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雲の上の世界~ベルばら展~

先日、美容室にいくと、近くの席から会話が聞こえてきた。

「ベルばら展に行って来たんですよ。」

その声につられ、こんなことでもないと六本木に行くこともないと思い、私も行ってみた。

会場で目にしたのは、漫画『ベルサイユのばら』の年表や動画、イラストの描き方、宝塚のポスター、作品の誕生秘話など、さまざまな角度から作品を取り上げた、たくさんの展示物。

一番印象に残ったのは、再現されたマリー・アントワネットの衣装。

残念ながら、一番気に入ったドレスの撮影は禁止されていたので、撮影許可がおりていたドレスを撮影。

再現されたマリー・アントワネットのドレス

漫画では、こちらのドレスが近いような…

漫画『ベルサイユのばら』より

実際に見てみると、かなり重そうで、目もくらむような衣装。

日本の着物以上に着るのが大変そうで、恐らく1人で着るのは難しいのでは?
着る際は、着物の着付け同様に、ドレスの着装に慣れた人の手を借りる必要がありそうだ。

この機会にと、久しぶりに漫画『ベルサイユのばら』を読み返してみる。

私の好きなシーン①

オスカルの父、ジャルジェ将軍

『温室そだちの花にかぎって世間を見たいなどと欲をだす!』

初めて読んだ時から、とても気に入ったのが、このセリフ。一見頑固なようで、実は子を思う親心が溢れているように思える。

私の好きなシーン②

ドイツ語を話すオスカル

知性と教養があるように見えるカッコいいシーン。

私の好きなシーン③

手に注目!

コチラは、どこかの記事で指摘があって知ったのですが、右手をケガしたはずなのに、左手をケガしている不思議なシーン。
よく見ている読者がいることに驚きました。

あらためて読み返してみて気づいたのは、世代を超えて読み継がれている作品の魅力と奥深さ。

細かい描写や忘れていたシーンに触れ、初めて読んだ20代の頃とは違った形で虜にされた物語の面白さと歴史の流れ。

登場人物たちの生き生きとした姿。

そして、作中に溢れる人間の美しさ、醜さ、儚さ。

すでにクリスマスモードに入りつつある六本木の街で、懐かしい作品に浸った仕事帰りの週末のこと。



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