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企業が求める6つのキーワードを深堀りすると…業界によって解釈が違う!?

採用コストが年々増加する

大手企業、ベンチャー、中小企業でも新卒採用のポイントは変わりません。

ポテンシャル採用で、自分たちでカラーをつけていく。

ヘタに癖のついた転職者を採用するより、新卒採用のほうがコストが安いということがあるからです。

エージェントに頼めば年収の35%を支払うことになり、第二新卒レベルでスキルへの投資を考えても、1人あたり最低で100万円近く支払うことになる。

ホームページ、ソーシャルネットが注目をされたのは、3つの理由からである。

1つ目は採用単価を下げること、
2つ目は自分たちでコントロールできること、
3つ目は内定辞退率が一番少ないということ。

採用単価については内製化できるのであれば、見えるコストはゼロとなる。
外注をしていると修正する度にいろいろとお金がかかり、トータルコストは意外とかかることを知っている会社が多い。

自分たちでコントロールできるのは、志望度が高いという可能性が高く、いろいろと企業研究をしていることが多い。

他社との差別化をしていることが多い。

また、ファンになる人も多いというのが特徴で有る。

内定辞退率が少ないのはファンになってくれただけではない。

企業を見るときに、一緒に働くイメージを持ってくれている学生が多い。

いろいろなことをソーシャルネットやblogで発信しているからだ。

企業が求める6つのスキルとは???

採用支援をしていたり、人事の仕事をしていると共通点が見えてきます。

今も昔も同じように採用基準は変わっていないということ。

グローバル人材とかいろいろいわれていますが、表面的なところを削っていうとそのとおりということ。

しかし多くの企業が求めている本質的な人材スキルというのは、今も昔も変わっていないということがわかりました。

自己分析をする際に次の6つのポイントを押さえる様にしてください。

伝え方は人それぞれです。

同じ内容を伝えたとしても人によって伝わり方が違います。

漫才や落語でも同じネタをやっていても、話し方、仕草、熱量によって違うのと一緒です。

1:チャレンジ精神
2:チームワーク
3:コミュニケーション力
4:リーダーシップ力
5:主体的行動力
6:グローバル要素

この言葉の解釈というのは業界によって違うので注意が必要です。
最近ではエントリーシートを会員登録をすれば見れるサイトや
キャリアセンターや人材エージェントがいろいろな情報を持っているから、
そういう専門家と一緒にやっていくことが必要になります。

1:チャレンジ精神

チャレンジャー精神というのも、非常に抽象的です。

「結果を恐れずに自分の信念を持って仕事に取り組める人」(食料品メーカー)、「強い思いを持ち、迅速に行動をできる人」(物流メーカー)というように、業界によってイメージがまったく違うので注意をしてください。

「何事に対しても物怖じしない度胸、器量、肝が座っている人」(スポーツ用品メーカー)、「格式や伝統、価値観を尊重しながらも、顧客のニーズに答える事ができるように変化をし続ける人」(サービス業)など、既成概念にとらわれることなくはみ出す力を持っている人というイメージがある。

イノベーションを起こせる人材というのは、枠にとらわれることなく、自由な発想をしているけれども、自分の軸をずらすことなく、信念を貫いている。

はみ出す力というのは絶対に必要だ。

2:チームワーク

この言葉を聞いてどのようにイメージをしますか。

協調性や自己主張を抑制して、多数に同調するイメージだが、人事がいっているチームワークはまったく違うことを認識してください。

「単なる迎合のチームワークではなく、チームの中でどのような役割を果たし、仲間とともに目標を達成するために必要なチームワーク」(アパレル)
「個々がもっている高い専門的知識とスキルのプロ集団の中で、他人事ではなく我がごととしてモノゴトを捉える事のできるチームワーク」(不動産)

この2つの例から推測できるのが積極的に参加をするが、自己主張が強くない黒子のような存在になる事ができる人材というイメージができる。

一言でいえば、裏方気質のある人材ということになるかも知れません。

また、とある部品メーカーは次のようにチームワークという言葉を使っている。

「周りから積極的にいろいろなことを吸収して、耳を傾けながら積極的に学び取ろうとする人」言い換えると、指示待ち族ではなく自力型のチームワークを取れる人ということでしょうか。

3:コミュニケーション力

このコミュニケーション力は学生だけに限った問題ではありません。

社会人として必要なスキルの一つになっている。

企業人事がいっているコミュニケーション力はさまざま。

ここに加えるのであれば、ロジカルシンキングだろう。

異界に論理を立てて相手に伝えるかどうかがポイントになる。

感情的に話をしたり、思いつきで話しをすることは論点がずれてしまうからである。

「愛想が良いとか、人当たりがいいというだけではダメ。論理的に考えを相手に伝えることが重要であり、わかりやすく伝えられること」(金融関係)
顧客先との打ち合わせや社内プロジェクトのメンバーとの意思疎通が不可欠になる。

