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フィレンツェ観光② 歩いてたら色々売りつけられそうになった話

今回はフィレンツェ2日目の思い出を残します!
フィレンツェ2日目は、2つの美術館を巡り、革製品を見に行ったりしました。


ヴェッキオ宮殿の博物館

まず最初に訪れたのはヴェッキオ宮殿
チケット売り場に行くと、ヴェッキオ宮殿のチケットと美術館のチケットがセットで売られていたので、そのチケットを購入しました。
2枚のチケットが発券されたので、宮殿の見学エリアと美術館の見学エリアの2つのエリアに別れているのかな?と思っていましたが、入り口に行くと同時に2つのチケットの提示を求められました。

中に入って分かったのですが、豪華な内装の宮殿の中にたくさんの美術品が飾られていたので、宮殿と美術館を同時に見学できるといった感じでした。

豪華な宮殿の中で様々な美術品を堪能できます

宮殿と美術館のチケットの他に、「アルノルフォの塔」という宮殿内の塔の見学チケットも売られていたので、もし塔の見学もしたい場合はそちらのチケットの購入も必要になります。

私たちはアルノルフォの塔専用のチケットが必要なことを知らずに、長い階段を登ってしまい、頂上で中に入れないことを知り無駄な体力を消耗してしまったので、塔に登りたいと考えている人はチケット売り場で宮殿と美術館のチケットだけではなく、塔のチケットを買うことも忘れないでください!
「アルノルフォの塔」に登ると、フィレンツェの奇麗な街並みを一望することができ、塔に登る階段の途中には牢屋もみることができます。

「ローマ時代の半円劇場の跡」もあったようですが、その存在を知ったのは日本に帰ってきてからでした…涙


ウフィツィ美術館

続いて訪れたのは、「ウフィツィ美術館」です。
こちらのウフィツィ美術館では、サイゼリアの壁に飾られている絵画の本物を見ることができるということで、日本にいるときからかなり楽しみにしていました。

チケットはWEBで事前に買うよりも現地で買った方が4€安いので、2、30分並んで現地で購入しました。
さらにチケット購入後の手荷物検査でも並び、館内に入るまでにかなりの時間を要したので、ある程度時間に余裕を持って訪れた方がいいかもしれません。

ウフィツィ美術館から見た景色が素敵だった!
本当はサイゼの絵を載せたいけど、著作権にひっかかりそうだからやめておきます…涙

チケット売り場のすぐ近くに、カバンやストールを売っている露店があったので、チラッと見学していると、店主に「どれが気になっているのか?」と聞かれたので答えたところ、「これは大きなショッピングモールでは100€で売ってるけど、うちは特別に仕入れているから50€で売っているんだよ。」と言いながら、「買う」なんて言っていないのに勝手に袋に詰めだしました。

そこで慌てながら「買わない」と断ったのですが、袋に詰めて渡してきそうになったので、そのままその場を離れました。
すると「あと5分だけ時間をちょうだい」と言いながら少しだけ追いかけて来ましたが、少しするとすぐに店に帰って行ってくれました。

ちなみにそのカバンは街にある露店の多くの店でも売られていて、別の店では25€で売られていました。
大きなショッピングモールでは100€で売られているというのは本当だったのでしょうか!?

野菜のグリル

美術館の帰りに食べた野菜のグリルがとても美味しかったです。
イタリアの観光地は、やはりイタリア料理のレストランがほとんどのため、必然的に毎食イタリアンになっていて、少し飽きてきてしまっていたので、久しぶりにイタリアンではない料理を食べれて嬉しかったです。

ドゥオモ大聖堂

野菜のグリルをいただいたレストランを出るとすぐに見えてくるのが、フィレンツェのシンボルである「ドゥオモ大聖堂」
「サンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂」というのが正式名称で、ドゥオモ大聖堂というのはサンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂の3つある建築物の1つの建物の名称だそうです。
大聖堂の他に、洗礼堂と鐘楼の3つの建物で成り立っているようです。

これまで訪れたキリスト教の教会の外観は、白を基調としたシンプルなデザインの外観が多かったのですが、華やかな柄で装飾されています。

洗礼堂

大聖堂の前での写真撮影を終え、聖堂の中に入ろとすると入り口の前に大行列ができていました。
「こんなに並ぶのかぁ」なんて思いながらチケット売り場に向かうと、「今日の分のチケットはもう無い」と言われてしまいました
ヴェネチアのサンマルコ寺院にも顔のペイントが原因で入れなかったので、フィレンツェでは教会に入りたかったのですが、残念ながら今回も教会に行くことができませんでした…。
(結局イタリアの教会にはどこにも入れませんでした…涙)

こちらは鐘楼

ちなみに大聖堂のチケットは、事前にオンラインでも購入できるそうです。ドゥオモ大聖堂はフィレンツェの象徴的な建物で観光客にとても人気なため、旅行の計画を立てる時点で購入しておいた方が確実かもしれません。


