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公務員試験・面接カード(ES)について「策士策に溺れる」ことにならないように

フリー面接トレーナーのnoriさんです。

面接初心者🔰のための面接対策コーナー、略して【めんたいこ
悩んでいる人も、これから考える人のためにも、今みなさんが向き合っていくことについて書きますよ。

かなり限定的なテーマで話します。

私が指導している公務員志望の方は、筆記試験対策の傍らで、面接カード(エントリーシート)の作成に取り掛かってもらっています。

面接でいきなり話す事を考えたり、話したりしても仕方ありません。
まずは伝えたいことをしっかり言語化できるように面接カードを使っています。
また、別の視点でも、そこの志望先が求める事が設問に表れていますので、最初の対策としてはちょうどよいと思います。

今回は、前年、前々年と不合格となった方を指導する中で感じる、面接カードの書き方の課題について触れたいと思います。

今日の【めんたいこ84】

実際に受けたことがある人はわかると思いますが、面接では面接カードから質問が展開されるケースが多く、面接カード自体に点数が付かないにしても、適当に書けない代物です。

特に、なかなか面接で合格できない方は、ぜひ一度ご自身で書いた面接カードと面接時の質問応対を見直してみることをお勧めします。

不合格になった方の話を聴いていて、共通する点を探っていますが、特にコミュニケーション上問題が無いと感じる人でも、面接カードに違和感がある場合があります。

具体的には、面接カードの記述内容にひっかかることがない。
ことが気になります。

”ひっかかり”とは、面接官がそれを読んでみて、気になる点や興味の沸いた点、評価に繋がる可能性がある点をピックアップして質問を深掘りしていくためのポイントです。

おそらく、それについては皆さん認識していると思います。

ですが、このひっかかりを作って、実際に面接で自分の思った通りのことを質問してもらうことは、正直難しいことです。

策士策に溺れることなかれ

不合格を経験した人たちは、意図したポイントを聴いてもらおうと、練りに練った文章で提出します。

しかし現実的には、自分が思ったことを聞かれずに終わってしまいます。

それはどういったことなのか説明します。

2つの要因があります。

  1. 自分が書いたことの内容が薄い場合

  2. 面接官側の質問レベルが低い場合

1.については、聴いてもらいたいことをあえて伏せすぎて、結果的にスカスカの文章が出来上がり、そもそも興味を持ってもらえないケースです。
例えば、ガクチカを問われた際の事例として

私はサッカー部に所属していました。
小学校から大学まで継続していました。県大会に向けて努力した結果、これまでで一番の成績を残せました。この経験から、私は継続の大切さを学びました。

本人としては、何を頑張ったか?どのように取り組んだか?など聞いてもらいたいことは多くあったと思いますが、残念ながら、文章時点での魅力はなく、興味が無い、ありきたりエピソードとして映った可能性があると思います。

2.については、評価者である面接官の面接レベルが習熟しておらず、いっぺん通りの質問や、脈絡のない質問が展開してしまうケースがあります。

公務員試験の場合、配置転換が多くあることからも、習熟した面接官が少ない可能性が高いです。
また、大きな規模の自治体等では、面接官の数が足りず、各部署から集まってきた(失礼ですが)「寄せ集め面接官」が面接で質問をしていますので、決して上手に引き出してくれるわけではありません。

このことからも、面接カードを書く時点で、策を練りに練って、面接官から質問を意図的に引き出そうとする行為は無駄に終わる可能性がありますので、そんなことを考えて書く必要はないと考えています。

むしろ、今の自分に書ける最大限を書いてしまった方が、内容に興味を持たれるのではないでしょうか。

最後に

毎回のことながら、自分の主観であれこれ考えるだけではなく、第三者の目で見てもらい、気になることをフィードバックしてもらいましょう。

その気になる点が面接での想定質問です。

社会人の方や昨年不合格だった方は、一度第三者のフィードバックをもらってくださいね。

もしよければ、私にお任せください(^^)/

今回はここまで。それじゃあまた(@^^)/~~~

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