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認知症の母 甘栗や菓子を食事がわりに

 1月の自宅療養後、デーサービス通いは復活したものの、私は週1~2回の頻度で実家を訪れるようになりました。今までは週1回は服薬をあきらめてましたが、主治医を変え、肺気腫&心不全とわかり、毎日の服薬は必須となりました。私の仕事が一息ついたこともあり、服薬のために介護スタッフを手配できない空白の曜日になるべく顔を出し、母に薬を飲ませ、体調等々を確認してました。

 以前、食事の管理ができなくなり、激ヤセした母ですが、デーサービスの無い日はその頃の食生活にすっかり戻ってました。先日は15時に家に入ると焦げた臭いが充満し、生ゴミ入れには黒焦げのパンが。母はリビングで甘栗を食べている最中で、「焦げくさいよ。どうしたの?甘栗やお菓子じゃなくて、ちゃんと食事をして」と言うと、何で焦げ臭いかは忘れて首をかしげ、「これ(甘栗)はおやつ。お腹が減ったから食べてるの。食事じゃない。」。しかしパンの在庫は全く減っておらず、冷凍食品は手つかず、ゴミを確認すると菓子等の手軽で手近なもので、空腹を満たしていたようでした。
 よく食べ物を置いていた北側和室の出窓には、ダイソーの袋の中にむき甘栗、板チョコ、ブラックサンダー、賞味期限が1週間前に切れたロールパンが。そのままにしておくと、それらを食べてしまうので廃棄しました。

 ここ一ヶ月の状況から、日中に一人でいると、まともに食事ができないこと、危険もあること(賞味期限切れのものを食べる、オーブントースター等の使用による火災の恐れ)をあらためて痛感しました。 
 規則的な生活をするために、きちんとした食事をするために、昼食付のデーサービスに通う頻度を増やさないと、ヤセてしまう…。ケアマネに相談し、来年度の要介護度が確定し次第、介護サービス全体を見直すことにしました。
 母は2箇所のデーサービスに各週2回通ってますが、母が楽しみにしている「認知症対応型通所介護」(認知症初期患者を対象にした、調理を行うデーサービス。ちなみに母は「料理教室」と言っています。)は高額…。これがネックで他のサービスが増やせず、空白の曜日が生じてました。これを週1回にし、他のサービスに振り分け、空白を埋め規則的な生活ができる方向で見直しです。
 母の大好きな「料理教室」、今までどおり通わせてあげたいですが、介護限度を超え、自己負担できる金銭的余裕はありません。貯金を使い果たしたのは母自身。週1回通えるだけでもヨシしよう!

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