2023年3月24日　⑥離婚事由　疑念を抱くきっかけ

モラハラされているという認識が
分かり始めてから協力者の方に
今までの喧嘩やご主人の言動で
残っているラインや写真は
無いか？と聞かれた。

思い出したくない過去だが
話し合いの場や離婚する時に
優位な証拠として使えるから
とても大事と言われ、手帳や
スマホの写真を探す。
証拠として役立ちそうな写真
と手帳の記録、ラインがあった。

・数年前、私が子育てが一段落して
短期で働き始めた時にささいな喧嘩
から意見がぶつかり、その際、背後に
あったソファーに突き飛ばされ、手首を
強打し、腫れた事があった。翌日になって
曲げる時に痛む為、私は急遽サポーターを
ドラッグストアで購入して仕事場へ向かった。

・息子と家族３人で出掛けた日、帰宅後に
ささいな事から喧嘩になった事があった。
話をしても返事もしなければ
聞いてる？と問いかけても無視される。
「きちんと話し合って解決しようよ」と
主人に何度も話し掛けた、無視される事が
辛く必死になっていたと思う。
「何度も話し掛けるな、しつこい」と
言われ、この時もソファーに叩きつけられた。
ソファーの肘置きの部分が木製で私は腰を
強打した、しばらく動けないままでいた。
外して置いてあった眼鏡がソファーの
隅でねじ曲がっていた。ようやく痛みが
おさまった頃、壁伝いに洗面所まで
歩いた。洗面所の鏡に身体を傾けて
振り返りながら恐る恐る自分が強打した
部分を見る為に洋服をたくしあげる。
掌２つ分くらいの肌色を失って紫色に
変色しているアザが出来ていた。
あまりの痛さに痛み止めを服用して
布団に入る。主人はラインで
「ちょっとやり過ぎた、ごめん」
と珍しく謝ってきた。
手持ちが無いと言い、壊れた眼鏡の
修理代金は半分だけだった。

・旅先で翌日に出掛ける場所について
揉めた事があった。話し合いにならず、
「どうしていつもそうなの？」と私が
問いかけるが主人は何も話さずにいた。
この時も最終的には腕を掴まれ突き
飛ばされる形になる。翌日は掴まれた
腕の部分が変色し腫れあがっていた。
その腕を見て驚いた主人は「悪かった」
と言い腕をさすり続けていた。
離婚したい気持ちでいっぱいだったが
当時は息子に「喧嘩して揉めていても
夫婦でいて欲しい、離婚はしないで
欲しい」と言われていた。
息子の幸せが私の幸せでもあった。
その幸せを崩す事など当時の私には
到底出来なかったのだ。

主人とのラインにも
「家に置いておく価値なし」
「家賃を払え」
「結局俺の働きで暮らしてる
　訳でしょ？えらそーに。
　一人で生きてみたら？」
「俺が食わせやってるんだから
　好きにさせろ」
「誰のおかげで生活できてんの？」
などの発言があった。

いつも人格を否定するような発言が
あったが我慢していた。

協力者の方に覚えていた事を
ラインで報告をした。
「ご主人いつもこうなの？」と
驚いて電話がかかってきた。
モラハラの呪縛の解けて
いない私は「そんな事ない、優しい
時もたくさんある、私の言い分を
聞いてくれる時もあるよ」と
伝えた。「立派なモラハラでＤＶ
もあるね」と言われる。

続けて、
「ご主人の交友関係とか聞きたい
　んだけど、仕事帰りに飲んでくる
　事とかってある？」と聞かれた。

私は週に２回くらい帰りが遅い事、
急に夕飯がいらないと連絡がくる事、
相手はいつも後輩の部下だと説明した。

協力者の方は「うーん」と唸ったまま
しばらく黙っていた。私は疑問に思い
「どうかした？？？」と問いかける。

「質問なんだけど、ご主人の浮気を
　疑った事ってある？」
「ないない、ないよ。
　そういう事はしないよ、モテる
　タイプとかでは無いし」と答える。
「信じられないと思うし、良い気分は
　しないと思うけど一度調べてみた
　方がいいと思う」と言われる。

このアドバイスがきっかけで
疑念を抱く事になるのだが
私は元来、人を疑う事と嘘を付くのが
好きでは無いのでしないように
心掛けてきた。

「疑うより信じたい」
いつもそう願って生きてきた私の
価値観は東京で桜が満開になり、
世間でお花見のニュースが
流れ始めた頃にあっけなく
崩れ去る事になる。

【離婚事由⑦】につづく☟

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