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狩人時代から受け継がれるコンビニで買えない愛の形 feat.運命の人/スピッツ

土曜日は、待ちに待った田村さんとのデートでした!!!

まぁ、デートと言っても「ただの飲み」だったわけだけど、私にとって今日の出来事は、「ただの飲み」では終わらない、それ以上のspecialでsweetでstrongな、その名も3Sメモリーとなって、心にも身体にも強く深く刻まれてしまったのでした。。

結論から申し上げますと、私、本日はっきりと確信いたしました。

本気で田村さんのことを好きになってしまったのだと!

あの日、朝のラジオ番組『教えて!マイケルのPOPなMORNING』の収録の日、田村さんに出逢って、ずっと心の中に何かひっかかる幸せな違和感みたいなものを感じていた。その正体が何なのか、今日のデートでようやく分かった。細胞レベルで身体が自覚したのだ。

※田村さんとの出逢いについては、下記参照。

うまく言葉に表現できないけど、スピッツの『運命の人』の歌詞でいうと、「コンビニで買える愛ではなく、もう少し時間をかけて探してみたい大きな愛」。

愛はコンビニでも買えるけれど もう少し探そうよ

私の前に突如現れた幸せな違和感の正体は、それくらい大きく育ち、甘く熟しそうな恋愛そのものだったのです。


デートの待ち合わせは、日比谷のゴジラスポットでした。日比谷ってなんか大人の女性の気分にさせてくれるよね。THE大人の街「銀座」にも近いし、由緒正しき「帝国ホテル」もあるし、気品と知性と教養溢れる女性の街という感じ。そんな「本命の女」って感じの場所で、田村さんと飲めるなんて…。

一軒目は、ワインの美味しい肉バル。そして二軒目は田村さん行きつけのイイ感じのBar。カウンター隣り合わせでカクテルをたしなみながら、腕と腕が触れ合う…実はそれがネクストアクションの合図。田村さんは、ゆっくり私の目を見つめてこう言う。「次、ニューオタニーと帝国ホテル、どっちがいい?」とか…!!!!!!(爆)

と、こんな感じの妄想をしながら、ゴジラスポットで田村さんを待っていると、

【田村さんが現れた!】

「ごめん、待たせた?」

「いえ…私もさっき来たところです!」

「そっか良かった。じゃあ、行こっか。」

こっこれが、噂には聞いてた、デートの待ち合わせの定型文か~~~~~

ドラマみたいだと思った。心臓がドキドキを越して、バッキバキだった。とゆうか、オフの田村さんかっこいい…。ちょっと伸びかかった前髪が無造作に田村さんの目元にかかっている。田村さんが横顔を向けると髪が動き、柔らかく田村さんの頬を刺す。その束になった髪の間から見える目尻は、笑うと優しく皺を寄せる。口元に視線を移すと、口角を斜め上にあげて、こらえるように笑う姿。とっても愛おしい、そして、かっこいい…!!!

「ここで良いかな?俺のいきつけの居酒屋なんだよね。」

と、田村さんが案内してくれたのは、ワインバルでもBarでもなく、日比谷の隣、有楽町の大衆居酒屋だった。妄想のコースとは180度違ったけど、そんなカジュアルで気さくな感じも、気取ってなくて親しみやすい田村さんという感じで好き!

「全然大丈夫です!」

そうして大衆居酒屋に入って、田村さんはビールを、私はレモンサワーを頼んで、いざ乾杯。仕事の話、好きな映画や本の話、週末は何をしているのかなんて話、色んな話をして2時間くらいが経過し、田村さんは5杯目、私は4杯目。そろそろお互いほろ酔いになってきた頃合いで、今までテンポよく続いていた会話が止まった。

気まずい沈黙ではなく、お互いがお互いを信用しきっていないと生まれない心地よい沈黙。酔っているせいもあってか、そんな安全と安心に包まれた空間が、ゆらゆらしてとても気持ち良い…

そんな世界で二人の目が合った瞬間、それが合図かのように田村さんが口を開き、物語を進める。

来る.......これはきっと恋の話だ。

「A子は、彼氏とかいないの?」

あ、たった今、私の名前、呼び捨てになった、それもまた合図。うかうかしていると、田村さんに捕らえられてしまうのに、このゆらゆらした世界でもうちょっと追いかけっこを楽しんでいたい。

「いないですよ、もう2年近くいないです。」

「そうなの?モテそうなのに!じゃあ、どういう人がタイプなの?」

田村さんが私に興味を持ってくれている...尋問している...私はずっとゆらゆらしている...

「包容力がある人…かなぁ…」

「そっか~…俺って包容力あるのかな?」

田村さんに包容力?あるに決まってるじゃないですか、だからこんなに私はあなたの世界でたゆたんでいられるのだから...

「それはもう、あると思います!」

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え!私、何言ってんだろう!?

ゆらゆらしていたら、思わず口が滑ってしまった。そんなこと言ったら、私が田村さんのこと好きかもって、ばれてしまうじゃあないか…!!!ゆらゆらしている場合じゃない…!どうしよう、引かれた?好きってバレた…??

おそるおそる田村さんの目を見ると、田村さんはにっこり笑って、

「嬉しい。」

と言った。

人類が誕生してからもう何年経つのだろうか。何百年、何千年も太古の昔、私たちの先祖は狩りをして暮らしていたと言う。身体の強い男たちは日々マンモスを追いかけ、その日獲れた肉を女と子供に届け、火を囲んでみんなで食べる。そんなその日暮らしの生活を送っていたのだろう。

生きるために食うことだけを考えて、1日1日が過ぎていく。しかし彼らも人間。仲間を増やすために、男と女は交尾をしなければならない。彼らそして彼女たちのDNAに刻まれたその生物的な営みに、「愛」はあったのだろうか?私の希望的観測は「YES」だ。

だって今感じている田村さんへの昂る感情は、こんなちっぽけな私の脳と身体から生まれてくるような代物じゃない。もっと偉大で、もっと大きくて、もっと敬うべきもののような気がするのだ。先祖代々受け継がれてきて、そして私たちもちゃんと未来へ繋いでいかなければならないと、そう直感的にそう感じる、神秘性を孕んでいるのだ。

あぁ、スピッツがコンビニ以外で探していた「愛」ってコレのことだ。きっとそうだ。

ここにいるのは 優しいだけじゃなく
偉大な獣
アイニージュー あえて 無料のユートピアも
汚れた靴で通り過ぎるのさ
自力で見つけよう 神様

そう、私には田村さんが必要。私が尻尾を掴んだこの「愛」をあなたと一緒に完成させたいです、神様。

「私も、嬉しい!」

私は田村さんにそう返事した。私ごときの人間が調子に乗っているなんて思われるかもしれない。けど、私が今見つけた「偉大な獣」は、遥か昔からずっと受け継がれてきたものだから、大事に大事に運ばなければいけないの、正直な気持ちを伝えなければならないの...!!!

私がそう言うと、田村さんはニコっと笑った。目尻に皺を寄せて、口角を上げて、歯は見せずに、思わず溢れてしまいそうな笑みをこらえるように。


「今日は本当にありがとうございました。」

「また飲もうね。」

「はい、是非!」

そうして、私たちのはじめてのデートは幕を閉じた。その日の帰り道は、コンビニには寄らず、無料のユートピアも見てみぬふりで通り過ぎ、家に着いてすぐにベッドに入って、今日1日の出来事を思い返していた。

なんだか夢の中でもう一度田村さんに逢えそうな気がするから.........

(爆)

★Today's song★