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自己分析と業界研究のススメ

こんにちは(^-^*)/
転職回数をそろそろ忘れてしまいそうなくらい転職しているチャッキーです…(6〜7社目?)

今でこそ目的をもって転職をしていますが、以前の私は手当たり次第会社を受け(新卒でも中途でも100社以上はエントリーしたような)場当たり的に転職を繰り返していました。

転職自体悪いことだと思いませんし、人材の流動性は大切だと思っていますが、
転職することにはとても労力を使います。
だからこそ、意味のある就職や転職にしたほうがいいでしょう。

そんな私が何故過去私が場当たり的に転職を繰り返してしまったのか…(°д°)
今振り返ると、

自己分析と業界研究が圧倒的に不足

していたからだと思うのです。

場当たり的に会社で働いてきたとはいえ、そのどれもが私にとって経験には
なっていることは間違いないですが、20代は本当にフラフラしていました。

①1社目(新卒)
なんとなくデザイナーってかっこいい、自慢できそうという理由で、中小企業社内デザイナーとして入社。
結果 →  デスクに座って無言で作業するのが辛くなる。そして1年半で転職…; ̄ロ ̄)!!

②2社目
デザイン関係でもうちょい喋れる仕事でかっこいいところに転職したいと思い、広告代理店の営業として転職。
結果 → 残業が続き体調を崩して転職。ってか体育会系合わないし、意外と泥臭い!やだやだ!

③3社目
IT人材派遣事務職。会社がブラック。
結果 → 会社が頻繁に労基にチクられるわ、社員としょっちゅう裁判してるわ、上司が半年で5人くらいクビにされるわ…。怖くなって転職。

④4社目
外資系。一言、ハードでした。。。
このあたりから人事系の仕事へのキャリアチェンジを意識し、産業カウンセラーやキャリコンの資格を取得。
結果 → 運良く人事系の仕事へ転職。

その後は人事系に絞り、キャリアアップのための転職をしています。
ここにきてようやくキャリアが一貫してきた感じですね。

しかし、振り返ると自分の職歴、動機が酷いもんですw
自己分析や業界・会社研究をしっかりすれば、ここまで酷い転職にはならなかったのではないでしょうか。
そもそも、自分がずっとデスクに座っているのが苦手だったら、デザイナーという職業は選ばなければ良かったはずです。
しかもその次、広告代理店。
ここは残業が多いことで有名な業界ですよね。しかも体育会系の会社も多いことも事前に研究すればわかっていたはずです。その覚悟がなく、なんとなく「かっこいい」というイメージで入社していたので、失敗するのは明らかです。

IT人材派遣の会社は当時、二重派遣や偽装請負の会社が多かったはず。
ろくにビジネスについて調べもせず、会社の評判を口コミサイトで調べもせず、まんまと入社してしまったわけです。
後から調べると2chのスレッドからやばい情報が出てくるわ、出てくるわ…( ̄▽ ̄;)!!ガーン ←最初から調べとけよ…

その後はやりたい仕事(人事)が見えてきて、一貫したキャリアになってきましたが、それまではこんな感じで、自業自得で痛い目を見てまいりました・・・

というわけで、自己分析と業界研究(会社研究)はしっかりしなければいけない、と身をもって感じたわけです。

じゃあ、自己分析や業界研究、会社研究ってどうすればいいの?
と思われる若い方も多くいると思います。

そこで、散々失敗を重ねた私のおすすめの自己分析と業界研究や会社研究の仕方を簡単にご紹介します。(今回は長いよ…)

◆自己分析について

そもそも何で就活では自己分析が大切だと言われるのでしょうか?
その大きな理由は2つあると思います。

1つ目は

「自分に合った会社や職業に就くため」

2つ目は

「自分のことを面接官にきちんと伝えるため」

です。

私の過去の失敗からもわかるように、じっとしているのが苦手かも・・・
と気づかないまま、デスクに座りっぱなしの仕事が嫌になり退職することもあります。
自分が苦手なことや人、雰囲気、得意なこと、長所などを知り、それに合った場所で働くことが、就職や転職で失敗しないための第一歩です。

また、面接のときは必ず、「あなたがどんな人か」ということを面接官から聞かれますし、あなた自身も聞かれたら説明しなければいけません。
つまり、自分がどんな人間か、自分で把握しておく必要があると言えるのです。

では具体的にどんな風に自己分析をすればいいのか、と考えると思います。
これからご紹介する方法は、一般的な自己分析のやり方ではありますが、やはり自分を知る上で就活や転職前には徹底的にやることをオススメします。

また、世の中には自力で自己分析が出来る人と他者のサポートやツールを使用することで自己分析ができる人の二手に分かれると思っています。それぞれ、自力でやる方法とそうでない方法とでご紹介していきます。

