50代であることについて考えてみた②
こんにちは。いかがお過ごしでしょうか?前回の以下の記事に引き続き、自分の今置かれた状況「50代であること」について見つめなおしてみたいと思います。
さて、今回は精神科医である和田秀樹さんの本をもとにしてみました。前回の記事①で触れた"いまの50代は、38歳ぐらいの感覚で生きています(笑)"に妙に納得してしまいましたが、心も体も健康で生きていけることはいいと思います。以下の本にはヒント・学びになるものがたくさんありましたので、分類してまとめ、コメントをしてみました。
1. 50代の自己認識
自己の現状認識:
50代であることを見つめなおし、これからの生き方を考える。精神科医・和田秀樹さんの本を参考に、「新しい人生」を生きるために、体と心に何をすればよいのかを具体的に考えた。
本を通じて多くのヒントを得た。特にウェルビーイングの観点から、多くの示唆があった。
2. 日本人の若さの進展
サザエさんの波平を例に:
波平は現役世代の54歳。ひと昔前はこの年代は老いの兆候が見られたが、今では日本人は確実に若くなっている。
若くなった理由として、寿命の延びや栄養状態の改善が挙げられる。特にタンパク質の摂取が重要で、肉を摂らないと老化が進む。
⇒私のアジア滞在での感想:発展途上国では、同世代でも老け込んで見える人がおり、栄養状態が悪いこともあるのではと気づきました。
3. 老化予防の3つの要素:
40~60歳に始まる「ホルモンバランスの変化」「前頭葉の萎縮」「セロトニンの減少」をどう抑えるかが重要。
1) ホルモンバランスの変化
ホルモンを保つことの重要性:
若くあり続けるためにはホルモンを保つことが重要。特に、ホルモンのベースとなるタンパク質の摂取が少ないと早く老ける。
性ホルモンの役割:
性ホルモンは「脳」で作られる。海馬が独自に作り出す性ホルモンは、血液によって運ばれてくる性ホルモンよりも高濃度。
性ホルモンの材料はコレステロール。男性ホルモンのテストステロンはたまねぎに含まれる含硫アミノ酸が合成を誘導すると考えられ、女性ホルモンのエストロゲンは大豆が効果的。
ホルモンと生活習慣:
満足感を得た時はセロトニンが分泌され、「よし、がんばるぞ!」と意欲が湧く時にはドーパミンが分泌される。
日々を楽しむことで、ホルモン分泌が良くなり、体と心の健康が保たれる。
2) 前頭葉の萎縮
前頭葉と老化の関係:
老化は「知力」や「体力」よりも、まず「感情」から始まり、感情を司る脳の前頭葉が先に老化する。
前頭葉が老化すると、新しいことへの対応が苦手になり、意欲や好奇心も衰える。
前頭葉の活性化:
勉強や新しいことへの挑戦は前頭葉を活性化させ、脳の健康を保つ手助けとなる。
前頭葉の機能が高い人は他人の話をよく聞くことができるが、前頭葉が萎縮すると他人の話を聞き受け入れるのが困難になる。感情のブレーキが効かなくなる。
⇒いわゆる"クソジジイ"でしょうね。こうならないように注意しないと。意見を聞く訓練が必要ですね。
前頭葉の保護:
お金を使う時、特に「自分へのご褒美」を与える時には、前頭葉が刺激され、脳の老化防止につながる。
⇒Die with Zeroで、何にお金を使っていくか日々楽しく考えてます。
3) セロトニンの減少
セロトニンと精神状態:
満足感を得た時にセロトニンが分泌され、精神的な安定をもたらす。
うつ病との関連が指摘されており、特に40歳を過ぎるとホルモンバランスの変化と共に、セロトニンの減少が問題になる。
⇒40歳頃に一時期気持ちが落ち込み仕事を休み、薬を処方する期間がありました。これからも夫婦ともに気を付けていこうと思いました。
生活習慣とセロトニン:
セロトニンの減少を抑えるために、満足感を得るような活動や意欲的な行動が推奨される。
⇒毎日手帳につけている、3 good thingsは自己肯定感向上に割と効果がありますね。
