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ふりかえりnote③書きたいことと読みたいもの

「自分が書きたいこと」と「読者の読みたいもの」は違うよね

「大丈夫、読者はあなた一人だけですから」という意識で、「まずは継続」を目標に、読者目線をさほど気にせずにnoteを書き綴ってきました(ふりかえりnote①参照)。

そんな記事でも読んで「スキ」してくださった方がいて、うれしかったり、戸惑いがあったり。
ふりかえりnote②で過去記事48件をカテゴリ分けしたマップに、どんなものが読まれたのか、「スキ」の数でベスト3を拾ってみました。

スキをいただいた記事ベスト3は書きたい記事とは逆

48記事投稿時点でのジャンル分けとスキ数のベスト3

私が書きたいことに、建築ブログでは書きにくかった「絵本や子育て」にまつわるエピソード、創作の発想や建築の視点、マイホームのことがありました。

ですが、「これは書きたい」と時間をかけて書いた記事ほど、反応はないものです。
むしろ、「これはあまり書きたくないけど書いておこうか」「時間がないからさらっと書きとめておこう」と書いた記事のほうが、「スキ」をいただくことがありました。

1位から3位までの記事を簡単に紹介します。

1位
自己紹介しがてらフリーランスの面白さに行きついた

最初に投稿した記事です。
「まずは自己紹介を書いてみよう」というような提案をnoteがしてきたので、「そっか、自己紹介からなんだね」と思って書いたものです。
「フリーランスの建築士ってあやしいよね。わかりやすい肩書を設定できないかな。」と自問自答しながら、どうやって書こう?と右往左往して書いたものです。

実は私にとっては、できれば「あまり読まれたくない」部類の記事でした。
「#自己紹介」とつけたために、「この記事が参加している募集 #自己紹介」に応募したことになったのか、「どうせ読まれないさ」と思って書いた記事に「スキ」「スキ」通知が届いてあわてました。
noteの仕組みとして、ビギナー向けサービスとして自己紹介記事は積極的に読まれやすくなっているのかも、と想像しました。

私自身も、他の方の自己紹介記事は時々読んでいるので、「確かに知らない人の背景とか、のぞき見したくなるかもねー」と思いました。
そして、「フリーランスとnoteは相性がいい」ということ。
一匹オオカミで孤独になりやすいフリーランス(勝手なイメージです。そうじゃない方、ごめんなさい)は、自分の考えをアウトプットしておきたいし、同じフリーランスの状況や活動にも興味がある。
だから「#フリーランス」も読者需要が多いのかなと。

この自己紹介記事は、今みても「うわぁ…できれば見られたくない」という気分なので、あとで書き直したいと思っているテコ入れ候補のno.1でもあります。

2位
寝かしつけ絵本『からすのパンやさん』『まがればまがりみち』

毎日noteを始めてから、「日付が変わる前に何か書かなきゃ」と思いながら寝かしつけ時間になってしまう日があります。
そんなときは、その日子供を寝かしつける前に読んだ絵本の表紙をふとんにもぐりながら撮影して、エッセンスだけを思い出してスマホで投稿していました。

絵本のことは、毎日子どもと一緒に楽しんでいることで、感じたことをそのまま書くから、書きやすいのです。
結果、絵本の記事の割合が一番多く、書く時に眠かったり24時がさし迫っていることが多いので、書き方がシンプルです。
使わせてもらったトップ画像のパンの写真がおいしそうだし、絵本のタイトルのおもしろさから目に止めてもらったのかなぁと想像しました。

同じく2位
大阪なんば・道頓堀のおもしろ建築2つ

大阪のまちを歩いている最中にみつけたおもしろい建築を紹介した記事です。
「へー、こういう建築があったんだ。大阪行ったら、通りかかったらみてみよー」と思ってもらえたんでしょうか。
ビジュアルが「おっ?」と思えるものは、さらりと読めますよね。
建築の記事を読んでもらえると、結構うれしいです。

3位
正解のない問題集から始めよう

子どもの勉強法や習い事をどうするか?をわが家のやり方を引き合いにだしながら、『正解のない問題集』という本を紹介した記事です。
他にも読書レビューはありますがほとんど読まれていません。
この記事では「どんな本か」というレビューだけより、「どうしてこの本を使うのか。どんなことが得られそうか。」という選書の背景があるから読んでもらえたのかなと思いました。
ごちゃごちゃ言いましたが、この本のタイトル自体が気になるからかもしれませんね。

おなじく3位
子どもも息をのむ「耳なし芳一」の英語劇

息子が通っている英語劇を行う英語教室のこと、
また、大学生が発表した「耳なし芳一」の英語劇を見た感想を書いたものです。
こわさを感じる表現を含むお話ですが、そうした一部分の表現を抜き出して論じるというよりは、心がゆさぶられる体験や、そのときの年齢や環境によって感じ方が変わってくることに目を向けたいという方向性の記事です。

これからのnote

自分の書きたいことと読まれる記事のギャップを感じることそのものが、楽しいことでもあります。
でもそれがわかったからといって、読まれそうな記事ばかりを書くのはちょっと違う気がする。
これまでの記事は、ひとつひとつ「テコ入れ」していく。
これからは、書きたいこと、読んでもらえそうなこと、マガジンとしての個性のバランスを見ながら実験的なnote活用を続けてみたいと思います。

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