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答えのないことを自分で考えられる子どもに成長させる

12歳の少年少女が「強い人とはどんな人か?」を考え話す

先日、NPO法人だっぴが主催する「小学生×だっぴ」に参加してきました。

この会は小学生と地域の大人たち、そして大学生の3者が同じ席を囲み、様々なお題を与えられながら、「自分の考えを話す」「相手の考えを聴き、知る」という単純な仕組みの対話イベントです。

12歳の小学生たちが「強さとは?強い人はどんなひとなのか?」と自分の頭で考えました。そしてそれを大人たちに、言葉に詰まりながらも発していました。はたから見ていても大人の方がはっとさせられる場面もあったようです。

彼らは強さという概念を国語辞書で引いた意味ではない、自分で考えた意味を加えて発していました。

NPO法人だっぴ

小学生に対して実施するイベントは創業以来初めてのようでした。だっぴはこれまでも中学生、高校生、大学生など主に若者に対してキャリア教育の視点で貢献するために立ち上がった法人です。NPO法人だっぴについて

このだっぴのイベントでは答えありきの研修ではありません。参加者はすべての問いに対して自ら考え発していかなければなりません。
そして誰かの話を聴く時も、発された言葉をそのまま受け止める必要があります。

そうすることで、参加者は問いかけに対して自ら考えるきっかけを得ることができます。

大人と子供による対話の効果

通常子どもがらみのお仕事をされている方は少ないと思いますが、ご家庭をお持ちの方は我が子との会話をたくさんされているかと思います。

ですが、普段の会話が、必ずしもその子どもが聞いてほしい話とは限りません。

私たち大人はついつい「子どもが話したい話」ではなく、「自分が聞きたい話」を中心に聞いてしまいがちです。

例えば、
子ども:将来ユーチューバーになりたい!どうやったらなれるのお母さん?親:何言ってんの!そんなこと考える前に宿題はやったの?いつするの??

僕自身2児の父です。正直彼らの言葉を自分の都合で封印してしまったり、自分の解釈で話を終わらせてしまったりすることがあります。

これでは言いたいことを親に言っても無駄と認識させてしまう非常に残念な結果をもたらします。

上記の例え話で言えば、この子どもは将来の夢を語っているのです。
確かに私たち親世代にとって「ユーチューバー」と聞くと水商売的な要素や、ある種のいかがわしさを感じてしまう新しい職業だと思います。
しかし今では子供が将来なりたい職業のトップ3に入っています。

誤解がないように書きますが、ユーチューバーという夢が素晴らしいと言いたいわけではありません。

夢をもっていることを否定することは子どもたちが自分の将来についてを考える思考を閉ざし、キャリアについて考える機会を奪っている。という事実を大人が気が付かなければならないということです。

話を元に戻しますが、対話をするということは、単に相手の話を聞くことではありません。
大切なことは相手が話したいことを聴くことです。

それによって自分の考えを相手に発する機会になります。また同時に相手に話すことは、質問に対して考えることでもあります。

つまり子どもたちの話を聴くことは、最終的にこちらが知りたいことを、質問して答えてくれることでもありますし、自分で考えるきっかけを提供することにも繋がります。

NORIYUKI.×だっぴ

僕はこのNPO法人だっぴの職員ではありません。現在は業務委託で仕事を受けています。

このだっぴの活動を通して、自分自身がやりたいことを実現させていく足掛かりにもしたいと思います。

それはやはりキャリア教育の分野です。
特に小学生高学年~中学生あるいは高校生といった若年層に対して、人生の目標を見つけるための考え方や考えるためのサポートを行っていきたいと考えています。

だっぴはイベント的にこれを行っていますので、強みとしては地域などコミュニティぐるみでキャリア観を形成できます。
一方で、完全に個人個人のキャリア観形成をするためには、まだ不足しているところがあると感じています。

これが仕事になるのか?と言われたら、まだビジネスモデルは出来上がっていません。収益性があるのかと言われると、より不安が増してしまいます。

それでもやりたいと思えるのは、今こうしてだっぴの活動を通して子どもたちのやる気に満ち溢れた顔を見るたびに、自分も貢献したいと思います。

本気でユーチューバーになりたいのであれば、どうやったらなれるのかを一緒に考える大人になりたいと思います。

それが自分の息子であれ他人の子であれ同じだと思います。
彼らの成長が未来の世界の安心につながると思います。

終わりに NPO法人だっぴの活動にご興味をもっていただいた方に

NPO法人だっぴは、岡山の若者が様々な大人と出会える機会をより多く提供していくために、私たちは活動を支援して頂ける方を求めています。

活動にご興味のある方や、若者のキャリア教育などに何らかの形で支援をお考えであればご一報ください。

イベントへのご参加や寄付などご支援の形は問いませんので、まずはHPをご覧いただき、詳しく知っていただければ幸いでございます。

お問い合わせ先

#私の仕事

学生など若者に低価格で就職支援を行っております。サポートをいただいた際には、その活動の原資にあてたいと思います。 皆様のご支援が社会で活躍する若者の後押しにも繋がりますので、ぜひご協力、ご支援をよろしくお願いいたします。