◆自力で分析出来る人

まずは紙とペンを用意しましょう。
そして以下の図を見て、それぞれ自分の好きなこと、得意なこと、需要があることを出来る限り図の中にたくさん書き出しましょう。

※あくまで自分の中で得意なことで大丈夫です。
 他者と比較する必要はありません。

例えば英語が得意で、通訳を担当した経験があるなら「得意なこと」「需要があること」に加えます。外国語の本を読むのが好きなら「好きなこと」だけに書く、といった形です。需要があることに関しても、誰かから過去に依頼されたことを思い出しながら書くと良いと思います。(〇〇さんは◯◯が得意だからお願い出来る?といった感じでOKです)

図が埋まったら、円が3つとも重なり合う部分に書いた特徴をピックアップしましょう。この過去のエピソードから考えた「好きなこと」「得意なこと」「需要があること」の全てに合致する部分が「自分の強み」と言える部分です!

例えば私チャッキーの場合、3つに重なり合う部分は「キャリアカウンセリング」だとしましょう。「好きなこと」は人の人生、「得意なこと」はカウンセリング(カウンセラー資格保持)、「需要があること」は人生相談をされた、といった感じでしょうか?(ざっくりしていてすみません…)

もちろん、全ての人に3つの条件が全てそろうわけではないので、もし3つ重なる特徴がない場合は「需要がある」×「好き」か「需要がある」×「得意」の組み合わせを自分の強みとして考えても良いかと思います♪
ちなみに優先順位としては、「需要があること」が一番と考えてみてください。仕事は他者との関わりの中で進むものだと考えると、「好き」や「得意」以上に、「需要がある」ことは重要な項目だと言えます。

◆自力で分析出来ない人

どうしても自分で自己分析ができないそこのあなた!
そんなあなたは外部のツールの力を借りましょう!!

①エニアグラム
エニアグラムとは、人間それぞれが本来持っている特性や資質などを9つのタイプに分類し、思考やその人の強みなどを客観的に知ることが出来る自己診断です。9つのタイプには以下のものがあります。

  1. 改革する人

  2. 人を助ける人

  3. 達成する人

  4. 個性的な人

  5. 調べる人

  6. 忠実な人

  7. 熱中する人

  8. 挑戦する人

  9. 平和をもたらす人

エニアグラムが出来るサイトは色々とありますので、「エニアグラム 診断 無料」などで調べると良いかと思います。

②ストレングスファインダー
ストレングスファインダー®とは、米国ギャラップ社の開発した強み診断です。Webサイト上で177個の質問に答えることで、自分の才能(=強みの元)が導き出されます。強みは34の資質で分けられ、それぞれの強みの活かし方も記載されています。近頃はオンラインでも出来るようですが、書籍でも発行されています。
※本を購入する場合は新冊で購入してください。本にはテストのコードが記載されており、一度使用されたコードは使用できなくなります。

③ジョハリの窓
「ジョハリの窓」とは、自分が知っている「自分の特徴」、他人が知っている「自分の特徴」の一致・不一致を『窓のように見える4つの枠』に分類することで自己理解のズレに気づかせる、心理学ではよく使われている手法です。また、そのズレを一致させていくことで他人とのコミュニケーションを円滑にできると考えられています。

知人を集めて5人以上で、紙を用いてそれぞれ性格を書き出してもらう方法もありますが、最近ではWEBでも出来るようです。

ジョハリの窓WEBアプリ

※紙でのやり方はこちらのサイトを参考にすると良いと思います☆

④キャリアカウンセリング
何だかテストをしてみてもイマイチピンとこない…
そんなあなたはキャリアコンサルタントを頼っても良いでしょう。
大学だったらキャリアセンターにいるコンサルタントにキャリア相談を利用するのも手かと思いますし、転職の場合は、有料のキャリアカウンセリングを受けると良いでしょう。
(個人でキャリア相談を受けてくれるフリーランスの方はたくさんいますよ)
注)転職エージェントは求職者が商品となるビジネスモデルです。よって、エージェントによって当たり外れも大きいですし、長時間親身対応してくれるわけではありません。もちろん中には良いエージェントもおりますが、仕事紹介を生業としているため、そういった方は少ないかもしれません。
ちなみに第二新卒の場合は、長時間相談を受けてくれることを強みとするエージェントも多いです。

◆あなたの強みがわかったら・・・

さてさて、あなたの強みがわかったら、必ずやることがあります。
それは、

強みにまつわるエピソードを思い出すこと

です。

何故ならば、ただあなたの強みを述べただけでは面接官は納得しないからです。
例えば「私はサッカーが得意です」と一言いったところで、面接官は「何で?本当に?」という疑問を持つでしょう。
それを証明できる具体的なエピソードがない限り人は納得出来ません。自分の過去の経験をどんなささいなことでも構わないので、空きスペースへ書いてみてください。

