「居心地が良いのに常にストレッチゾーンで戦えている」 - 『CANARY Cloud』プロダクトリードエンジニアが語る、バーティカルSaaSならではの面白さ
こんにちは!株式会社カナリー 経営企画室 HR&Culture統括 / 採用責任者の眞砂です。
株式会社カナリーは、【もっといい「当たり前」をつくる】をミッションとしているスタートアップです。
日々の暮らしには、不便・非効率がありながらも、過去の延長で「当たり前」と受け入れてしまっていることが溢れていますが、我々は、デジタルの力でこの「当たり前」をアップデートし、もっといい未来をつくっていくことを目指しています。
今回は、不動産仲介会社向けBtoB SaaS「カナリークラウド」開発責任者の赤坂勝哉さんへのインタビューを実施しました!
0. 簡単な自己紹介
赤坂といいます!名字が赤坂なので、「サカス」というあだ名で呼ばれています。東京都台東区の下町で1996年に生まれ育ちました。
趣味はYouTubeを見ることや、ふらっと外を歩いてカフェで作業することです。最近は「匂い」系のものが好きで、夜はよく線香を焚いたり、アロマを炊いて癒されています。
あと、週末は海外サッカーをよく見ます。特にプレミアリーグが好きで、日本人選手がいるチームや強いチームをメインに応援しているのですが、中継時間の時差の関係で夜型になりがちですね…。
1. 幼少期~学生時代について
小学生のときは勉強をしていた記憶がほとんどです。中学受験組だったので、友達と遊ぶというよりは塾に通ったりしてる時間が長かったですね。
唯一自慢できることとしては、、勉強ばかりしていたのに小学校6年間ずっとリレーの選手だったことですね。今はもう全然走れないですが!(笑)
その後は中高一貫の男子校に入学し、バスケ部に入ろうとしたのですが、体験入部時点でものすごく厳しそうだったので入るのを諦め、結局中高と帰宅部で友達とポケモンやモンハンなどのゲームをめちゃくちゃやってました。
ポケモンは、1000時間近いプレイ時間の半分ぐらいをタマゴの孵化に使っていたと思います…。弊社の開発本部長が元ポケモンガチ勢だったので恥ずかしくて堂々とは言えませんが。(笑)
ちなみに、今でこそエンジニアとして働いていますが、当時はコンピューターがめちゃくちゃ嫌いでしたね。情報の授業ではPowerPointもExcelも全然使えませんでしたし、打ち込んだ文字を隣の席のクラスメイトにイタズラで全部消されて、Ctrl+Zも知らなかったので全て手動で打ち直していました。(笑)
そんな僕だったのですが、大学受験の時期になり学部を決めるときに、進学した大学のPCルームにMacのパソコンがたくさん並んでて超かっこいい!と思い、そのMacは情報系の学部の学生しか使えないことを知り、それならば、と情報系の学部に進むことを決めました。
今思えば浅すぎる理由ですね…。
大学2年生ぐらいまではポケモンサークルに入っていたのですが、周りがガチ勢過ぎて自分では絶対勝てないなと思いフェードアウトしてしまいました。一方で中高の反省もあり、何か部活などには入っておきたいなと思いプログラミングサークルに入ったのが本格的にエンジニアを目指すことになったきっかけです。
あ、あとずっと週3ぐらいでラーメン食べてました。
2. 前職までやっていたこと
新卒ではいわゆるメガベンチャーであるサイバーエージェントに入社し、スマホゲームのバックエンドエンジニアとしてキャリアをスタートしました。
1年目は黙々と開発に励んでいましたが、上司の方に恵まれ、2年目からは採用なども手伝わせてもらったりマネジメントも経験させてもらったりしていました。あのときの経験が今でもすごく生きていると感じています。
一方で、同期も多く皆エンジニアとして優秀だったこともあり、ずっと劣等感と戦っていました。なんならそれを一番のモチベーションとして頑張って働いてたかなと思います。
例えば、同期との会話で、自分が知らない技術用語がめちゃくちゃ飛び交い、当たり前のようにラリーしてたんですよね。そういうのが悔しかったです。
