心の臓




君と歩く。君に生かされる。


私は君の奴隷だと思っていた。


やりたいことはできない。


行きたいとこには行けない。


私の前には必ず君がいたから。


君は私の人生の管理者だと思っていた。


だけど違った。


君は私を守ろうとしてくれていただけだった。


私はそれに気付くまでに随分時間をかけてしまった。


これまでにたくさん君を痛めつけてしまった。


だいぶ遅れてしまったけど、今度は私が君を守る番だね。



君と私がひとつになれた時、


君は私の道標となった。


君は私を生かす。最も味方だった。


君がこの身を歩かせる。


私が君を連れて生きる。


だからこれまでのことも忘れずに持って行く。


蓋をせずに共にある。


私は君と共にある。















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