そして、自分の強みがわかったら、

なども併せてノートに書き出して見てください。

自分の強みだけではなく、自分の苦手なことや理想の働き方もきちんと把握しておくことで、よりミスマッチが減らせると思います!自分の強みだけの自己分析だけだと、働き方や生き方の部分でギャップが出てくることがあるので、意外とここの部分は重要です。

例えば体育会系の雰囲気が苦手な人がいくらやりたい仕事だからといって、体育会系の会社に入社したら長続きするでしょうか?正直難しいですよね。安定志向ののんびりした性格の人がスタートアップで馬車馬のように働けるでしょうか?それもまた難しいですよね。一般的な就活では自己分析において、自分の強みに重きをおいて分析をしがちですが、強みと同時に上記のことも考えておくことで、よりミスマッチの少ない転職につながると言えます。

◆業界研究(企業研究)

自分のことがわかったら、相手のこともやっぱり知っておく必要があります。
そこで業界研究が必要となります。就活はお見合いみたいなもんで、やっぱりみんな幸せな結婚したいですよね(^o^)/ま、星占いの相性見る感じで、自己分析した結果私は牡牛座で、牡牛座と相性が良い星座(業界や会社)を探す、的な感じで…(←例えが軽すぎ)

最近はインターネットで業界研究をする人がほとんどだと思います。
そこで業界研究が出来るサイトをご紹介。

業界ナビ

こちらはリクルートが運営している業界研究サイトです。さすが大手だけあってしっかりしています。勤続年数などの業界平均データやビジネスの仕組みなどをわかりやすく掲載しています。新卒就活生にはもってこいですね!

ワンキャリア

こちらも有名な就活サイトで、会社説明会情報やインターン情報、業界研究のコンテンツなど新卒就活には必須のサイトです。同じ業界でも社風の違いなど分析してくれていて面白い☆

四季報

日本最強の株式投資情報サイトです(笑)企業規模や売上など、上場企業の細かいデータが盛りだくさんです。就活生も株などやっている人はご存知かと思いますが、そこまでわからない人には難しいかもしれません…上場企業への転職を検討されている方はぜひ見ておいたほうが良いでしょう。

OpenWork

働く人の口コミを集めたサイトです。元々はVorkersという名前でした。転職者向けのサイトで転職者はぜひ見ておいたほうが良いとは思いますが、新卒の方も見ておくと良いかと思います。口コミを書き込んだ人が、何故会社を辞めたのか理由を知っておくことで会社の良い点だけではなく悪い点も事前に知ることが出来ます。その会社で働いている人や働いていた人の本音を知るにはとても良いサイトです!個人的な意見ですが、評価ポイントが3.0以下の企業は働きづらかった…離職率も高い企業が多いです。

インターンシップに参加する場合は、既に選考が始まっている、という意識を持って参加したほうが良いでしょう。

あとはTwitterは就活生をサポートしているアカウントが多数あります。
ぜひ探してみてね☆

◆仕事研究

業界研究とともにやって欲しいのが仕事研究。
例えば、営業と一言で言っても、新規開拓営業やルート営業、企画営業、代理店営業など様々なタイプがあります。
事務職の場合でも、貿易事務、医療事務、営業事務など様々なものがあり、それぞれ仕事に求められるスキルも異なってきます。

それぞれの職種がどういうタイプの人が向いていてどのようなスキルを求められるのか、志望業界の職種はどのようなタイプの仕事なのか、可能だったらそこまで見ておくと良いでしょう。とはいえ日本の新卒は、ジョブローテーションで最初から職種が決まっているケースは少ないため(いわゆるメンバーシップ型雇用。今後は欧米のようなジョブ型雇用になるでしょうけど…)、そこまでガチガチに見ておく必要はないのかもしれませんが、企業の採用サイトでその職種ごとの仕事内容が出ていたりすることもよくあるので、ぜひ見ておいてくださいね。

そして、自己分析、業界分析、仕事分析が終わったら…
これらの結果を鑑みた上で自分に合いそうな会社を受けていきましょう!!
全て当てはまるという会社はなかなかないかと思いますが、

少なくとも私のような大失敗は防げるのではないかと思います(汗)

皆様の幸せな職業人生を願っております!(⌒ー⌒)ノ

追伸
自己分析するときはぜひノートなどを使用して、分析した結果は保存しておきましょう☆後々また転職するときに最初からやらなくて済むからです。
また、自己分析した当時と現在の自分がどのように変わったのか比較する際にも良いと思いますよ。

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