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#41 アピールする事がないと嘆く前に③

CareerWeaveにお越しいただきありがとうございます。
「自分らしく」キャリアを重ねたい方のを応援する。
キャリアコンサルタントの笹井典子です。


先日、自分をアピールする文章を作れないという学生の方々の多くは
「自分で『自分にはPRできるところがない』と決めている」という事について投稿しました。
 
本日は、「自分で『自分にはPRできるところがない』と決めている」という学生の事例についてお伝えします。
 
履歴書が書けないと、私のところにやってきたMさん。
 
在学中に数回の留学経験があり
部活では女子テニス部の部長
着物関連のサークルではチームで世界2位の成績
発展途上国の教育活動支援サークルの活動も行ってきている
 
少し話を聞いただけでも、自己PRできそうなネタ満載
でも、「PRすることが無いんです」という悩みを持っているわけです。
 
話を聞いてみると
テニス部は部員が3名しかいないし、試合で結果を残していないからPRできない。
着物の大会は、世界大会に出場する予選までは出場していたけど、世界大会は留学の時期と重なって出場できなかったからPRできない。
教育支援サークルは、楽しくてやっていただけだからPRできない。
 
自分の中で「このレベルではPRしてはいけない」と決めていますね。
 
3人しかいない部活の部長経験について、
逆に「なんでそんな潰れそうな部活に入ろうとしたのか?」気になって聞いてみると
彼女の強みに繋がる出来事がありました。
 
テニスが好きで、部活に入ろうとしていたものの
女子テニス部は0人
今年部員が集まらなかったら廃部という状態・・・
 
私だったら、入部したところで、すぐに廃部になる部活に入るよりも
民間のテニスクラブに入った方が気楽なのでは?と思うのですが
 
彼女は「テニスは続けたいから、人を集めよう!」とすぐに行動します。
まずは、地元が同じで、テニスでつながっている知人に声をかけます。
また、知人に紹介してもらい別の人にも声をかけるけど不発。
NG理由を聞いてみると
「人数少ない弱小テニス部じゃ、やっても面白く無いでしょ」
という意見が出てくる訳です。
 
ごもっともな意見だと思うのですが、彼女は違いました
 
「やってみなくちゃわからないから」部員を集め続けます。
 
また、経験者からの意見を受けて
「経験者に声をかけてもダメだから、未経験者の方が良いかも」
と、ターゲットを切り替えます。
 
入学したばかりで、知っている人はほとんどいないキャンパスです。
そんな中で、150人くらいには声をかけたとの事。
(学生は1学年400人、女子が半分だとして、ほぼ全員
 
なんとか1人、テニス未経験の学生をゲット!
未経験者を、試合に出られるレベルまで育てることを目標にして
男子テニス部の学生や顧問の先生に協力してもらいながら
3年次には、一緒に試合に出ることができたとの事。
また、後輩も入部してきたおかげで、部活も無事続いています。
 
彼女の行動力と諦めの悪さがふんだんに出たエピソードの1つです。
(長くなるので割愛しますが、彼女の行動×諦めの悪い話は、聞いてみると他にもたくさんありました

 
彼女としては「1人しか入部しなかったからPRできない」と言いますが
1人入部させるために、150人に声かけている行動力や
経験者はダメなら、未経験者に声をかけると切り替えてPDCAを回しているところ
その行動力と行動量こそがPRポイント!
 
1人しか入部していない、ショボイ結果かもしれないですが
ショボい事をキラキラに盛る必要は無く
視点や伝え方を少し変えるだけで、自分らしさをPRできる!

 
「入部1人でも成果」
成果に結びついた、自分の行動という角度から自分を見て
150人に声をかけた行動量という事実を認めてあげると
「自分らしいPR」に繋がります。
 
 
結果だけではなく、成果に結びついた自分の行動に注目して
自分のことを、もう1度見つめてみてはいかがでしょうか?
  
 
 
  
本日も最後までお読みいただき、ありがとうございます。
Have a great career_weave!

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