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電車でのベビーカー&子連れママさんを前に私は無力だった

電車に久しぶりに乗った。
乗車待ちしていたら、止まった乗降口から赤ちゃんの乗ったベビーカーを一人で降ろす女性がいた。
大変そうだなと思ったけど、私もヘルプマークの人。
物理的なお手伝いができない。

電車に乗ったら、その方はまたベビーカーを再び持ち上げて乗車。
混みつつある電車でベビーカーと共に一度降りて、他の人の乗降をスムーズにするためにわざわざベビーカーと共に一度降りたのだ。

私は電車に乗る機会が割と少ない。
絶対乗れないってほどでもないけど、気合いを入れないと乗れない。

世の中で電車のベビーカー問題があるのは知っている。
この日、彼女を誰も助けたりしないんだなと思った。
たまたま見た光景だから、これも現実にあったとだけ記しておく。

私も満席なら、腕が上がらず吊り革が使えないので、できればドア際がありがたいなと、ベビーカーママさんがもう一度乗るとも考えず、キープしていた。すみません。

ママさん、ベビーカーの子のお姉ちゃんと見られる未就学児だろう少女も連れていた。
こ、これはお母さんお一人で移動するのは大変だわ。

ということで、

ドアの壁側の方が少しはいいですか?

と、声をかけてみた。


子育てのこと、わからなくて、何していいかわからなくてすみません。

でも、ビンゴ!お姉ちゃんの方もどこかに掴まれないと揺れる電車つらいよね。
非力だからよいしょってお手伝いはできなくてごめんね。

でも、その方がありがたいですってお母さん伝えてくれたから、ベターなポジション譲れました!

その後、途中駅での乗り降りがあっても、ヘルプマークの私もベビーカーもスルー。

海外の方々かな、大きなスーツケースがゴロゴローってしてた。

にしても、みんなだって余裕なんてないよね。
部活で疲れてるとか、仕事のための移動とか。
立ち仕事疲れたとか、具合悪くて…とか色々ある。
私も立ち仕事の時そう思ったこともある。

私は体は疲れてないけど、力がないから何も出来なかった。
ちょっと移動しただけ。

弱い人は他の人を簡単には助けられないんだな、ってちょっと思った。
助けたいって意思を伝えるにはやっぱり行動でしか示せない場面があるなと複雑に思うことがあったので、鮮度の高いうちに書いておく。 

私が元気になれたら、もっと困ってる人のことも助けられるようになりたい。

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