そんなときでも当時の上司は僕のことをものすごく気にかけてくれていました。わかりやすく「お悩み相談!」といった場を設けてもらったりしていたわけではないのですが、定期的な1on1や日々の雑談から僕のコンディションを把握し、色々と考え動いてくれていたんだな、と今振り返ると思いますし、その経験は今の自分の組織づくりやマネジメントにも大きな影響を与えています。
3. カナリーを選んだ理由と、選んでみた結果はどうだったか
当時の上司から「自分が転職市場でどんな立ち位置か知っておいた方がいいよ」とも言われており、好奇心もあり色々な会社の話を聞いていました。
その中で、元々同期で入社しカナリーに転職していた末永からの声掛けがあり、カナリーについて話をしてもらい、気になるようになりました。
話を聞いてみると、新卒のときは末永は同期として同じフロアで仕事をしていたはずなのに、気づいたら転職してすごいことをやっているなと率直に感じていました。
それまでの僕は「どうやったら自らの評価が上がるか」など自分にベクトルが向いていたのですが、彼は目線が一個も二個も上で、「自分たちが作っているプロダクトをどうしていきたいか」という観点で話していました。
さらに話を聞いていくと、カナリーが他社に比べて一番ワクワクする未来図を描いており、不動産テックというバーティカルな領域だからこそ色々な革新のやり方があるんだなととても面白そうに感じたため、入社を決意しました。
とはいえ不動産領域は完全に未経験だったため、入社当初は不動産領域の事業やプロダクトを自分ごと化できるか?クライアントである仲介会社の方々とシンクロしながらプロダクトを開発していけるのか?という思いはありました。
ですが、入社してから実際に弊社のプロダクトを使ってくれているクライアントからお褒めや喜びの声を頂くようになったこともあり、今ではバーティカルSaaSならではの自分ごと化ができているなと日々感じています。
4.今の仕事について
入社当初はカナリークラウドのいちエンジニアとして主に開発に従事していたのですが、今はカナリークラウドの開発責任者として組織全体を見ています。
開発、採用、ピープルマネジメント、組織づくり、開発ロードマップ策定、プロダクトマネージャーとのプロダクトの短期的/中長期的な未来の議論、新規プロダクトの構想、などなど様々なことを行っています。
プログラミング自体に使っている時間は今はそれほど多くない状態です。
冒頭でお話したとおり夜型なので、日中はSlackに返信してたりミーティングに出てたりチームのために時間を使ったりすることがメインで、夜にクリエイティブなことや、集中してやりたかった作業などを進めることが多いです。
5. 休日は何してる?
大体お酒を飲んで過ごしています。友人と会って食事をしながら飲むこともあれば、一人で飲むこともあります。
ビールが好きで、これまでは体質的にもあまり太らなかったのですがそろそろ年齢的にも怖いですね…。(笑)
あとは長風呂ですね。サッカーやYouTubeなどを見ながらだと、平気で1時間とか入ったりしてます。スパが家の近くにあるので、そこに行ったりもしてます。風呂に入ったあとはよくオロポ(※)を飲んでます。
長風呂が趣味、と話すとよく「サウナも行くの?」と聞かれるのですが、サウナは以前行ったときに目がぐるぐるしてしまい体質に合わないとわかったため、それ以降は行ってないですね、、
あー、あとは、普段から行きたいお店をストックしておいて、ずっと行きたかったところに行く、というのも休日によくやってます。最近は、おにぎりを食べるためにで2時間並びました。(笑)
6. モチベーションの源泉と、その理由
カナリーにおいてのモチベーションの源泉としては、すごく貴重な経験をさせてもらってるから、というのがとにかく大きいです。プロダクトも伸びてるし人も良い。シンプルにネガティブな要素が少ないなと。事業成長に対し人は全然足りていませんが。(笑)
プレッシャーもありつつ、「居心地が良いのに常にストレッチゾーンで戦えている」状態だと感じています。良い意味でずっとヒリヒリしてます。
こんな経験は人生で何回もできるわけではないと思うので、今この状態で頑張らないと、5年後10年後に「なんであのとき頑張らなかったんだろう」と絶対に後悔すると考えています。今頑張らないでいつ頑張るのか、と常に自問しています。