その時に伝えたつもり、伝わったつもりというのはリスクが大きい。

専門用語をいかに使わずに、わかりやすく伝えられるかがポイント。

池上彰さんのようにわかりやすく伝えるというのは、色々な引き出しを同時に開けて言葉をチョイスすなければならない。

1分間に300文字ぐらいの文字数でしゃべることによって、相手にはきちんと伝わりやすいペースであるということは、実証されていることであり、記憶にも残りやすいのが特徴。

「単なるメッセンジャーやガキの使いではこまる。一人称の立場で自分がどうしたいのか、自立性を持って、顧客や社内の人間との会話や議論ができる人」(通信業界)

他人事ではなく我がごととしてとらえられるかどうかがポイント。

「旅行業界はシニア、ミドル、ヤング、ティーンエイジャーなどさまざまな年代が集まる。世代を超えて相手の立場を尊重しながら、話ができる人かどうかをチェックしています。」(旅行業界)

核家族化が進んでいて、一人っ子というのも多くなっているため、兄弟がいるとか、大家族で育ってきたのかなどが別れるのが世代を超えるコミュニケーション力。

「会社説明会や面接の待ち時間、面接での応対などを細かくチェックをしています。」(ホテル業界)

ホテルといえば心のこもったおもてなしということが問われることになります。

そのため応募者の一挙手一投足を細かくチェックしている。

業界によってもコミュニケーション力という言葉の解釈が違うことを理解してほしい。

4:リーダーシップ力

リーダーシップ力は今も昔も会社の経営を担う幹部候補である総合職人材である。

入社後は人事異動によってあらゆる職種を経験し、国内外問わずにいろいろなところで経験を積む。

そこではマネージメント力が問われることはもちろんです。

しかし、グローバル化の波が押し寄せた関係により、高度化・複雑化するビジネスに対応する高い専門性を持っている人材を採用しないといけない。

リーダーシップといっても部下の統率力だけを問うものではない。

「仕事柄、さまざまな事業の投資先とパートナーとなって仕事をすることが多い。その中でも相手の信頼を勝ち取り、事業を切り開くのがリーダーシップである」(総合商社)

「他者の価値観を尊重し、謙虚に他者の意見に傾け、周囲を巻き込みながら仕事をしていくのがリーダーシップ」(自動車メーカー)

「他人から聞いた情報は、他人のフィルターを通して感じた情報である。この情報を鵜呑みにすることなく、自分なりに分析して、他人の情報を自分の情報に変えることができる人がリーダーシップ」(建設業界)

基本的なレベルから高度なレベルまでいろいろな意味のリーダーシップが存在している。

5:主体的行動力

主体的行動力という言葉を言い換えるとしたら、我が事としてとらえて積極的に動く自力先行型。

反対的あるのが指示待ち族や社畜といわれるのではないだろうか。

主体的行動力というのは、ビジネスにおいてはチャレンジ精神と同じ様に重要視される力である。

「困難な問題に対しても決して逃げることなく、問題解決に努めることができる人」というイメージがある。

「お客様のニーズや要望をしっかりと聞いて、正しいと確信したらたとえ上司が異論を唱えたとしても、自分が正しい顧客の意見を貫き通すことができる人」(銀行系)

「何かトラブルが発生したとき、他人の責任にすることなく自分の責任としてとらえる事ができ、問題を解決するにはどうしたらいいのかを突き詰めて考えることができる人」(メーカー)

主体的行動力を上げるためには、常に前向きに失敗したとしてもがんばれる人(メーカー系)

これは最近よく求められるスキルの1つとしてとらえられることが多くなっていますが、指示待ち族で育成するから、価値観を押し付けたり、自慢話をしたりする上司がいる。

自力先行型の人はいろいろな人に対しても積極的に話をしていく。

わからないことを聞くだけではなく、仮説を立てて行動をしたいということを表現する。

これが1年後、3年後には大きな差になっていくことになる。

自己主張ではなく、あくまでもクライアントのため、お客様のためにということを考えて、主体的になって自ら行動をし続けることです。

6:グローバル要素

グローバル人材といわれると、英語ができること。というイメージが付いているが、まったく違う。

国に対する順応性やお国柄をしっかり理解して、英語または現地語で話ができる人というのがいいのでしょうか。

日本人は時間前に集まり、定刻になったら仕事をするのが常識ですが、海外では定刻に集まっていればいいというのもありますし、遅れてきてもいいじゃないという国もある。

物怖じしない度胸とコミュニケーション力は必要になる。

そのため海外旅行での体験や留学の経験、ホームステイの経験などを聞かれる質問が多い。

そこでは何を見ているかというと、国の順応性、度胸などいろいろなことを多面的に見ています。

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