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先輩・後輩の良い関係のつくり方

<まとめ>

  • 先輩(上司)に言われたことを実践する

  • 先輩(上司)は後輩(部下)に求めすぎない

  • 先輩(上司)は後輩(部下)の味方になってあげる

先輩(上司)のあなたが後輩(部下)に自分がオススメの本や映画などを紹介して、後日「あれ読んだ?」とか「あれ見た?」と聞いたところ、「まだです」と返事された経験ありませんか?

私は、以前に新人の後輩に仕事に役立つオススメの本をあげて、その後に読んだか聞いたら「まだです」と言われ、その後もう1回聞いたときにも「ちょっとまだ読めてなくて」と言われて以来聞くのを止めました。

確かにその後輩にしてみれば、自分にとって興味がなかった分野なのかもしれませんが、こちらは善意で役に立つと思い本まであげたのに、1ミリも読んでないというのは、本をあげた立場からすると残念ですよね。

ここで大事なのは、先輩(上司)が日頃の後輩(部下)の所作をみて、これは役に立つと思って与えた情報を消化しないのは、後輩(部下)にとって、損失である可能性が高いです。アマゾンのリコメンドとは性質が違います。

また、先輩(上司)から見た場合に、目をかけてあげたい後輩(部下)というのは、可愛げがある方がいいですよね。先輩(上司)は、自分があげた本をきちんと読んでくれたというだけで、「素直でいいな」とか「他にも役に立つ情報をあげたいな」と思うものです。

やはり、人の思いに応えるというのは、良好な人間関係を構築するうえでとても重要です。

この場合、仮に興味がない本を先輩(上司)からもらったとしても、後輩部下)としては、まえがきやあとがきくらいは読む、Amazonの書評などで大体の内容をつかむなどの努力が必要だと思います。

そのうえで、「いただいた本はこういう所で役立ちそう」であるか、「まだ読みかけですが、自分に役立ちそう」とかそんな反応でも先輩(上司)は嬉しいものです。そのうえで、自分は他の〇〇の分野に興味があるなど目線をずらせば、興味のない分野について、同じような本をくれたりすることは防げるでしょう。

今の話の続きで言うと、先輩(上司)は後輩(部下)に求めすぎないというのも大事な観点です。本をあげたからといって、後輩(部下)が必ず読むことを期待するのは恩の押し売りであったと反省しています。。。

業務においても同じことが言えます。

私が新人の頃の上司は、社会人歴20年くらいのバリバリ仕事をこなす方でした。仕事ができるので周囲の評価は高かったのですが、新人の私に対しても「僕の期待を超えるアウトプットを出せ」と叱咤され続けました。

今思えば高い期待値を持って接してくれるのは自分の成長につながったのだと振り返れますが、当時は毎日会社に行って怒られるのが嫌で、業務中もいつも手に冷たい汗をかいていたのを覚えています。

仕事の大小に関わらず、あくまで会社に入ったばかりの人間に対して経験のある自分目線で過度な成果を求めるのは少し視野狭窄な印象があります。

むしろ基本的なことは教えてあげながら、トライ&エラーを通じて失敗したら先輩(上司)がフォローしてあげるというのが、持続的な成長や働きやすい職場環境の醸成につながると思います。

最後に、先輩(上司)はいつも後輩(部下)の味方になってください。

例えば、上位者(役員、部門長など)とのミーティングの際に、あなたがミスしたり質問に答えられなかったりしたときに、その場で先輩(上司)が「何で〇〇ができてないんだ?」とか「なんでこんな大事なこと調べてないんだ?」といった具合に責められたことありませんか?

これは、先輩(上司)が上位者に「自分は分かっていたのに、後輩(部下)が自分の意図を汲んでしっかりやっていない(自分に落ち度はない)」ということをアピールしたい気持ちが根底にあります。

あなたとしては、頑張って準備したのに、先輩(上司)からも追い詰められたら逃げ場がないですよね?

一方で、あなたがミーティングでミスして絶望を感じているときに、それを先輩(上司)が「自分の責任です」といった感じでフォローしてくれたらどうでしょうか?好きになってしまいそうですよね?笑

もちろん業務分掌に先輩(上司)は後輩(部下)を守ることといったものは記載されていないと思いますが、良い関係性を築きたければそういった思いやりは個人の時代といえど、必要なことだと考えています。

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