また、これまでの社会人としての経験を経て、自分の向き合う姿勢はそのまま組織に反映されるものだと思っているので、一緒に働いているメンバーがカナリーで貴重な経験を得ながら成長していってもらうためにも、自分が手本にならなきゃという責任感があります。自分が怠けたらみんな怠けちゃうよなと。
ただ、がむしゃらに頑張りすぎても周りが全部同じような頑張り方ができるわけでも向いているわけでもないので、マネジメントをさせてもらっている側としてはそこは難しいところではあるなといつも感じています。
7. カナリーのカルチャーについて
言いたいことが言えるし、言ったことは素直に受け取ってくれる。逆もまた然りで色々言われることもある。それでも人としてみんなとても素直でいい人なので、あくまで建設的な議論ができる。そんなカルチャーだと感じています。
一方で仲良しごっこにはなってないというか、オンとオフはしっかりしてて、仕事は真面目に取り組み、ゆるく楽しくやるところはそんな感じでやっているなと。本当の意味での心理的安全性が担保されているのだと感じます。
また、一歩引いた視点で見ると全員の目線がしっかり揃っているというのもあると思います。
チーム内の仕組や考え方が細かく決められているわけではないものの、「プロダクトを成長させるという大前提のもとで、自分が何をするべきなのか考え行動する」という大きな原則があるので、全く逆の方向を向いていたり道を外れた動きをしたりするような人がいないなと。そういう意味ではとてもマネジメントがしやすい組織だと考えています。
会社全体でいうと、部署やチームごとの細かい雰囲気などの違いはあれども、CEOや経営陣が半年に一度の全社キックオフなどでメンバーに対する目線合わせをちゃんとやれていると感じます。
ただ、目線や足並みをさらに揃えたり各メンバーが会社の課題を自分ごと化できるようにしていく余地はまだまだあると思うので、それを実現できるように僕も頑張りたいです。
8. どんな人と働きたい?どんなチームを作っていきたい?
何でもいいので、何かしらに対する強いモチベーションを持っている人と一緒に働きたいです!
例えば「自分がこの組織/プロダクト/会社 etc. をもっと良くしていくんだ」というガッツがある人と働けると嬉しいなと思います。
その想いを実現するための手段としてのスキルについては、それが圧倒的な技術力といったハードスキルでも、それ以外のソフトスキルでも何でもいいかなと。
むしろ逆に、そういった目的意識がないのはあまり望ましくないよね、という文化を醸成していきたいですね。
想いや目的意識の強さは伝播していって、チーム全体にロールモデルとして良い影響を与えると思うので。
補足すると、入社時には不動産業界に対する強いモチベーションは必ずしも持っていなくても大丈夫です!自分自身もある意味そうだったので。
過去に何かしらに対する強いモチベーションを発揮した経験がある方であればぜひという感じです。
業界に対する課題感や熱量は、入社後に強まる方がほとんどです。僕もそうですし、熱量が強まった結果として今年は宅建の資格を取ろうと画策しております。(笑)
9. 読者へのメッセージ
バリューの中にもあるように、弊社のメンバーは目的志向であらゆる仕事を進めるので、新しいことへのチャレンジも手段ではなく目的になっていれば積極的に行うことができます。また、その過程で仕事の進め方と技術者としてのスキルの両方を成長させられます。
プロダクトとしても組織としても今ものすごく成長しているフェーズなので、このタイミングを味わえるのはとても貴重な経験だと思います。
営業やプロダクトマネージャーといった他ポジションのメンバーとの距離感も近いので、顧客の声も届きやすく、日々やりがいを感じられるなと。能動的なアクションができるポイントが大量にあります。
カナリーにはエンジニアとして成長でき、楽しめる環境が揃っています!一緒に働けることを楽しみにしております!!
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