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強みを伸ばして社会に活かすことを考えさせる教育の必要性。

皆さま、こんにちは。私は人材コンサルティング会社『キャリエイブル-careerAble』の下田由紀と申します。

転職の面接をしていると、必ずと言っていいほど聞かれる質問ですね。
「あなたの強みと弱みを教えてください。」

でも、正直、いきなり自分の強み・弱みを言える方は少ないと思います。

子供時代を振り返っても親からも先生からも、「あなたは~~が強みだよね」と言われたことのある人は少ないかなぁと思います。

日本にいると、仮に強みがあった子だとしても、そういう「人と違うこと」は「ヘン」だったり「ダメだったり」して、「普通」であることを良しとして是正させようとする傾向があると感じます。
そして、本人に「~~が他の子と違うから直さないとね」という感じではないでしょうか?

だから、自分の強み、弱み、長所、短所を考えたり感じたりする機会が少ないんですね。
社会に出るまでに、自分自身の強みや長所を活かして「社会にどう貢献していくか?」ということを考えるような教育が無いままだと、終身雇用が実質崩壊している社会では、みんな迷子になってしまうと思います。

今、ダイバシティマネジメントとか叫ばれたりして、「女性活躍」「外国人」とか話が飛躍しすぎている傾向にありますが、そういうことではなく、教育現場から「得意不得意の把握」にちゃんと向き合って、得意なことを伸ばして「あなたは・・・があまり得意でないけど、~~がとても上手だし、あなたの強みだね。将来は得意な~~を活かした職業がよいかもね。」と本人の自覚を促し、自信を持たせることが重要なのになぁと、思います。

ダイバシティ経営を重視で「女性」とか「外国人」とかと言う前に、日本人の労働力を最大限に高めるためにやるべきことって、実は、「強みを伸ばして社会に活かすことを考えさせる教育」なんではないか?と実は思うのです。
「サラリーマンが子供の職業NO1」というニュースは日本社会を表しているなぁと残念でたまらなかったのですが、「どう社会に貢献するか」ということを家庭教育・学校教育から本気で向き合ったら、日本はまだまだ捨てたもんじゃない国に生まれ変わると信じています。


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