男のReuse ~パパ機能編~
昔からの付き合いであるママ友が不倫をしているのを知ったのは半年くらい前。私は彼女が好きだし、もう大人なので否定をしたり、止めたりはしない。(って昔からの親友たちにいったらそれは友達じゃないって言われたけど、確かに"ママ"友だもんなぁ、と納得してしまった。)ましてや、表面上かもしれないけれど(だいたい夫婦の真実、夫の真実、妻の真実なんて他人どころか本人でさえ分からないことだって多いんだから)、その家族は仲良くやっていて、すくなくとも私が過去そうだったように離婚の気配など全くないのだ。
幸せはなるべく長く続いてほしい。他人の家庭に口出しする理由はない。
ホームパーティーやら家族であつまるときに、事あるごとにおもう、夫というよりパパが側にいることの良さ。主に、こどもの事。あれしてあげて、これやってっというと、パパたちは(たとえそれが外だけのことであっても)素早くやってくれるのだ。対して、シングルの我々は、すべて自分。もちろん、そういった何家族も集まる場では、他のママやパパがフォローしてくれる、これがまた、有難い。
きっと夫婦の間には、日常生活の小さなものから価値観の違いといった大きな不平不満、もしかしたら過去のしこりなんてものがあるのかもしれない。でも、やっぱり現実に頼れる誰か、自分や子どものために何かをしてくれる誰かが側にいるって事はいいんだなって、離婚して初めて思い知るのだ。(と言っても他の多くの離婚女性が感じるように、私は離婚を全く後悔していないし、むしろ人生最良の決断だと思っている。ビバ!離婚❤)
でね、そのママ友の夫もとてもいいパパなのである。パパ的機能性に関してもだし、ゆる~い雰囲気とか、なんか落ち着くんだよね。(ま、話によると意外と亭主関白らしいけど。)見た目は全く好みでないし、(相手が婚姻中ならなおさら)絶対に魔がさして過ちを犯す展開にはならないという確信、ママ友の夫であるという安心感から、ついつい、皆の集まる場所では、主にこどもの事で甘えてしまうし、ちょっとしたことでも話しかけちゃう。
そこでふと思いついた。(熟考した訳ではない。)もし、自然な流れでママ友ご夫婦が円満(じゃなくてもいいけど)離婚したら、私、あの夫、いやあのパパ、リユースしていい?って(笑)。このパパが「捨てられた」方ではないかもしれないけど、リユースの可能性は大。もしまだ子どもたちがパパを必要としている年頃であったら、ぜひ、リユースさせていただきたい。
例えば、マッチングアプリで写真と言葉だけ見たら絶対に左スワイプ(スルー)しちゃう男性なのだけど、パパとしての魅力を知ってると、ガラっと見方が変わるから不思議。
そこで、しかし、思うのは、やっぱり付き合ってみたら、一緒に暮らしてみたら違うかもしれない。限られた場面でしか見えてない良さだけが、その人のすべてではない訳だから。それでも、リユースでお試しする分には、低コスト(ある程度知っているという点で、初対面の相手を知る際に必要な時間が短縮される)低リスク(子どもも馴染んでて抵抗が少なそう)というメリットが勝ってしまうかも?
そんなことを朝から考えてたけど、でも、こういうご夫婦ほど長く続く気がする(笑)。だからリユースのチャンスは少ないかもしれない。(っていうか一人の男性を"リユース"って失礼な話で恐縮です。)けど、これからもご迷惑にならない程度に、甘えさせていただこう、人様のパパ。うっすらと感じるリユースの予感を楽しみながら、私の日常生活に欠けているパパの補充をそっとさせていただく。そんなママ友家族との付き合いがあったって罪ではないじゃない?
Photo by Bernard Hermant on Unsplash
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