インフラエンジニアとして独立した話4♪

どうも、椿田です。
今回も僕がインフラエンジニアとして独立した話について書きます。
今までの記事はこちらです。お時間あります方はこちらもお読みいただけると嬉しいです。
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前回は僕が大手通信会社に入社して3年目でインフラ案件のプロジェクトマネジメントをしたお話をしました。プロジェクトマネジメントの仕事は構築する製品が納期までに品質を担保してお客様へ届けるための大事な役割を担っています。技術面でも人間的にも幅広い力が求められる仕事なので、僕の会社でも30代後半や40代の方がプロジェクトマネジメントを担っている方が多いです。しかし、僕は入社3年目でプロジェクトマネジメントのお仕事をさせていただきました。これには僕がずっと携わっているインフラ系の分野だったからできたとも考えています。今日はそのお話をします。

1.インフラ案件の特徴

インフラ案件とは、「インフラエンジニアとして独立した話1♪」でもお話しましたが、みなさんが使っているインターネットやアプリケーションを動かすための基盤(サーバやネットワーク)を構築するお仕事です。
インフラ系の仕事は、サーバ1つを構築する小規模案件から、全国にある拠点をつなぐ大規模な案件から様々なものがあります。当然ですが大規模な案件ほど検討する事項が多く難易度が上がります。このような案件は年単位で構築するものもあり、金額的にも数億円規模のものもあります。一方で小さい案件の場合、要件定義から納品までで2週間で完了するような案件もあります。
これがソフトウェア開発などになると、数ヶ月から1年位の案件が多くなったり、検討事項も小さいシステムであってもそれなりにある感覚です。システムの改修案件で小規模案件もあるかと思いますが、それに携わるには元のシステムのことを十分知っておく必要があるので、未経験者がいきなりそのプロジェクトのマネジメントをすることはリスクが高い行為とも思えます。それなりの経験値が必要です。
また、インフラ構築は、システム開発と比べて、一人称で仕事ができるまでの道のりが短いと僕は考えています。インフラ構築は主にサーバやネットワーク機器を扱うわけですが、当然メーカが構築しやすいように機器やOSを作ってくれていますし、手順書やノウハウもネットにたくさんあります(逆に使いづらい製品は淘汰されていきますよね・・・)。また、サーバやネットワークを構築してやりたいことというのは大体決まっているので、同じような知識やスキルを別案件でも活かしやすかったりします。一方でシステム開発は、求められる要件が膨大であることが多かったり、求められるシステムはお客様や業界によっても全然変わってきたりします。ノウハウなどはネットにたくさんあるのはインフラ構築とも共通はしていますが、きれいなコードの書き方や処理の早いコードの書き方など突き詰めると本当に奥が深い世界です。
インフラ構築が楽とは言えませんが、個人的にはシステム開発と比べて求められるスキルは少ないと思います。

2.インフラ案件のプロジェクトマネジメントとして仕事をしていた経験

僕は、インフラ案件の小規模案件からプロジェクトマネジメントとしてお仕事させていただきました。もちろんわからないことはたくさんありましたが、社会人1~2年目で培ったインフラ構築の経験でも十分役に立ちました。そして、小規模案件をたくさんこなすことで、PDCAサイクルをとても早く回すことができました。案件を一通り完了するまでの期間が短いので、一連の流れを最初から最後まで経験することが早い段階ででき、かつそれを次の案件で活かすまでとても早かったです。さらに複数案件を同時に進めることで、他の案件から学んだことを今まさに進めている案件にも活かせました。これにより経験値を積んでそれを次に活かすまでのスピード感がとても早かったです。
また、インフラ案件は似たような案件が多く、他の案件に経験値の水平展開がしやすかったこともとても良かったです。
このことから、早いうちからマネジメントの仕事をしても技術面でやっていけるレベルに行くことができたと体感しています。
あとは、プロジェクトマネジメントの仕事では、コミュニケーション力や調整力、リスク管理など力も必要ですが、これは仕事を通して新しく身につけました。


ご縁でインフラ案件を社会人1年目から経験させていただき、決して完璧とは程遠い技術力ですが、2年間の構築経験を経て、3年目からプロジェクトマネジメントの仕事をさせていただきました。プロジェクトマネジメントでは、技術面の他にエンジニアとしてのコミュニケーション力や調整力、リスク管理力をつけることができました。
この経験は僕にとって大きな財産となり、その後インフラエンジニアとして独立していく上で大きな力となりました。
次回は、いよいよインフラエンジニアとして独立した話を書こうと思います。



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