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以前の記事のその後、狭き門、精神科初診予約を突破
今も車で片道20分ほどの大学病院のメンタルヘルス科に10年以上担当医も変えずに、通い続けている。
正確に言うと、一度初期に担当医は変わったが、その後10年以上今の医師に支えられてきた。
担当医が変わったことは私には幸運だった。
ただ薬を処方するだけの医師ではなくなったから。
そして、一昨年から抱える左上肢の筋力低下の原因究明のため4箇所目の検査として別の大学病院の脳神経内科を受診した。
これが今年の春。
予約をしたのは昨年の年末のことだった。
とにかく初診は受けるまで数ヶ月かかる。
設備も技術もおそらく県内一だが、そんな大学病院なのだ。
急を迫られない症状だからなのだろう。
結果、脳神経内科での異常はないものの、精神神経科に院内紹介をしてもらうことになった。
生育環境と現在の家庭環境、精神の疲労などから患者支援を受けた方が良いと脳神経内科の医師の提案だったが、脳神経内科の受診が終わり、現在の病院に戻ると当然患者支援の対象ではなくなる可能性があるからだ。
が、院内紹介なので、帰りに精神神経科で予約を取ってくださいとの説明から一変して、他院紹介と同じ予約手続きをすることになった。
そこで書いた記事がこれ。
2ヶ月分の初診予約を隔月の末の平日3日間の14時〜16時、2ヶ月に6時間のチャンスでモノにしなければならない。
3月は2日間それぞれ200回も電話をかけたが繋がることすらなかった。
3日目は50回ほど掛けて、なんとか繋がったが既に予約が埋まったとの機械的な音声を聞くのみだった。
なんと言う競争率。
プレミアチケットだ。
いつ予約が取れるか全くわからなくなり、紹介状の有効期限を伺ってみた。
精神に関しては紹介状の有効期限は1年との回答が来た。
いちねん!
混んでいる科だから特別措置法なんだそう。
心が折れそう・・・
もうずいぶん色々と折れているけど。
そして、5月、いつが予約受付の日なのかは中旬ころに決まって、病院のHPでのみお知らせなんだそう。
毎日HPを見て更新ボタンを押す。
病院の予約やカウンセリングの予約を既に入れてある日が予約受付だった。
割と今回も詰んだと思った。
が、意外にも今月は3日目にしてすんなり電話が繋がり、来月に予約を申請できた。
そして、今の病院からも紹介状を書いてもらってくださいとのこと。
現在のメンタルヘルス科の担当医は心理テストなどを受ける良い機会だから一度転院してみてもいいと背中を押してくれている。
合わなかったら戻ってくればいいとも。
今の病院が私の戻る場所。
ないよりある方がいいけど、家族でも職場でもなく、病院が戻る場所。
ずっとそうだったのかもなぁって思うと家族とはなんだったんだろう?という思いに至るばかりの日々を、今も実家で家族と過ごしている。
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