モヤキャリ相談室VOL.7
キャリアアップということで迷っていませんか?
今年は戦後76年という節目の年です。
第二次世界大戦で敗戦後、高度経済成長期があり、日本経済は右肩上がりをしていた時代です。
1990年代に入って、終身雇用の崩壊、年功序列の崩壊があり、新卒で入った会社を定年まで勤めるということがなくなった時代。
そこから転職についてもポジティブにとらえら得るようになり、転職が公に認められる時代へと移っていった。
その時によく言われていることが、キャリアアップをしたいということ。
キャリアアップをしたいということを転職の面接ではよく聞くことがあるけど、今いる会社でなぜできないのか、なぜ転職をしてまでもそれを叶えたいのかというと、イマイチ掴みきれていない人が多くいることに気付いてしまう。
只中にいる時ほど、不安でしょうがない時期はないものである。
いろいろなことをやってしまいたくなるけども、選択と集中でキャリアを考えていってほしい。
もし、あなたが「今の仕事があっているのか」「このままでいいのか」という漠然とした不安があるのであれば、
資格取得、自己啓発などに手を出さずに考えなおしてほしい。
私も通ってきた道ですが、自分自身にもっと自信を持ってほしい。
自分のキャリアの選択肢に納得が行かないことが原因であり、その原因を取り除くと意外な一面が見えてくるものである。
目の前の仕事に対して全力投球をしてみよう
スゴイ基本的なことを言っているようですが、実際のところできていない社会人がほとんどなんです。
例えば、テレビのタレントさんを例に上げてみましょう。
常に全力投球をしている姿がそこにはあります。
毎回がオーディションであり、評価対象になるからです。
このチャンスを活かすことができなければ、レギュラーになることはできませんし、製作会社側からも声がかからなくなります。
それぐらいサバイバルの状況にあります。
もう1つ例を挙げるとしたら、フリーランスやノマドといわれる人たち。
いつ仕事が終わるかもしれない危機感があり、100%以上の力を発揮して、
やっと評価をされることになり、それが口コミとなって仕事が増えていきます。
逆にいうと、100%の力を発揮して、評価をされない場合もあります。
そういう場合は、仕事が回ってこないというリスクがそこにはあります。
常に危機感をもって、現状に満足をすることなく、行動をして結果を出しています。
会社に所属していたらどうでしょう。
70〜80%のちからでもいいというのが蔓延しているように思えます。
全力投球をして優秀な社員の方もいますが、従業員の2割ぐらいでしょう。
残りの8割の人は普通の社員か問題児社員ということになるでしょう。
できないと思ったら、諦めてしまうことが多くあります。
営業経験者の方ならわかると思いますが、月の目標数値を全員がクリアすれば、目標達成になりますが、目標を達成するのは2〜3割の社員でしょう。
たいていの社員が目標数値を下回り、未達成になる。
会社としては利益を出せているからいいかもしれませんが、未達成の場合、社内の圧力がかかってくることになる。
マネージャーは上からいろいろと小言を言われて、部下からは突き上げられてしまう現状があり、現場の雰囲気が悪くなってしまうこともあります。
そうすると負のスパイラルに入り込んでしまい、業績が低迷をしていくことになります。
その後は責任者の入れ替えをして、活性化を図るのが常套手段です。
どんな仕事であっても、意味があるわけであり、
目標数値があるのであれば、その150%を目指すようにしていきましょう。
そうすることで100%〜110%の間に着地をしていくことになります。
よく120%でやるとか、リミッターカットでフルスロットルでやるということをいいますが、やる気だけでは達成ができないというのがポイントなんです。
目標を達成するためには差別化と戦略が必要になるからです。
トップ営業や仕事が出来る人を見本にして徹底的にやり方をパクってみましょう。
なぜそういうことを言うのかというと、ヒントがあるからです。
今までと違うやり方をすることは、新しいことに気づくチャンスなんです。
社会人になるとついてまわる3という数字
一般的によく言われているのが、3日、3ヶ月、3年…という3がつく時が仕事の壁にぶつかると言われています。
3日は三日坊主にならないように、継続をすること。
3ヶ月は多くの企業での試用期間として設けられている時期である。
3年はその会社に3年在籍をしないと仕事ができないというもの。
自分の向き、不向きを見つけるのに最適なのが3ヶ月です。
3ヶ月全力でやってみて向いていないと感じたら、本当に向いていないのかもしれません。
3ヶ月以上経過してから向いていないと感じるのは、思い過ごしであり、感覚的に感じてしまってホンネではない可能性があります。
3ヶ月という期間で判断をすることができれば、選択肢を選び直せますし、
やり直しをしたとしても、まだまだ遅れを取り戻すことができるでしょう。
もちろん、3ヶ月以上全力投球をしたからといっても結果を得られない可能性もあります。
辛い時もあれば、苦しい時もありますから。
しかし常に前向きに仕事に全力で取り組んでいるからこそ、そう感じるのではないだろうか。
仕事が向いている、向いていないという正解を求めるのはやめましょう。
自分が向いている仕事が見つかったとしたら、その仕事に自分を向かせていくことが必要になってきます。
全力投球で仕事に打ち込むことで向いている仕事だと感じたら、やりがいが生まれてきます。そのやりがいを糧に自分は仕事にあっていると考える様になります。
キャリアアップをしたいという人は、あなたの向き、不向きを気にしてしまい、答えのでない無限ループに迷い込んでしまっている可能性が高いのです。
そこから抜け出すためにも3ヶ月間、全力投球で仕事をしてみませんか?
そこから答えが見えてきますから。
点が線になり、線が面になる時に力が発揮される
目の前にある仕事を全力投球をしてやっていると、半径5メートル以内にいる社員から、社内の信用預金があっという間に集めることができるようになります。
そうすると、この問題は○○さんに任せたほうが早いということになります。
その時期が過ぎると全社的にこの問題は○○さんにということが風のうわさになりやすくなります。
社内の生き字引みたいなポジションに信用預金がたまるといくことんイなります。
間違ってはいけないのが、自己評価ではなく他者評価であるということ。
こんなに仕事をやっているのに誰も認めてくれない、こんなことをやっているのに、思うようなポジションにつけないというのは、その差が結果としてでており、因果関係があるということです。
やっています。がんばっています!というのは友達や身内だけに通用することであり、最近○○さんが☓☓の問題について詳しいと聞いたけど、この件について相談してもらえないかという状況にならなければ、生き字引のポジションは奪えないということ。
そのためには目の前にある仕事に対して、誠心誠意で取り組み、他人の期待を越えることができる成果物を上げることができるかどうかが、信用預金に関わってきます。
言われたことをやるだけなら、ただの作業でしかない仕事だとしても、相手の期待値を越えることができるかどうか、相手の真意を考えてやることによって、短納期で仕上げることができたり、1発OKの仕事をしたりすることによって、塵が積もれば山となる状態で、コツコツ積み立てていく。
しかし、失墜というのは一気にマイナス評価まで落ちてしまうから、一瞬のミスが大きな致命傷になってしまい、信用がなくなってしまったうえ、大丈夫かな?という疑心暗鬼から、チームから追放されてしまうことになるので、気をつけなければならない。
また、中途半端に目立ってしまうと社内の政治家を気取った管理職などから潰されてしまうから、出すぎず、引きすぎず、半歩先ぐらいが丁度良い。
会社は理不尽と不条理の世界であり、新卒から転職経験がない人や親族経営の会社は特に多い。
止まっていたら道に迷わないけど、石になってしまうから、現状維持というのは時代の流れからすると衰退を意味している。
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