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二次請けエンジニアが7年で年収を5倍に上げた理由

こんにちは!

個人のキャリアデザインや組織開発を支援している山本(@pariporin)です。


今日はエンジニアのキャリアアップについて、事例を元に書いてみたいと思います。

今日ご紹介するのは31歳のシステムエンジニア岡本さん(仮称)のお話です。


岡本さんは新卒で二次請けのシステムインテグレータ(システムの開発を請け負う会社:SI)に入社し3年間プログラマーを経験。

その後システムエンジニアを2年経験した後に転職しました。

転職先は一次請け企業である、ITコンサルティングファーム


転職時には「コンサルと言えば猛者揃いで、ついていけないのではないか?」と言う心配もあったそうですが、意外にもあっさりキャッチアップ。

その後も順調に昇進し、7年でディレクターまで上り詰めました。年収もエンジニア時代の5倍以上になっています。


岡本さんに一次請け企業へ転職してきた当時の感想をお伺いしたところ、
「思った以上に自分の技術力が通用することに驚きました。もっと苦戦すると思ったけど、自分にはプログラミング能力も、設計能力も、コミュニケーション力もあったから結構楽しくキャッチアップできました」

と笑いながら言われていました。


なぜ岡本さんの年収が5倍になるような事が起きるかと言うと、

その理由は下記の3つが上げられます

1. 二次請けと一次請け(コンサル)では給与のポテンシャルが異なる
2. 二次請けでも一次請けに負けない技術力を持っている
3. 技術力とその他の力を持つ二次請けSEは、一次請けでも活躍できる

1.二次請けと一次請けの給与ポテンシャル

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上の図は顧客企業から直接発注を受ける一次請けと二次、三次請けの関係を簡易に表したものです。

一次請け企業は顧客から直接発注を受けられるので、納期の調整や必要な人員の計算をすることができます。資金も潤沢にあり、社員へ給与という形で還元できる率もその分高くなります。


2. 二次請けでも一次請けに負けない技術力を持っている

二次請け企業は一次請け企業に比べて納期の交渉力は低く、資金も潤沢とは言えません。

そのため下記の図のように社員に還元できる年収(給与)には限界があります。

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一方で、二次請けだからといって一次請け企業と比較して技術力(スキル)が低いかと言うと必ずしもそうではありません。

むしろITの業界で言えば普段からシステム開発に関わっている二次請け企業のシステムエンジニアの方が、一次請け企業の社員よりも技術力が高い場合も有るくらいです。

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3. 技術力とその他の力を持つ二次請けのSEは、一次請けでも活躍できる


「二次請けの企業から一次請けのシステムインテグレータやコンサルになんて本当に行けるの?」

と聞かれることがありますが、断言します。

行けますよ

「行けるとしても特別な能力が必要なんだろ?」

と言われると確かに能力は必要です。
でもそんなに特別な能力とは思いません。

必要な能力は下記の3つです。

・エンジニアとしての技術力
・学習意欲、成長意欲
・コミュニケーション力

※40代以上になると上記の他に、プロジェクトマネジメント力や予算管理能力も必要になります。


技術力の他に必要なものは学習意欲とコミュニケーション力と言うソフトスキルです。学習意欲は新しい技術を学び、自分のものにしようとする意欲。コミュニケーション力は顧客と直接交渉できる能力と読み替えられます。


チャンスを掴むためには

岡本さんのように自分の強みに気づき、挑戦できる環境を獲得するためには下記の3つが必要になります。

1.その他の力(コミュニケーション力や学習欲)を高める努力をする
2.自分のできること(能力)を客観的に評価する
3.思い込みを無くし情報を集める

3つと書くと簡単そうに見えますが、
「自分のできること(能力)を客観的に評価する」「思い込みを無くして情報を集める」と言われてもどうして良いのか解らないと思います。

そんな時に有効なのが人材紹介エージェント(第三者)との面談です。

彼らは日々、転職希望の方と面談し企業ニーズと照らし合わせて「◯◯の経験を持っている方なら✕✕の可能性がある」と言う経験則や情報を持っています。

そんな彼らと面談をすることで、客観的に自分を評価し、思い込みを無くして情報を獲得するチャンスが得られます。


ただし、人材紹介エージェントの仕事は
「求人を紹介し、企業へ転職支援すること」です。

あなたの可能性を最大限引き出すお手伝いをすることではありません。

上記の点を良くりかいし、活用の仕方を検討されると良いと思います。


もし転職エージェントへの相談以外で、客観的なアドバイスが欲しいという方は、是非お気軽にTwitterへDMでご相談ください!

私の経験とともにご提案させていただきます。

ここまで読んでいただきありがとうございました!


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