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田舎でしてはいけないゲーム


前回のnoteで話題に出したゲームについて書きたい。
紹介したのとき記事がこれ☟

“中学1年になるとプレイステーションのソフトだった。そう、たしかホラーもの。映画のゴーストシップをプレステゲームにしたものだった。めちゃくちゃ怖かった。探してもヒットしなかったので、タイトルも何も覚えていないけど、とにかく怖かった。”


プレステ1のとにかく初期のころのゲームソフトのこと。画も今のような滑らかさはなく、髪の毛は風でなびかない。
女の子の髪型はエレガントならチョココロネが5、6個ついてるような髪型。
ただのロングヘアーかボブなら長さの違う焼き海苔4枚。

今の画が特に美しすぎるので、偏った記憶を創り出した可能性も大いにあるが、それぐらいの差がある頃にプレイしたソフト。だと思う。

基本、幽霊船の中を調べていろんなアイテムをゲットして謎を解決し、ゴーストを成仏させる物語。だったと思う。
・・・なんだけど、なにせ、チョココロネ女子ゴーストが常に先回りでいるから、怖い。当たり前の設定だが、毎回驚いていた。


ドアを開けたらいる!
角を曲がるといる!
突然で、そして、こちらに猪突猛進で向かってくるのが怖かった!
何回かは「ヒッ!」と声を出していたと思う。


だけど、稀にチョココロネ女子ゴーストのほっこりスタンバイ場面に遭遇することがある。つまり、先回りはしているんだけど突然現れるのではなく、待機している姿をプレイヤー視点で見ることがある。
条件反射で「ヒッ!」っと言いそうになるが、肩が上がり声を出そうとする瞬間に、
「おや?( ゚д゚)??」と二度見する。
可愛いのでしばらく見ておくこともできる。

・・・待ってる?Σ(-᷅_-᷄๑)
・・・・待ってるね(⁎⁍̴̆Ɛ⁍̴̆⁎)
かわいいぃ(((o(*゚▽゚*)o)))♡    
かわいいぃぃ(● ˃̶͈̀ロ˂̶͈́)੭ꠥ⁾⁾
『ときメモ』みたいなシーンが爆誕する
(知らんけど)

伝スタンバってるチョココロネ女子ゴースト


こんなことはやはり稀で、基本は猪突猛進でタックをかます。
そして、タックルが成功したときの、コントローラーにくる振動と効果音。あらかじめその設定をしているから分かってはいるものの、「ギャッ!」となる。

怖いからやめぇー!

でも、買ってもらったものをクリアしないと次は、買ってもらえないかもしれないので我慢して取り組む。

すでにワタクシには、買ってもらったゲームをクリアしない前科がある。それは、ゲームボーイが発売され、奮発して私と弟に一台ずつ。そして、欲しいソフトも一個ずつ買ってもらえた。
弟は『星のカービー』だった。私は、なんでも見た目のかっこよさや、少し小難しそうなものを好む傾向があり、完全なカッコつけで『ゼルダの伝説』を選んだ。
散々、母からも二歳差の弟からも「姉の性格からして、そのゲームは難しすぎるから、やめた方がいい。絶対クリアしない。」とはっきりと助言と呪いをいただいた。
案の定、そう、あんのじょう。クリアできなかった。クリアどころか、最初のイベントすら発動させられなかった。

やはり、家族は自分以上に自分をよく知る存在なのだと実感した出来事だった。
今後、家族が私のために言ってくれたことには、一応耳を傾けることを心に誓う。
そう、一応。

だから、今回は最後のチャンスかもしれないので、頑張る。
情熱の使いどころを間違えていると思うが。

猛アタックをかけるチョココロネ女子ゴーストのおかげで、なかなか先が進まないこと、単純にワタクシにゲームセンスが皆無だったことが、連日の夜更かしにつながってくる。
時計の針は12時を超える。

そこに田舎の漆黒の闇が加わる。
本当の田舎は、嘘じゃなく数えるくらいにしか電灯がない。むしろ、自分の部屋から見える場所にぽつんとたった一つある電灯が逆に怖すぎる。そこだけスポットライトになっている。映画のワンシーンによるある、あれな画になっている。
ずっと見続けていると、何か見えてきそうで怖い。
なんのいわくもない場所なのに、何かあるように自然の風景が演出してくれる。
背の高い杉の木が風で動くたびに、葉と心をざわつかせる。

そして、静寂の空間
みなさん、無音の時間があるの知ってます?虫も寝たんか、と言いたくなるぐらいの静寂。特に冬は、耳をつんざくほどの静けさ。静寂は耳に痛い。
世界には自分以外の人間がいなくなったのではないかと思うほどの静かさ。急に不安が込み上げてきて、一階で寝ている父のいびきが微かに聞こえて安心する。
ホラーゲームより独りぼっちが一番怖いのかも。


今回の記事は、何をお伝えしたいかというと。
怖がりさんは、ホラーゲームを夜中までやらない方がいいよ という特に新鮮みもないこと。
そして、ホラーゲームをより楽しみたい方は、都市部から離れて田舎でプレイを。五感を使ってみてね ということ。



ゲームセンスが皆無だと気づき始めたワタクシは、流行には抗えずFF7と幻想水滸伝2のノークリアを経て、そんな自分を受け入れ二度とゲームをしなくなった。

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