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スカウトメールは要注意!勘違いをしてしまう3つのポイント

あなたのレジュメを読み込んでいない

あなたのレジュメを読み込んでスカウトメールを送っているようにも思えるとあるサイトのCMがありますが、基本的には読み込んで送っているのは、本当に数パーセント。

ほとんどのエージェントや人事は読み込まずに、検索軸を基本に更新日が新しい人から手あたり次第、スカウトメールを送っている。

文面を作ろうとすると、「おいっ!何やってんだよ!スカウトメールを打ち切らないなら、おまえの分はなくなるぞ!売上上がんねーのにちんたらポンタらやってんじゃね~っ!」って、人材ビジネスのエージェントをやっていた時代に言われたことがある。

テンプレートの無味乾燥なメールを読んでも返信率が数パーセントしかないのであれば、費用対効果からすると大損してしまうことになる。

ましてや生産性と効率性が最優先されてしまうため、しっかり読み込んで、マーケティング思考からの文面になっておらず、メールボックスをいっぱいにするものであると認識をされてしまう。

1:やっていることは昔から変わらない。

営業のテレアポがインターネットを通してやっていることと変わらないような気がします。

「うちの会社こんなにすごいんです!こういう会社ですから応募してください!」って一方的に言われても「えっ!なんで!」ということになってしまうから、返信率が1桁になってしまう。

そこには相手のことを思いやっていない文面をぶしつけに送ってしまって、マウンティングしているように見えてしまうからである。

人材紹介会社にいたっては「うちの会社は皆さんが羨むような大手企業、ベンチャー企業と取引しています。こういう会社に転職できるかもしれません。」といわれても、転職者の心理としては「自分のスキル、経験が使えるかどうかわからないし、強みを伸ばせる環境かどうかわからない」というのが事実だろう。

例えば、とあるエージェントが送ってくる文面に実際に入っているものがある。

・11000社/71000件の求人からあなたの希望に合わせた求人を紹介することができる。
→この場合、案件は豊富にありますよ!ということを言いたいのだろうが、自分に合っている案件は何件あって、現在募集をしている案件は何件あるかわからない。

・未公開求人が9割ある
→求人広告を使うと社内に噂がたったりすることもよくあり、求人広告で集まりにくい案件を取り扱っていることになります。
ただし、エージェントに対する対価を支払ってでも欲しいと感じているポジションが多いということにもつながる。
ミドル層から経営層を狙っていることが多いから注意が必要。

・スケジュール調整、面接調整、入社をします。
→人材エージェントを利用することによって面倒くさいことはアウトソーシングすることができるので、当たり前のことを書いても文字数がもったいない。
内定をもらうまではお客様扱いするけど、内定承諾の時に人が変わる人がいるので要注意。
慈善事業ではないので、えげつないクロージングをしてくるリスクもあることを忘れないでください。

友人・知人に「このお店に行ったらすごく雰囲気がよかったから、行ってみてよ!」といわれたら、「そうね!近くに行った行こうかしら」というぐらいで、記憶に残っているか、残っていないかというぐらいで、近くを通ったら、「あっ!このお店は以前にオススメされたよなぁ。行ってみよう。」と思い出すかもしれません。

友人・知人のように信頼関係があるならいいのですが、信頼関係のないままに、しかも温度感のわからない文章で見るというのはすごく至難の業でしょう。

2:何を言いたいのかよくわからない

スカウトメールをよく見てみると、長文で何を言いたいのかよくわからないものが9割あります。

転職者に寄り添った文面ではなく、完全に自分の会社についてしか書いていない。
だから、ごみ箱に直行するということに気づいていない。

また、希望職種と違うスカウトメールが来たりすると、即ブロックの対象になってしまうことにも気づいていない。

新卒で入社した会社で3年以上在籍をしていると、人事異動が発生していろいろな部署を経験することがあります。

希望している職種とは違う職種でスカウトメールが届いてしまうから厄介である。

例えば、営業職、企画職、研究職を経験していた場合、本人の希望としては研究職のスキルと経験の幅を広げるために転職をしたいと考えているのですが、送られてくるスカウトメールが営業職とか企画職がほとんどです。

自分の会社は素晴らしい!エンゲージメントも高く、離職率が低い!とか、あなたの頑張り次第で年収1000万円も夢ではない!などをキャッチコピーで使う会社が増えているのですが、これは完全に自己中の表現であることに気づかないといけません。