革製品を見にアリエント通りへ

ドゥオモ大聖堂を見学できず、予想外の時間ができたので「フィレンツェといえば革製品!」ということで、革製品を取り扱った露店がたくさん並ぶ「アリエント通り」へ行くことにしました。

アリエント通りの様子

こんな感じで、革のカバンや財布から、ライダースなどを扱う露店が何十店舗も軒を連ねていました。

何十店舗も店はあるのですが、よく見ると同じ製品がかなりの確率で置かれていたので、「欲しい!」と思った商品を見つけても、すぐには購入せずに他の店舗も回って同じ製品がさらに安く売られていないかを確認してみるといいと思います。

ちなみにこのアリエント通りの露店に、さきほどウフィツィ美術館の近くの露店で「大型ショッピングモールの半額だ」と、売りつけられそうになったカバンが、その露店の更に半額で売られていました。
本当はいくらで売れる商品なのか気になるところです。

このアリエント通りを歩いて商品を見て回っていると、露店の店主に話しかけられ、先ほどと同様半ば強引に商品を売られそうになることが幾度かありました。
「見ているだけだ」や「他の店もチェックしたい」と言っても、なかなか帰そうとはしてくれませんでした。

正直、「これはイタリア製品なのかな?」と思うような商品もいくらかありましたが、店舗によってはライターで炙っても燃えないということを実演してくれ、イタリアの高品質のものだということを証明してくれたりもしました。

お店によっては値切りもしてくれるようでした。

私たちは気に入った商品が無かったので帰ることにしたのですが、露店の店主たちの客引きが激しかったので、露店の裏から帰ろうと思い、裏側に回ったところ、なんと露店に隠れた革製品のお店が軒を連ねていました

こちらは露店ではなく建物の1階に店舗を構えたタイプのお店で、正直露店の製品に比べて、高品質のものが多く、確実にイタリア製の革製品を手に入れることができるような感じがしました。

お値段に関しては、露店に比べて高めです。

それにしても、声掛けを避けて露店の裏側に回らなかったら、まさかあの通りに露店以外の革製品の店舗があるとは思わなかったので、露店の方たちは店同士の間をあけて奥にある店舗も見えるようにするなど配慮をしてあげてほしいな…。


ミケランジェロ広場からの絶景

アリエント通りで時間を潰せたので、日の入りが見れる時間に合わせて「ミケランジェロ広場」に向かうことにしました。

このミケランジェロ広場は、中心地であるフィレンツェ歴史地区からは少し離れた丘の上にあるため、バスに乗って移動しました。
フィレンツェでは、バスやトラムのチケットをタバコ屋さんで買うのですが、地図を読み間違えて薬局で「チケットをください」と言ってしまい、あきれられてしまいました…汗

無事にチケットをゲットしたのでバスに乗ってミケランジェロ広場の最寄りまで行ったのですが、なんと私たちの調べたルートのバスは、丘の下で降ろされてしまい、自分たちで丘を登らなくてはいけなくなってしまいました。

ルートによっては丘の上まで連れて行ってくれるバスもあったのでしょうか!?バスで行かれる方はよく調べてみてください…。
ただ道中1度も丘を上がっていくバスを見なかったことと、大勢の人が丘を登っていたことを考えると、丘の上まで連れて行ってくれるバスは無いのかもしれません…。


頑張って丘を登ってミケランジェロ広場に到着して1番最初に見えてきたの
「ダビデ像」

ミケランジェロ広場のダビデ像


こちらは日本にいるときから楽しみにしていました!が、思ったよりダビデ像の写真を撮っている人は少ない…。
調べてみるとフィレンツェにはダビデ像が3体おり、本物のダビデ像は「アカデミア美術館」にあり、このミケランジェロ広場にあるダビデ像はレプリカだそう。
ちなみに「シニョーリア広場」にあるダビデ像もレプリカだそう。

そりゃあ写真撮ってる人が少ないわけだ、。どうせなら本物を見たかったですが、レプリカとはいえダビデ像を見ることができて満足です。
次に旅行に行く際は、ちゃんとリサーチします…(笑)

ダビデ像の見学を終えさらに奥に進むと、絶景が広がります!

写真だと魅力が半分も伝わらない…涙

写真だと魅力が伝わりきらないのですが、本当に絶景でした。
フィレンツェの茶色で統一されたシックな街並みが一望でき、フィレンツェで1番、いやいや今まで見た景色の中で1番気に入りました!!

実はフィレンツェは、この美しい街並みを守るために、建築条例で屋根の色から窓枠の色まで細かく指定されているのだそう。
おかげでとんでもない絶景を2024年でも見ることができます!

フィレンツェを訪れたからには、ミケランジェロ広場に行かないという選択肢はありません。フィレンツェに行った際は、是非このミケランジェロ広場にも行ってみてくださいね!

