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週末雑感

前例主義だからイノベーションが起きない

組織の中で現状維持で何もしない、リスクを取りたくない人がよくいう言葉。

「前例がないから無理」
「前例がないからできない」
「前例がないからやれない」

リスクを取らないというのは今の時代には不適合なのかもしれません。
リスクを取りながらも、前進をしていくことが求められ、撤退することも求められる時代へと変化をしている。

現状維持、立ち止まるということは流れにさからうことになり、あっという間に差がつけられてしまうことになる。

失敗してもいいから前進をさせることが必要であり、その失敗が糧になることは間違いありません。

管理職は傾聴姿勢をとることによって、チームメンバーの意見を取り入れることを柔軟に行い、自分がフォローをしていくことができるようにしていくことが必要な時代です。

自分の経験則ではわからないことや自分のポジションを守るためには失敗ができないことなどから、頭ごなしに意見をいかない、反対をするということはこれからの時代はリスクになるでしょう。

わかる、できるは大きな違い

最近ではわからないことがあれば、まずGoogle先生に伺ってからやる人が増えている。

日本人の特徴として、バズる法則などというようにフレームワークを理解することができれば、ある程度優位性を保てて、独自性を保てれば勝てると思っている人が多い。

本を読んでわかったと思っている人、研修でいろいろなことを学ぶけど実践に移せない人と、人から教わったことをすぐにやってみながら、変化をさせることができる人の違いがある。

素直さと正直さがその差になっている。

世の中の人にはちょっと見ない間にすごく成長する人もいれば、
久しぶりに会っても相変わらずな人、もしくは以前より落ちた感のある人もいます。

同じ人なのになぜこの差が出てしまうのでしょうか。

そのキーワードは「素直」「勇気」です。

人からの意見やアドバイスを素直に聴いて素直に行動する。
そして、教えてもらったことを基にして、徹底的にパクッて変化をさせることで、自分のものにしている人が多い。

誰でもできそうですが、多くの人はチンケなプライドを持っています。

人や世間の常識と比べて上に見られたい下に見られたくないという気持ちです。

人は常に他人と比較してしまい、あいつより上、こいつより下ということを無意識にランク付けをしてしまい、SNSをみる度に脳内で無意識のうちにやってしまって疲れている人が増えています。

また、コロナショックの影響で自粛生活になり、リアルなコミュニケーションがなくなってしまったことによって、孤立化してしまった人もいる。
今は少しずつ前の生活に近づいているけど、今後はどうなるかまだわからない。

そのチンケなプライドが素直さを邪魔して伸びない人が多いのです。

なのですぐにチンケなプライドを捨てて素直な姿勢を持てばいいのですが、そのためには勇気が必要なのです。

自分がどう見られてるか、今の自分が客観的にはどんな状態か、これらを知ったりこれらと正面から向き合う「勇気」が必要なのです。

勇気と素直さが人を伸ばします。

現状維持は衰退している

歴史の話になりますが、戦国時代に武田信玄の死後、3年間箝口令がひかれているうちに、織田信長が天下を取る存在になったという話は有名です。

甲斐の武田軍の総大将だった武田信玄が病気で亡くなった後、武田勝頼など武田軍の一派は武田信玄が病死したことをひた隠しにしていた。

それによって、武田軍の勢いが失われて行ってしまった。
代わりに浮上をしてきたのが、織田信長であった。

3年間箝口令を引かれていた関係でリスクを取りたくない、知られたくないとひた隠しにしてしまったため、覇権争いから脱落をしていることに気づいていなかったということである。

平成までであれば、リスクを取りたくないということはよくわかりますが、現在についてはリスクを許容したうえで、最善策を走りながら考えていくことになる時代です。

リスクを取らない=現状維持ではなく、リスクを取らない=衰退を意味することになっていることに気づかないと、時代に取り残されてしまう。

1勝9敗でもいいじゃないか

生きている以上は中途半端であり、死後に完成をすることもある。
まさに、ガウディ建築のサクラダファミリアのように。
完璧主義な人は自分を許すことができず、正義感、正論で考えてしまうことがあり、少しだけ緩めてあげるだけで新しいものが見えてくる。

失敗と書いて敗を失うことがなくなってしまったら、その人の成長が止まり、どんどん下り坂になっていくことがよくあります。

常に勝ち続けることはすごくかっこいい事ですが、長年活躍している人の特徴として、時代に合わせてマイナーチェンジをすることはもちろんですが、少しずつ負けているから成長をし続けているから不思議である。

6割から7割の勝利であれば、次につながる勝利。
8割の勝利からは怠惰することになるので、次戦にチーム力を発揮できるかどうかはわからない。
9割以上になると次への目標がなくなってしまうため、大敗をするリスクがある。

常に勝ち続けることができる人は、勝ち方にもこだわっていることがよくある。
たまたま勝ったではなく、ちゃんと戦略的に勝つことがモチベーションにつながっている。



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