転職をするメリットがあるのかないのかを判断するうえで、応募をすることになるわけですから、応募者に寄り添う必要があります。

こんなキャッチコピーは危うい!?
「離職率5%以下」
→新陳代謝が悪く、出世しにくい環境があるかも!?
10~20%が自然数なので、それ以下、それ以上についても異常値と受け取られる。

「あなたの頑張り次第で年収が1000万円を目指せます」
→頑張り次第というのが、超体育会系の理不尽と不条理が曲がり通る会社化もしれない。セクハラ、パワハラが当たり前の時代遅れの会社かもしれない。

残業時間ゼロ!
→仕事が時間ぴったりに終わる方法があるとしたら、生産性と効率性重視になる。
納期に追われたとしても残業ができないから、家に持って帰る可能性もある?
実質のサービス残業の可能性がある!?

3:面接と面談を勘違いしている

「ざっくばらんにお話をしましょう。」といいながら、面接なのか、面談なのかわからないことがよくあります。

履歴書と職務経歴書をお持ちくださいといった瞬間に、面接であることを認識していないからです。

面談については選考ではありませんので、履歴書職務経歴書を持っていくことはありません。
登録している情報を主として、お互いに話し合う場であるのが面談。

そのつもりでいたったとしても「今日の結果については1週間以内にお伝えをいたします」といわれた瞬間に、おいおい!面接だったのかよ!って突っ込みたくなる。

「この後、本エントリーするかしないかを決めていただきまして、それから正式なエントリーとさせていただきます。」といわれると、面談のようにみえるけど、書類選考という形でお祈りメールが来たら、面談といいつつ、面接していたんじゃないかということになるので、注意が必要です。

いい意味で会社を利用する時代

私はモヤキャリ相談室にお越しいただいた方に常々言い続けていることがある。

「あなたの特徴、強みを活かして、職業を選びましょう。」

なぜなら、会社のブランドを得られたとしても、戦力値が低い人と、会社のブランドはないけれど、いろいろな原体験をしていて、戦力値が高い人では、採用する側としては後者である。

就職をするときに、大手企業に入社をすれば安泰というイメージがあり、いい大学に行ったら、いい会社に入ることで社会的なステータスを獲得し、社会的な信用を得られる時代は終わっています。

就職するときにベンチャー企業と大手企業という対立軸を作りがちですが、これは昭和、平成までの親や社会が作った思い込みと先入観の塊を、小さなころからずっと言われてきたから、自分もそうしなきゃいけないと感じていたからだろう。

自分がどんな武器を持っていて、レベルを上げるためにはどこだったら、3年後にレベルアップしていることが確実になるところを選択してほしい。

そのためには人生の中長期的な視点を持ちながら、10年後、20年後に自分がどうなっていたいのかをイメージすることができれば、現状で足りないもの、年次を上げてレベルアップしていくことが見えてくる。

20代のうちであれば失敗を取り戻せるチャンスは高い。
30代以降になると、ライフイベントが発生する確率が高くなり、リスクをとってチャレンジをしていくよりも、現状維持を選択することになるから。

30歳、40歳、50歳にどうなっていたいのか?という将来を語り、共感と等身大で自分らしく生きるためにはどうしたらいいのかというのをイメージすることから、そこへ向かうためのスキル、手段、方法の3つが揃ったときに、自分の才能が開花する環境があるのかもしれません。

才能が開花させる環境を見つけるには、配属ガチャ、上司ガチャで大凶をふぃかない限り、入社後にはボスコントロール術と評価制度をしっかり理解ながら、目のまえにある仕事に集中していくことがポイントになるでしょう。

理不尽と不条理のビジネスパーソンゲームを勝ち抜くためには、攻略方法をしっかりと理解をしておくことがポイントになります。

それをしっかりと20代のうちから理解をすることで、チャンスと運と打率を上げることができるようになったら、社内でも大きな仕事を任せてもらえるでしょう。

そして、自分の強みをしっかりと見出すことができ、才能が開花をすることができたら、〇〇のことといえば、××さんに聞いてみようということで、社内の第一人者になれるチャンスがそこにはあるでしょう。

チャンスを活かすためには、いろいろなところにアンテナを伸ばしておくことはもちろんですが、社内での人脈、社内での信用預金を獲得しておくと、急な人事異動が発令されたとしても、受け入れてくれるし、居場所も失わなくて済むでしょう。

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