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【句集紹介】告白 瀬戸優理子句集を読んで

・紹介

今回紹介させていただくのは、小生が参加している俳句同人「ペガサス」の同人、瀬戸優理子さんの第一句集「告白」である。

小生、瀬戸さんとお会いしたことはないが、俳句同人誌ペガサス上でその句を何度も見ている。

北海道にお住まいということで、特に冬、そして初春の季語を使った句が印象的である。

また、瀬戸さん句には、ご家族のことを詠まれた句も多い。命の温かさや、情の深い句が沢山みられる。

そんな「優しく、穏やかな世界観」の句柄を厳選十句から感じてもらえたら幸いである。

そしてまた、ペガサスのURLも貼っておく。楽しい同人誌である。ご興味のある方は是非お声掛けください。

・厳選10句

夏シャツの乳房で伸ばす畳み皺
ここたぶん来世蛍籠開いて
あなたの名ばらばらにして春の雪
気を抜くと告白になる夕櫻
晩秋のホテルの氷溶けた水
シリウスを心臓として生まれけり
夫けなす私と義母の胡瓜揉み
夏痩せし男の肩幅を愛す
仲直りしたくておでん温める
日記買う同じ袋に明日のパン

・作者略歴

1972年東京都生まれ。1997年「橋」(現在終刊)の句会にて俳句と出会う。現在「WA」「ペガサス」「蘖通信句会」に参加。2014年第14回中北海道現代俳句賞受賞。2015年第33回現代俳句新人賞受賞。南幌町教育文化奨励賞受賞。現代俳句協会会員。北海道俳句協会会員。(ご本人のHPより引用)


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