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コロナで外出自粛下の産休中プロコーチがあらためてキャリアについて思うこと

こんにちは。me:Riseキャリアコーチの山崎です。(プロフィール

産休に入って数週間が経過し、臨月に入りました。

産休に入ったら、どんどん負担がかかる自分の体を休めつつ、大事な友人に会う。なかなか行けなくなる美味しいお店にランチに出かける。

そんな過ごし方をする人も多いようですね。

私のここまでの数週間といえば、新型コロナウィルスの影響も手伝い、家中の断捨離、収納整理に精を出していました。こんなに物が多かったのかと驚きながらも、無心で捨てたり売ったり。おかげで家の中がスッキリしてきました。

これは動けるうちにやっておいてよかったことです。子どもを迎える準備として有意義な時間を過ごさせてもらったと感じます。

子供が生まれることの楽しみと、焦りと不安

一方、この数週間で(既に・・・!)強烈に感じたこともありました。

産休中に感じること

1. 圧倒的孤独感

会社や復業関係でコミュニティに参加する機会が激減。早くも社会から切り離された感覚がありました。

仲間もよかれと思って声をかけずにいてくれていたり、自分自身もいつどうなるかわからないし・・・。

正直、積極的にコミュニティ関わり、その中で役割を持つことに引目を感じたり、体調によって参加できないといった状況でした。


2. キャリアの停滞・断絶感

これまで積み上げてきたものや仕事・復業・仲間との活動について、

”活動がこれまでのようにできなくなる”ことによって、”キャリアが分断される”、”成長が止まる”

といった感覚を持ちました。

実際はそんなこともないでしょうし、子育てをしても活躍している先輩ママも沢山います。頭ではわかる・・・でも気持ちは全然ついてこない、といった感覚でした。

子どもが生まれてくることは楽しみなのに、妙な焦りや寂しさのような感覚がついて回りました。

それだけ自分自身が、コミュニティで活動し、その中で役割を持って仲間と一緒に成長していくこと、仲間との活動の中で自身のキャリアを築いていき、そこに、意義や喜び、成長を感じていたということが良くわかりました。

産休中のキャリアの整理

家中の断捨離・整理と並行して、自身のキャリアの整理も実施しました。

1. 自分のキャリアの棚卸し

・ライフチャートをベースに、自分の経験、モチベーションの変化、影響を受けたこと、興味関心・得意領域、成功パターン・うまくいかないパターン、などを洗い出し見える化

・自分のTOBE(自分の人生の過ごし方や生き方、私ならではの仕事)のイメージの言語化

・課題やアクションの明確化

などを行いました。

数週間かけて少しずつ。(美味しいお茶とお菓子とセットです♡)
一人でやるには結構しんどい作業なので、コーチングの中に組み入れるのも手だと思います。

2. マイコーチとの会話

私もコーチをつけています。絶賛、私が感じた不安や焦りの気持と向き合いました。

その気持ちの深層に、自分のどんな願いや欲求があるのか?などを少しずつ整理していきました。

主に客観的な自分に関するデータは自分の棚卸しで。
マイコーチとの対話は、自分の今の気持ち、今後のありたい状態などを整理するのに使いました。

<やってよかったこと>
以前のようにむやみに焦ることはなくなりました。

自分の今の気持ちに向き合い受け止めたこと
自身の経験から自分の価値観や強みを再認識し、強化したい点が見えたこと
”今”やることが明確になったこと

この3つが大きかったと思います。

一旦は、今大事にしていくこと・できることを決めたので、まずはこのプランで日々を過ごしてみて、数ヶ月、半年後に振り返るというステップですね。

私はコーチをする立場でもありますが、自分の人生を生き、キャリアをつくっていく当事者でもあります。こんな当事者経験も大切にしながら、今後も皆さんの支援をしていきたいと思います。

果たして今はキャリアの断絶なのか?
ここまでを過ごして思う『キャリア』の捉え方

これまでのように過ごすことができないことで、”キャリアが停滞する”、”キャリアが断絶する”という感覚を持ったわけですが、

果たして今の時間は”キャリアが継続できない時間”、”キャリアの断絶”なのでしょうか?

「キャリア発達」という視点で、あらためて今の状況を捉えてみます。
キャリア発達の領域は、「人間発達」「職業心理学」「カウンセリング心理学」などの理論的背景を持ちます。この辺りの詳しい理論については、次回以降も随時noteで紹介していきたいと思います。

キャリア=ライフキャリア

「キャリア=職業や企業内での経歴」。このように考える人が日本には特に多いと言われていますが、ライフキャリアとはそれ以外の様々な経験を通した、生涯にわたる生き方を指すことに特徴があります。

ライフキャリアが意味するキャリアの領域は、勤務先での”職業”や”仕事”だけではなく、家庭、趣味、地域、友人との関わりなど。私たちの日常の生活や社会活動など多岐にわたる役割を指します。

また時間軸も、一時点の経験や出来事はプロセスに過ぎず、継続された自身の生き方そのもを指します。

このようにキャリアをとらえる上で、私が共感するキャリア構築理論の2つの言葉を引用したいと思います。

「Career as carrier of meaning」(マーク・L・ザビカス)

過去から現在の経験に対する意味づけを踏まえ、今後の職業人生に自分らしい意味を見出していく。
この一連の過程が個人にとってのキャリアとなるというキャリア構築の考え方です。

「プランドハプンスタンス(計画的偶発性)」(ジョン・D.・クランボルツ)

以前も少し触れた理論です。想定外の出来事が人々のキャリア形成に影響を与えることは当然のこととした上で、偶然を計画的に設計したり、自分のキャリアに取り入れていくというキャリア構築の考え方です。

キャリア=広義の意味であり、継続的な活動である。
キャリアを形成していく一連の過程こそが、その人のキャリアである。

この視点で自分の人生を眺めてみると、

今の時間を”キャリアが継続できない時間”、”キャリアの断絶”と思うことは
短期的・限定的な視野でものを見て焦っているに過ぎず、これ以上の広がりの可能性を潰してしまうかもしれません。


逆に、

今この時に向き合い整理し、今を大切に過ごす。
またその中で、できることにチャレンジしていく。

こんなことが、私のキャリアをつくっていく上で大事だなと思うに至りました。

me:Riseのnote読者の皆さんも、色々なキャリアの節目にあると思います。

なかなか外でのエンタメに時間がさけない今だからこそ、ネクストステップに向けて、自分の整理をしてみるのも有意義な時間です(なかなかこんな時でもないと時間をとってやる気になれないものなので・・・)。

今の棚卸し。そして今を自分がどのように捉えているのか?
自分がどこに向かいたいのか?

といった整理をしてみてください。

ご相談いただければ、このようなキャリア形成の視点からも支援します!

次回は「プランドハプンスタンス偶発性をキャリア形成の味方にするには?」

と言うテーマで書いてみたいと思います。

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