もし訪れる際は、日の入りの少し前の時間帯に来ることをおススメします!
明るい状態でしっかりとこの美しい街並みを記憶に刻み、だんだんと日が沈んでいく絶景まで堪能することができるからです!

日没の様子



日本人シェフのお店にイカ墨パスタを食べに行く

ミケランジェロ広場で綺麗な景色を堪能していたら、気づいたら18:00ごろになっていたので夕飯を食べに行くことにしました。

私が好きなインスタグラマーの方が紹介していた、日本人シェフの方が経営されているレストランに行くことにしました!

レストランに向かうために丘を下らなければいけなかったのですが、丘を下るのは登るのより楽ではあるけれど、膝への負担が大きい…。
膝を気遣いながら10分ほどかけて丘を下り、川沿いを歩いていると、まだ辺りが暗くなりきっていない青みがかった綺麗な景色を見ることができました!

そんな綺麗な景色を見ながらレストランに向かって歩いていましたが、そのレストランがあるのが歴史地区から少し離れた場所なので、細い道で人が少なく、「帰りが心配だな」なんて感じていました。

そんなことを考えながら15分ほど歩いていると、お目当てのレストランを見つけしました!!

オープン時間ぴったりに着いたので、私たちが1組目のお客さんでした!
店内に入ると、日本人の女性のスタッフの方がいらっしゃり、予約なしでも入れるか確認をしてくれました。

予約なしでも入れるとのことだったので、イタリア人の愛想のいい店員さんが私たちを席に案内してくれ、日本語のメニューを渡してくれましたが、私は日本にいる時から、「このレストランではイカ墨パスタを食べる!」と決めていたので、特にメニューを見ることはなかったです。

念願のイカ墨パスタ

正直イカ墨パスタがここまで美味しいとは思わなかったです。
イカやエビ、あさりなどのシーフードが苦手なので、イカ墨パスタも今まで避けてきたのですが、イカ墨パスタはイタリア発症のものでもあるので挑戦してみようと思いたべてみたら、思いの外美味しかったです!(イカとイカ墨はまた違うと思いますが…)

あまりにも美味しかったので、ここのレストランはデザートも美味しいに違いないということで、ティラミスも頼んでみました!!
もちろん予想通り美味しかったです!!

絶品のティラミス

私たちが店に入った後も、続々とお客さんがやってきたのですが、日本人がとても多く、隣の席もそのまた隣の席も、さらにその隣の席も日本人で、ここは日本なのかと錯覚してしまいました(笑)

こんな感じで、ヨーロッパ旅行5日目も絶景の景色や美味しいものをたくさん食べることができて、最高の1日になりました!

ちなみに、レストランのある通りが行きは人通りが少なかったため、帰りを心配していましたが、何故だか夜遅くなると人通りが増え、不安を覚えることなく帰ることができました!

フランスに行くために空港に向かう

ヴェネチア、フィレンツェとイタリアを満喫したら、次の5日間はフランスを観光する予定を立てていました!

そこで旅行6日目の朝は、シャルル・ド・ゴール空港に行くために、フィレンツェの空港に向かう必要があったので、Googleマップに指示されたバス停に行ってみると、このバス停は2月に閉鎖されたという張り紙が…

でも「Googleが『ここだ』と言ってるということは、貼り紙を剥がし忘れただけなのかな?」など色々考えましたが、全くバスが来る気配がなかったので、近くで談笑していたマダムに勇気を出して話しかけてみました!語学力が低いため、Google翻訳機を駆使しながら質問したのですが、翻訳機が上手く機能せず、せっかく親切に教えてもらったにもかかわらず、結局何を言っていたのか理解できなかったので、仕方なく15kgのスーツケースを持って20分ほど歩くことにしました😇

しかもフィレンツェ(というかヨーロッパ全般ですが)は石畳の道路が多いので、車輪がうまく転がらず、そのうえチェックインの締切時刻のことなども考えて、すごく気持ちが焦ったのを覚えています。

そんな風に気持ちが焦りつつも、なんとか無事にトラムの駅につき、トラムに乗ることができました。

ほんの数駅ほどで、フィレンツェ歴史地区のシックな街並みは見ることができなくなり、普通のアパートやスーパーマーケットなどが見えるようになりました。
さらに少し行くと沼地や山などが見え始めました。

フィレンツェ歴史地区から少し外れると普通の街並みに…
空港近く

もちろん観光地の素敵な街並みも大好きですが、こういう現地の人の暮らしが見える街並みを見るのも結構好きだったりします。

無事に空港につき、チェックインカウンターに着くと、オーバーブッキングが発覚するなどのハプニングはありましたが、なんとか無事、フランスのシャルル・ド・ゴールに着くことができました。

次回はフランスでの思い出を綴りたいと思います!

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