4. 見た目と健康の維持
見た目と老化予防:
老化予防には「形」から入ることが大切。見た目が若いと脳や体も若返る。心がうきうきするような行動をとることが重要。
噛む行為が若さに効果あり。
腸の健康:
若さとは健康な腸から生まれる。腸は免疫細胞の80%が集まる重要な器官。腸を健康に保つことが見た目の若さにもつながる。
⇒何の宣伝でもありませんが、こちらの茶麹は5年間?飲んでおり、腸がすこぶる元気です。お勧めです。以前インドに2週間出張したときも、先日のアジア100日間でも、お腹は壊しませんでした。
食生活:
食べすぎよりも食べない方が悪い。「食べたい」という気持ちは体の欲求のあらわれ。良質な脂肪とタンパク質(オリーブオイル、魚、大豆製品)にこだわる。
加工食品や常温で固体の油は避け、赤・黄色・緑の色の濃い野菜を摂ることがアンチエイジングに効果的。
スポーツと体の錆び:
激しいスポーツは体を「錆び」つかせ、老化を進める。運動は「歩く」「座る」「家事をする」程度で十分。
⇒最近は、マラソンは中断して、日々20分程度の筋トレに励んでいます。抗酸化作用のある栄養素(ビタミンC、ビタミンE、アミノ酸、タウリン、亜鉛、セレンなど)を摂ることが大切
⇒以下に、抗酸化作用のある栄養素と食品をChat GPTに聞いたうえで追加しました。主な抗酸化栄養素:
ビタミンC: オレンジ、キウイ、いちご、パプリカ、ブロッコリーなど。
ビタミンE: アーモンド、ひまわりの種、ほうれん草、アボカドなど。
β-カロテン: ニンジン、カボチャ、サツマイモ、ケールなど。
ポリフェノール: ブルーベリー、クランベリー、緑茶、ダークチョコレート、赤ワインなど。
セレン: ブラジルナッツ、魚介類、卵、全粒穀物など。
抗酸化作用のある食品:
果物と野菜: 色鮮やかな果物や野菜(特に赤、紫、オレンジ、緑のもの)は、抗酸化物質が豊富です。
ナッツと種: アーモンド、クルミ、ひまわりの種などはビタミンEやセレンが豊富です。
魚介類: 特に脂肪の多い魚(サーモン、マグロ、イワシなど)はセレンを含んでいます。
ハーブとスパイス: ターメリック、シナモン、オレガノなどには抗酸化作用があります。
5. 老後の準備と行動
行動の重要性:
今行動しなければ、もう一生行動できない。やり残したことは冒険してでも片付ける。不安はコントロールできないが、行動はできる。
⇒Bucket listの整理と実行ですね。
自己愛と人間関係:
自己愛を満たす人間関係を築くことが大切。上司の機嫌をとるよりも、部下を可愛がることが晩年の幸福につながる。
家族関係の見直し:
「子どもは子ども、親は親」と割り切ることが重要。子どもには子どもの人生がある。
⇒子どものことは日々気になってしまいますが・・・。自分の子どもの頃を思い出し、親と距離を置きたかったことを理解しました。
介護と孝行:
親の介護をすることが孝行という既成概念から脱却する。他人の視線よりも自分がどうしたいかを重視する。
⇒親が元気なことは確認できているので、たまに連絡する程度でよいかと。
6. 対人関係の大切さ
対人関係の影響:
対人関係のがまんが寿命を縮める。本音で生きることが楽しい人生へと導く。
肉体的・精神的・社会的に満たされないと「健康」とはいえない。
以前下記の記事でも触れたようなことがいくつか書かれていたので納得する部分が多かったです。
今回も最後までお読みいただきありがとうございました。50代であること、50代を迎えるにあたってなど、何かの参考になれば幸いです。
(表紙の写真は、ある夏に息子と二人で登った北海道の山です。大自然の中、湖と一面に広がる緑がとても綺麗でした。)
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