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【インタビュー】起業志向の学生必見!27歳社長が明かす学生は知らないベンチャーの真実

「等身大のロールモデル」となる若手トップの社員にキャリア論を聞く、大学生向けインタビューサイト”Career Anchor

今回の宗近 昌彦さんは、新卒でスタートアップへ入社後、東証一部上場のPR Timesを経て起業された稀有なキャリアモデル。

スタートアップへ入社してはいけない人の特徴や、将来起業や独立したい学生は何をすべきかなど、先輩の視点で話して頂いた。

■ 今までの経歴と現在の仕事

現在は起業していますが、新卒では美容系Webメディアを運営するスタートアップで広告営業を担当していました。

その後転職したPR Timesでは、新規事業の立ち上げ責任者をしていました。

PR Timesは企業の最新情報を配信するプラットフォーム事業を運営しているのですが、当時、スポーツの情報が少なかったんですね。

一方でスポーツチームも、スポーツ以外の活動(小学校訪問や地域貢献など)をメディアに取材されないという課題があったんです。

そこで新規事業として、スポーツチームと連携したPR活動を行った結果、何十万とスポーツ情報のPVを伸ばすことができました。

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■ 就活でスタートアップを志望した理由

就職活動では、スタートアップに絞って会社を選んでいました。

理由は「力をつけたかった」からです。自分の思考と行動で売上を作る経験、のできる環境を重視していましたね。

もともと学生時代から、将来は起業家や経営者になりたい想いがありました。

就職活動当時、自分が経営者になる未来から逆算すると、「営業とマーケティング」のスキルが必要だと思ったんですよ。

だから営業とマーケティングを両方できる環境を考えた結果、広告/PR領域のベンチャーから会社を選んでいました。

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■ 学生は知らないスタートアップのリアル

社会人になってから分かりましたが、「ネームバリューがないと話を聞いてもらえない」ハードルは想像以上に大きかったです。

営業しても「一旦、電通や博報堂を通してください」と言われたこともあります。

正直、契約までに壁があることはイメージできていなかったですね。

一般的に大手企業の営業は、販売路が開拓されていたり、名前が知られていたり、顧客の信頼を獲得できている状態です。

逆に中小やベンチャーだと、信頼のない状態から営業する必要があるので、ネームバリューの有無で難しさは違ってきますね。


・独立・起業するならベンチャーへ!?

でも、ネームバリューのない厳しい環境だったからこそ、提案力は身につきました。

中々アポを取れないので苦労しましたが、起業や独立をするなら、ゼロから考えて売る力は必要になります。

だから独立や起業を考える人は、ベンチャーやスタートアップで無名の商材をゼロから売る経験をしておくと、成功確率が高まると思います。

独立したら誰も知らない製品を売るところからスタートなので、その能力を身に着けると役立つんじゃないでしょうか。

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・スタートアップに来てはいけない人

答えはシンプルで、成長したいと話す事を気持ち良いと考える人です。

正直、この感覚は合ってる自信があります。(笑)

成長って聞き心地は良いですが、実際はかなり厳しい環境下に突っ込んで、しんどい中でもがく必要があります。

頑張らない人や格好つけてる人、すぐにしんどくなっちゃう人って結構いるんですよね。

「実は頑張りたくない、実は成長したくない」って人がスタートアップに入ると一番損をするな、って感じています。


・お洒落に働く姿は幻想

大企業へ進んだ同級生は、定時に帰れてボーナスをたくさん貰い、名前を言うと凄いねって言われる環境にいます。

にも関わらず、自分は無名の会社で給料も高くなく、土日も働くって状況がリアルです。

そんな環境に「成長したいと口では言うものの、頑張れない人」が行ってしまうと、本人が1番損をしてしまうと思います。

最近はスタートアップの華やかな面が取り上げられ、お洒落なイメージを持つかもしれませんが、全然違います。

お洒落なイメージで入るとギャップで苦しんでしまうでしょう。

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■ ベンチャー → 大手 → 起業を経て感じること

2社目のPR Timesに勤めた後は、現在の株式会社Wackerを立ち上げ、PRやSNSマーケティングの支援を行っています。

実際に起業をして感じることは、意外と大丈夫っていうことです。

今って、起業自体は簡単にできるじゃないですか。全然大それたことではなくて。

数十万円あれば会社は作れるので、誰でもできる範囲だと思うんです。

でも多くの人が、会社を作ることをリスクを背負ったイベントだと捉えている点は、起業をしてみて感じるギャップですね。

もし起業したいと思うなら、一回作ってみたらいいんじゃないかと思います。


・起業した人と会社で働く人の違い

時間と仕事に対する意識、は大きな違いじゃないでしょうか。

結局会社員だと、成果を挙げたからいきなり給料が上がる、とはなりにくいんですよ。

どれだけ主体性に働いても、会社の方針に従わなければいけない。

逆に自分でやる場合は、24時間すべてが自分の責任になるんですよね。

だから僕自身、1つ1つの行動が自分の事業にどれだけインパクトを与えるか、時間の使い方を考えるようになりました。

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■ もしあなたが起業や独立をしたいなら

もし起業や独立を考えるなら、学生中に個人事業主になるか、合同会社を作るか、やってみるといいんじゃないでしょうか。

何でもいいんで、固定費と初期費用はかけずに、1,000円でも稼いでみましょう。

本店所在地に登録するためのバーチャルオフィス代、ホームページの作成費用などは必要ですが、それでも毎月5,000円程度です。

毎月の運営費や合同会社の定款を作るために、10万円くらいを準備してみて、とにかく売上を上げる活動をした方がいいですね。

売上を上げる過程に、全てが詰まっている気がします。

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・事業内容はなんでもいい

起業したいって言う割に事業内容が無い人は多いと思っていて、別にメルカリでモノを売るでも立派な起業だと思うんですよ。

やってる内容は商社と同じですし、失うものもないので。別に友達と一緒に合コンを開催するでも構いません。

とにかく、売り上げを出して利益を残すって凄い経験で、企業側も優秀な人材として見てくれると思います。

僕自身、学生時代唯一の後悔がそこで、学生中にゼロから売上を作るって活動をしておくべきです。

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■ 学生時代に読むべき本3選

宗近さんには学生時代に読むと「得をする」本を3冊挙げてもらった。

1. 人生は攻略できる
人生設計の話です。「お金」、「人」、「スキル」の現実的な目標設定ができる本。将来像に悩む方は必見です。

2. サードドア
成功者のキャリアをストーリーチックに書いてある本。そのままモデルにしづらい話もありますが、本質的な話は自分にも活かせるでしょう。

3.成功者の告白
結婚してから起業した話をストーリー立てて書いてある一冊。起業の現実が書いてあり、起業の疑似体験をできる本。起業志向の学生は読んでおいて損はないでしょう。

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