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カナダ留学|カナダの田舎で結婚式

先日、カナダ人パートナーの従姉妹の結婚式に出席した。彼女が住んでいるのは私の家から遠い遠い所。バンクーバーから飛行機で1時間半かけ隣の州のカルガリーへ行き、そこから車で7時間半行った隣の州のサスカチュワンにある人口2000人にも満たない小さな町、Watrous。

飛行機からはカナディアンロッキーの険しい山肌が見えて感動。直後に山からの乱気流で飛行機が大揺れ。手に汗握りながら肝の浮く感覚を楽しんだ。

7時間半のドライブでは、広大なプレーリー(大平原)をただひたすら真っ直ぐ走った。地平線までずぅっと緑。でもあちこちに小さな気づきが沢山ちりばめられていて、窓の外を見てても飽きない。

牛、馬、鹿、鷹、カナディアングース、カラフルな鳥たち。
広い緑の大地に立ち並ぶ、金属的な風力発電機の場違いさ。
一人ぼっちでゆっくり頷くように動き続けるオイルポンプの哀愁。
たまに見かける農業用トラクターが知らせる人間の存在。

農場に住む人々は、一体どうやって食べ物や娯楽を得ているのだろう。想像のつかない生き方だ。農家の彼らこそ、カナダの大黒柱。感謝しきれない。

そんな広大な野原にポツンと佇む小さな教会に、親戚が100人以上集まった。カナダだからなのか田舎だからなのか分からんが、家族のサイズが桁違い。「家族写真撮るから親戚だけ集まって〜」の掛け声に、私は含まれていないもんだと思ってその場を離れようとしたら、「あなたもよ!」と写真に連れ込んでくれた。私にもカナダに親戚と呼べるような存在が出来たのか…!感動!!

新婦が入場する時、彼女がゲストと新郎を見て、ぐうぅんと涙を溜めていったの。美しいわぁと思った。新郎新婦どちらとも厳粛なクリスチャンの家系出身なので、結婚式もそれを表してた。まず神父さんの説教を聞いて、聖歌を歌って、聖書の引用を沢山した誓いの言葉を言って。
驚いたのが、お互いの誓いの言葉に男女の立場の違いを強調する発言が多かったこと。リベラルな大学でリベラルに染まった私には違和感だけど、夫婦が同じ価値観を共有して同じ方向を向いていることが何より大事なのでね。

結婚式の後は新婦の家へ移動し、ハウスパーティのようなものが数時間。お菓子と食べ物が沢山用意してあった。家中に子供達の写真が貼ってあって、家に愛が溢れてた。その後また移動し、披露宴へ。100年以上の歴史がある大きな体育館みたいな建物。Breakfast for dinnerというスタイルの朝食みたいな夕飯が出て、親からの言葉と親友からの言葉があって、締めくくりはダンスフロアでダンス!

沢山の親戚に会ったもんで、へとへとになって帰宅した。
いい思い出!!!

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