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【読書コラム】Zoomで最高のパフォーマンスを上げるための5冊

オンライン会議システムのZoomは、いつの間にかリモートワークの代名詞となっており、急速にユーザー数を伸ばしている。

社内の会議に留まらず、友達同士のコミュニケーションや飲み会ツールとしても活用されており、この数週間のうちに初めてZoomを使ったという方も多いことだろう。

もちろん友達同士のZoomなら気軽なツールとして便利なのだが、仕事で使用する時には、Zoom特有の新たな問題点が生じているようだ。

ニュースやSNSなどからZoomに関する話題をピックアップして、どんな問題を解決するべきなのかを確認しつつ、その処方箋となる書籍をご紹介していく。

表情と手で伝える技術

Zoomなどのオンライン会議システムと、実際に会議室に集まる会議との最も大きな違いは、ウェブカメラに映っていること以外が相手に伝わらないということだ。

カメラ越しに相手にいかに熱量を伝えるかという点では、この本が役に立ちそうだ。

営業職の人々をターゲットとして表情に関するアドバイスをまとめた書籍は数多くあるが、目・声・手について章立てしながら細かく解説しているものは珍しい。

3つの各パートごとにそれぞれトレーニング方法まで解説している本は、唯一ではないだろうか。

短時間で考えを伝える技術

実際にZoomを使って会議をしてみて感じるのは、極端に集中力のない人が多いということだ。自宅の生活スペースのなかで仕事をしているのだから、集中が持続できない人がいることも理解できる。

家族の動きが気になったり、本棚に並んだ本に目がいったり、消音でテレビをつけたままの人もいるかもしれない。

そこで、心掛けたいのが短時間で端的に伝える努力だ。

1分でまとめられない話は1時間かけても伝わらないという著者の考えがベースとなっており、相手の印象に残るキーワードを用いることで正確に伝えるテクニックなどが紹介されている。

オンラインだけでなく、リアルな会議や営業先でも使えるワザが多い。

また、すでに「リモートワークが急加速した今、私たちは何をするべきなのかについて考える5冊」で紹介したこの書籍も、当然ながらZoomなどのオンライン会議で有効活用できるノウハウが凝縮されている。

言葉にするというスキルを徹底的に磨こう。

世界の一流企業の会議を真似る

世界には「この企業の会議が凄い」と言われる会社がいくつか存在する。外資系企業の会議は凄いとか、日産の会議が凄いなど様々な声があるが、ここでは2つの会社の会議を解説した書籍を紹介しよう。

まずは孫正義さんが率いるソフトバンクの会議を扱った書籍だ。

会議を行う時間をいかに短く効率的にするのかを追求しているのがソフトバンクの会議の特徴だ。会議の1コマを30分として、さらにその30分を「10分×3」に分けることで効率化を実現させている。

もう1社は、ジェフベゾス率いるアマゾンの会議

アマゾンの会議で有名なのが「無言の会議」と呼ばれるスタイルで、参加者は事前にA4用紙6ページ分もの資料を用意し、会議の開始と同時に配られた資料を読み始めるというものだ。

どちらの書籍にも、ここでピックアップした内容以外にも両社の会議や意思決定へのこだわりが数多く紹介されている。

そんなことより十分に寝よう

印象的に伝える方法や、インパクトのある話し方、効率的な会議方法について考えることも重要だが、それよりも重要なこととして十分な睡眠を意識するようにしよう。

しっかり寝れば表情が良くなり、頭がすっきりして話が明快になるだろう。

これまでに自分の睡眠について考えたことがない方にとっては、この書籍を通して睡眠に関する一般的な情報をまとめて得ることができる。睡眠に関する入門書とも呼べる書籍だ。

生活習慣というものは改善が非常に難しいものだが、そのなかにあっては睡眠は最も改善しやすい生活習慣だろうというのが著者の主張なのだが、どうだろうか。

あとは、会議でのパフォーマンスを劇的に改善させることは難しいので、色んな本を読みながら、底力をつけていこう。

あなたに最適な書籍をおすすめします!

当コラムでは、大きな時代の変化に対応すべく新たな知識を身につけたい皆さんに対して、最適な本をご紹介することを目的として更新を行っています。

毎日のニュースを常に追い続けるよりも、1冊の本から得られる知識の方が重要だと考えているからです。

もし「こんな問題を解決する1冊を教えて欲しい」というような要望があれば是非、コメント欄でリクエストをお願いします。

正直なところ、日々のコラムのテーマを見つけるのが大変なので、要望をいただけると非常に助かります。

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