合格理由7
・超基本のマナーができていない(身だしなみ、挨拶)
・質問に対する回答がずれている
・応募先企業の情報が不足している
・転職を検討している理由の説明が曖昧
・入社して何をやりたいのか(できるのか)話せない
・過去の経歴に一貫性がなく、その理由の説明もできない
・仕事上必要な能力(スキル)が不足している
企業は面接で何を見ているのか?
企業が面接時にどんな観点で何を見ているのか、考えたことが有るでしょうか?
企業が面接で見ているポイントを知ることは、面接で不合格になる可能性を低くすることに繋がります。
私はベンチャー企業で人事をしていた際に一日最大10件の面接を実施していました。その際に、会社としてみるべきポイントとして共有されていたのは以下の5つになります。
1.社会人としての立ち振舞ができているか
2.求める能力(スキル)を持っているか
3.会社のチームに馴染める(スピード、コミュニケーション等)か
4.入社後にやりたいことが明確になっているか?
5.一緒に働きたいと思えるか?
上記のような基準を設けている企業は多いでしょう。
しかしこれらは単なる基準であり絶対ではありません。
面接官も人間なので(一部AIが面接を行う企業もありますが)、どんな人材が会社にとって必要なのか、完璧に把握している面接官はいません。
そのため面接の合否は「波長が合う」「やる気を感じる」「活躍のイメージが持てる」などの面接官の心象によって左右されます。
ということは、面接官の心理状態(機嫌など)にも左右される可能性が高いものなのです。
その様な不確実性の高い状況の中で、合格可能性を高めるためには、不合格理由に該当する項目をできる限り潰していく必要があります!
合格可能性を高めるために、不合格理由を一つづつ見ていきましょう。
・超基本のマナーができていない(身だしなみ、挨拶)
メラビアンの法則という言葉を聞いたことがある人も多いのではないでしょうか。
心理学者のアルバート・メラビアン博士が人の行動が他人にどのように影響を及ぼすかという研究を行った結果、
話の内容などの言語情報が7%
口調や話の早さなどの聴覚情報が38%
見た目などの視覚情報が55%の割合でした。
つまり、話の内容よりもスーツの着こなし等の見た目や話すスピード、口調の方が初対面の面接官の印象を変え、合否の結果にも関わってくるという事です。
・質問に対する回答がずれている
例えば面接官に「ここまで道に迷いませんでしたか?」と聞かれた時、面接官は「はい、事前に調べてきたので迷いませんでした」と言った回答を期待しています。
それに対して「迷ったということは無いんですけど、今日は緊張しているので早めに家を出て喫茶店で時間を潰してきたのですけどまだ緊張が止まりません」というように、
質問されていることと回答がずれている方が見受けられます。
この様なコミュニケーションを取られると面接官としては「話がわかりづらく入社してからも苦労しそうだな」という結論になりかねません。
質問の意図を汲み取り、質問に対する回答ができるようにしましょう。
・応募先企業の情報が不足している
転職活動をしていると紹介会社から、
「書類通過率は20%前後なので、
少なくとも20社程度は同時応募をおすすめします!」
と言われて、
興味があるかどうかも考えずとりあえず応募してしまう事があります。
私も同じ様な話をされてとりあえず10社程度エントリーしてみたところ、7,8社から面接依頼が来てしまい、日程調整に苦戦した事がありました。
日程の調整だけでも大変なのに、そんな中でも企業へ手ぶらで訪問するわけには行きません。
応募先企業のホームページを見て、最も注力しているサービス(商品)や、新サービスの情報のほか、競合企業のホームページなどは最低限抑えておくべきでしょう。
情報不足のまま面接に現れた候補者は、恋愛に例えると「誰でも良いから付き合いたい」と言っているのと同じ事になります。
・転職を検討している理由の説明が曖昧
転職活動時の面接でほぼ100%聞かれる質問の一つが転職(検討)理由です。
今働いている会社が有るのに、なぜやめようとしているのか?
離職中だったとしても、なぜ次を決める前に辞めたのか?
面接官目線で考えても目の前の候補者がなぜこの場所に来ているのかを聞くのは、名前を聞くのと同じくらい当たり前の事なのです。
その理由が曖昧で解りづらかったりすると
「この人大丈夫かな?」「考えが浅いな」「うちでも同じことが起きるのでは?」
と思われてしまいます。
訪問前にどの様に解りやすく説明するのか考えてから挑むべきです。
・入社して何をやりたいのか(できるのか)話せない
転職活動の面接は、学校へ入学する際の面接と大きく異なる点があります。
それは、「私を雇えばあなた(会社)にこれだけのメリットがある」とアピールする必要が有る点です。
たまに「入社してスキルを身に着けたい」「キャリアアップしたい」「市場価値を高めたい」等と応える方も居ますが、その様な答えは問題外です。
欧米人は「私を雇えば企業にこんなメリットが有る」と直接的にアピールする人が多いようですが、ジョブ型雇用が広がり始めた日本でもこの様に解りやすくアピールするのが当たり前になる日も近いと思います。
・過去の経歴に一貫性がなく、その理由の説明もできない
一貫性の原理と言う言葉をご存知でしょうか。
人は自身の行動、発言、態度、信念などに対して一貫したものとしたいという心理が働く。この心理を「一貫性の原理」と呼ぶ。この心理の根底には、一貫性を保つことは社会生活において他者から高い評価を受けるという考え、複雑な要因の絡み合った社会生活での将来的な行動決定においてより簡易に行動を決定することができるなどの要因があるといわれる[1]。
Wikipediaより引用
一貫しているものを好む人の心理を表す原理で、マーケティングなどの分野で応用されている考え方です。
面接官も人間なので、この原理に大きく影響を受けることになります。
・経歴に一貫性があり、今回の選択も納得できる
・一貫して成長を求めてキャリア形成してきた人なので今回も頑張るだろう
・一貫して同一業界の経験者だから専門性が高そう
上記は一貫性があるという1点で生まれた思い込みです。思い込みであるにも関わらず、なんとなく説得性を持ってしまうところがこの原理のおもしろいところです。
それでは一見、一貫性のない転職をしてきた人はどうすればよいのでしょうか?
答えは簡単です。
一貫性が有るように見せれば良いのです。
一貫性をもたせる鍵はストーリーにあります。
経歴を振り返り、ストーリーをもたせることで一貫性のある意思決定をしてきた人、一貫して頑張ってきた人という印象をもたれやすい環境を作ってしまえば、一貫性のない経歴でも恐れることはありません。
・仕事上必要な能力(スキル)が不足している
身につけているスキルは職務経歴書で判断されるべきものではありますが、それで全てが判断されるわけではありません。
面接をしてみて、
経験がマッチしていない
この仕事を任せるにはスキルが不足している
といった結論に至るケースは少なくありません。
アピール不足でスキルを持ち合わせているのに伝えられない場合を除き、その様なケースは致し方無いと思います。ミスや見過ごしはお互い様なので、間違っても怒るようなことはなく大人の対応をしましょう。
まとめ
今日は面接で不合格になる7つの理由を解説してみました。
面接は一方的に質問を受けるQ&Aのような時間ではありません。お互いを知り、自分をアピールする術を身に着けて、コミュニケーションを楽しんでみてください。
あなたが楽しそうに話していれば、相手も楽しく感じるものです。
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