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308 沼津弾丸ドライブ②~戸田漁港マジックアワー編~

前回に引き続き沼津ドライブ旅行記です。
沼津港を出て南に車を1時間ほど走らせ、戸田(へだ)地区にやってきました。

「沼津市」と書かれている場所からはかなり遠く離れていますが、ここも沼津市。2005年までは戸田村という独立した村でした。

三方を山に囲まれた戸田湾の中に港が造られており、ここに集落が集中しています。

戸田湾を囲う達磨山は火山である(そもそも伊豆の山々は火山が多い)ことから、温泉も沸いています。道の駅くるら戸田には日帰り温泉「壱の湯」も併設されていて日帰り入浴を楽しめます。

それでは私も。沼津港を歩いて汗をかきましたのでひとっぷろ浴びてきます。

♨ ♨ ♨

いや、いい湯でした。結構混雑していて洗い場にも人がいっぱいな状態でしたが、露天風呂もあってゆったり過ごすことができました。500円でこのお湯が楽しめるのはかなりお得感があります。

そんな温泉から少し車を走らせてやってきたのは戸田灯台。小ぶりな灯台ですが1952年に建てられて以来戸田の漁民の安全を守り続けています。

戸田灯台があるのは漁港の西にひょろっと飛び出た半島の先端部分。周囲の山が雨などで削られた土砂が長い年月をかけてここに溜まり砂嘴になりました。この砂嘴が天然の防波堤となったことから戸田に良港ができたのです。

時刻は17時前。そろそろ日が暮れてくる頃です。戸田地区は伊豆の西海岸に位置しますので夕日を見る絶好のポイントです。

指1本で15分。あと45分で日の入りのようです。(by 真夏のシンデレラ)

黄昏時の戸田灯台は絶好のフォトスポット。多くのカメラマンが写真を撮りにこの場所に来るそうです。

戸田にはほかにもまだ夕暮れ時の絶景を撮ることができる場所がたくさんあります。もうすぐ日が沈む時刻。急ぎましょう。

少し小高い丘の上を登り、やって来たのは「出逢い岬」という展望スポット。ここからは夕日だけではなく戸田漁港の特徴的な形もよく眺めることができます。

先ほど紹介した灯台のある砂嘴はこんな形。右に灯台が見えますね。この砂嘴は御浜と呼ばれており、港の守り神として神社も建てられています。

港の一日も終わりつつあり、港が茜に染まってゆきます。

いよいよ日が沈んでゆきます。今日日が沈む位置は海ではなく対岸の陸地部分。雲もあるので海に沈む夕日は見ることができませんでした。

日が沈んでゆきました。

対岸が赤く染まる「マジックアワー」。雲が邪魔してしまっているのが残念です。

さっと空に筆で描いたような筋雲が美しいですね。これから空気が澄んでくる秋や冬にかけてはよりクリアな写真が撮れるそうです。今後も美しい有形の写真が撮れたらいいなと思います。

ボーッ ボーッ ボーッ と船が汽笛を鳴らしながら港の中をぐるっと回っています。午後6時、何かの合図なのでしょうか。


ぐるりと港内を周ったあと、御浜を抜けて駿河湾へ出てゆきました。戸田灯台にも灯りが入っています。どうも家族に「いってきます」の合図をしていたようです。戸田の漁師のいってきますはなかなか独特で見るものを楽しませてくれます。

マジックアワーもそろそろ終わり。わたしも帰路につくことにします。
休みももう終わり。夜が明ければ再び忙しい日常を迎えることになります。温泉に美しい海、茜に染まる夕景を眺めエネルギーをもらいました。みなさんも是非戸田を訪ねてこの美しい景色をその目に焼き付けてもらいたいと思いました。






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